北川本家

株式会社北川本家(きたがわほんけ)は京都府京都市伏見区にある酒類醸造会社である。創業は明暦3年(1657年)以前と伝えられている[1]。会社設立は昭和11年[2]

株式会社北川本家
種類株式会社
市場情報非上場
本社所在地日本の旗 日本
612-8369
京都府京都市伏見区村上町370-6
設立1936年5月29日
業種食料品
法人番号8130001014193 ウィキデータを編集
事業内容清酒、焼酎、リキュールの製造ならびに販売
代表者代表取締役 北川幸宏
資本金2,965万円
外部リンクhttp://www.tomio-sake.co.jp
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概要

江戸時代から続く伏見の老舗酒蔵である。現在の主要銘柄は富翁で、昭和58年(1983年)に全国新酒鑑評会に初出品し、2015年2月時点で金賞を15回受賞している[3]。越前糠氏を筆頭に120人いた蔵人は現在8名のスタッフで酒造りが行われている[4]

銘柄

日本酒

  • 富翁 (とみおう)
ラベルにおいてはローマ字では「TOMIO」[5]、カタカナでは「トミオー」と表記される場合がある[6]。「純米大吟醸 全量山田錦」のラベルには「Since 1657」の表記があるが[5]、伏見酒造組合の理事長を務めた北川三右衛門(北川本家 第10代目当主)[7]が四書五経の中にある語句「富此翁」から、1910年(明治43年)に「富翁」と名付けた[8]。当初はふうおう(フーオー)と呼んでいたが、戦後頃から「とみおう(トミオー)」の読みへ変化している[9]。平成15、17、18、19、21、23、25、26、27、28年度酒造年度全国新酒鑑評会金賞[10][11][12][13][14][15][16][17][18][19]、平成16、20、24年度酒造年度全国新酒鑑評会入賞[20][21][22]
  • 乾風(あなぜ)
  • ふり袖
1910年に伏見区向島橋詰町の旧蔵元で醸造を開始し、1944年に向島の北川家を中心に5つの酒蔵(北川家、橋本家、竹谷家、大八木家、谷家)が合併して向島酒造株式会社が設立され「ふり袖」の製造を引き継ぎ[9]さらに1989年に山本本家を中心に5つの酒蔵(山本本家(神聖)、向島酒造(ふり袖)、平和酒造(慶長)、豊澤本店(豊祝)、鶴正酒造(鶴正宗))が参画し、伏見銘酒協同組合を設立し、販売は自社で行いながら、旧山本本家の蔵で集約醸造を行っていたが、2010年に北川本家が再び引き継いでいる[23]
  • 京の雅

単式蒸留(焼酎)

  • 頑固
  • はんなり

リキュール

  • はんなり京梅酒

所在地

〒612-8369 京都市伏見区村上町370-6

脚注

参考文献

  • 山口昭三『酒蔵資料集』
  • 伏見醸友会『伏見酒(I) 伏見醸友会誌第9号』1980.7
  • 白井喜之介『京の味 伏見の酒』1961

関連項目

外部リンク

東経135度45分24秒 / 北緯34.932444度 東経135.75667度 / 34.932444; 135.75667