南今庄駅

福井県南条郡南越前町にあるハピラインふくいの駅

南今庄駅(みなみいまじょうえき)は、福井県南条郡南越前町南今庄にある、ハピラインふくいハピラインふくい線である。

南今庄駅
駅入口(2024年3月撮影)
みなみいまじょう
Minami-Imajō
敦賀 (16.6 km)
(2.6 km) 今庄
地図
所在地福井県南条郡南越前町南今庄7-10
北緯35度45分27秒 東経136度11分5秒 / 北緯35.75750度 東経136.18472度 / 35.75750; 136.18472 (南今庄駅) 東経136度11分5秒 / 北緯35.75750度 東経136.18472度 / 35.75750; 136.18472 (南今庄駅)
所属事業者ハピラインふくい
所属路線ハピラインふくい線
キロ程16.6 km(敦賀起点)
米原から62.5 km
電報略号ミヨ[1]
駅構造地上駅
ホーム2面2線
乗車人員
-統計年度-
13人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日1962年昭和37年)6月10日[1][2]
備考無人駅[2]
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概要

北陸本線近代化計画により敦賀駅 - 今庄駅間を北陸トンネル掘削により短絡することになったが、路線変更のためかつての杉津駅経由路線の沿線住民との折衝は慎重に行われた。新保駅・杉津駅は代替駅の建設が地形的に不可能であったが、大桐駅の代替駅としては旧駅より2km今庄寄りになるものの北陸トンネルの出口に設定することになり新線開通に合わせ開業した[2][3]。ただし、代替バスは今庄 - 大桐間である。

最初、地元住民は当時の地名「帰」(かえる)に因んだ「帰山」(かえるやま)または「加比留山」(かひるやま)を駅名にと望んだが、結局は現駅名に落ち着き[4]、当駅開業の翌年1963年に、当駅の所在する大字も「帰」から「南今庄」に改められた[5]

歴史

駅構造

ホーム(2024年3月撮影)

相対式ホーム2面2線[1]を持つ山の斜面を利して築堤を構築し作られた高架駅である。

北陸新幹線敦賀延伸までは、JR西日本金沢支社の福井地域鉄道部管理の無人駅で、駅舎はなくホームとホーム中ほどにある待合所が設置されている[3]

駅構内には自動券売機は設置されていないが、ICカード専用の簡易改札機のみ設置されている[6][8][10]

ホームは嵩上げされていない。分岐器絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。出入口は下りホーム敦賀寄りにあり、互いのホームは構内踏切で結ばれている[1][3]

のりば

のりば路線方向行先
1ハピラインふくい線下り福井金沢方面[18]
2上り敦賀方面[18]

利用状況

「福井県統計年鑑」によると、近年の1日平均乗車人員は以下のとおり。

年度1日平均
乗車人員
1997年46
1998年46
1999年43
2000年47
2001年40
2002年36
2003年36
2004年34
2005年33
2006年28
2007年23
2008年23
2009年18
2010年20
2011年18
2012年19
2013年18
2014年18
2015年16
2016年13
2017年13
2018年13[19]
2019年13

駅周辺

北陸トンネルを出てすぐの場所にあり、駅付近は福井県道207号線と並行する(※この県道に関する付記は後述)。ホームそばには「北陸トンネル出口300M」と書いた看板が設置されている[1]。かつては駅裏側に小さなスキー場があったが、現在は営業していない[いつ?]

  • 南今庄休憩所 - 駅前にあり、待合室とトイレが設置されている。パークアンドライド用の駐車場を兼ねる[3]
  • 鹿蒜一里塚跡
  • 福井県道207号今庄杉津線
  • 鹿蒜川

バス路線

「JR南今庄駅」停留所から下記の路線が発着する。

今庄住民利用バス[20]
注記
  • 定期運行は火曜・木曜に1往復のみ[21]。他はすべて予約運行となるが、日曜と祝日および年末年始12月29日から翌年1月3日)は全便運休となる[21]
  • 予約運行のうち、朝の1便は[JR今庄駅 → 今庄小学校]間を延長運行する[21]

その他

  • 下りホーム脇の福井県道207号今庄杉津線は杉津廻りだったころの北陸本線の線路跡となっている[3]。ただし、新旧分岐点はここではなく、今庄駅手前の207号線踏切付近である(県道は廃線上に建てられた建物につきあたるところで東側に折れ北陸本線を踏切で跨ぐが、県道をそのまま北陸本線まで伸ばした地点が分岐点)。
  • 隣の敦賀駅とは北陸トンネルを挟んで16.6km離れているが、これはハピラインふくい線内では最長の駅間距離であり、JR西日本時代においては同社の在来線で最も駅間距離が長い区間であった[22]。2024年3月現在では山陽本線上郡駅-三石駅間(12.8km)が最長。

隣の駅

ハピラインふくい
ハピラインふくい線
快速
通過
普通
敦賀駅 - 南今庄駅 - 今庄駅

脚注

注釈

出典

参考文献

  • 川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第5巻 米原駅 - 加賀温泉駅』講談社、2010年8月20日。ISBN 978-4-06-270065-8 
  • 『週刊JR全駅・全車両基地 18 北陸本線②(森本〜米原) 越美北線』朝日新聞出版、2012年12月9日。 

関連項目

外部リンク