伊豆川浅吉

伊豆川 浅吉(いずかわ あさきち、1903年明治36年)11月3日 - 1968年昭和43年)8月24日)は、日本の水産学者歴史学者。元東京水産大学教授。専門は漁業史、水産経済学。

略歴

1903年11月3日、神奈川県小田原市に生まれる。1922年4月に横浜高等工業学校応用化学科に入学[1]し、1925年3月に卒業[2][3]1927年に旭水産に入社し、1928年に小田原市場に入社する。

1935年法政大学経済学部を卒業[4]し、1937年に法政大学大学院を修了、小野武夫に師事する。アチック・ミューゼアム研究所員、東京帝国大学助手を経て、1948年鹿児島水産専門学校教授(後の鹿児島大学水産学部)に就任する[5]1950年、『日本鯨漁業の経済的研究』で農学博士九州大学)を取得する[6]1954年に東京水産大学教授に就任し、1967年に退官する。

1968年8月24日に死去する、64歳没。

著書

  • 『土佐捕鯨史』(上・下)(日本常民文化研究所、1943)
  • 『日本鰹漁業史』(上・下)(日本常民文化研究所、1958)

共著

編集

  • 『土佐鰹漁業聞書』(アチックミューゼアム、1936) 

参考文献

  • 『日本史研究者辞典』(吉川弘文館、1999)
  • 鹿児島水産専門学校 編「鹿児島大学鹿児島水産専門学校職員名簿」『五週年記念誌』鹿児島水産専門学校、1951年、268-274頁。 NCID BN09335987 
  • 山口和雄「伊豆川浅吉さんとその業績」『漁業経済研究』第17巻第2号、漁業経済学会、1969年、70-73頁、NAID 40000755547 

脚注