南今庄駅
南今庄駅(みなみいまじょうえき)は、福井県南条郡南越前町南今庄にある、ハピラインふくいハピラインふくい線の駅である。
南今庄駅 | |
---|---|
駅入口(2024年3月撮影) | |
みなみいまじょう Minami-Imajō | |
◄敦賀 (16.6 km) (2.6 km) 今庄► | |
所在地 | 福井県南条郡南越前町南今庄7-10 |
所属事業者 | ハピラインふくい |
所属路線 | ■ハピラインふくい線 |
キロ程 | 16.6 km(敦賀起点) 米原から62.5 km |
電報略号 | ミヨ[1] |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- | 13人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1962年(昭和37年)6月10日[1][2] |
備考 | 無人駅[2] |
概要
北陸本線近代化計画により敦賀駅 - 今庄駅間を北陸トンネル掘削により短絡することになったが、路線変更のためかつての杉津駅経由路線の沿線住民との折衝は慎重に行われた。新保駅・杉津駅は代替駅の建設が地形的に不可能であったが、大桐駅の代替駅としては旧駅より2km今庄寄りになるものの北陸トンネルの出口に設定することになり新線開通に合わせ開業した[2][3]。ただし、代替バスは今庄 - 大桐間である。
最初、地元住民は当時の地名「帰」(かえる)に因んだ「帰山」(かえるやま)または「加比留山」(かひるやま)を駅名にと望んだが、結局は現駅名に落ち着き[4]、当駅開業の翌年1963年に、当駅の所在する大字も「帰」から「南今庄」に改められた[5]。
歴史
駅構造
相対式ホーム2面2線[1]を持つ山の斜面を利して築堤を構築し作られた高架駅である。
北陸新幹線敦賀延伸までは、JR西日本金沢支社の福井地域鉄道部管理の無人駅で、駅舎はなくホームとホーム中ほどにある待合所が設置されている[3]。
駅構内には自動券売機は設置されていないが、ICカード専用の簡易改札機のみ設置されている[6][8][10]。
ホームは嵩上げされていない。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。出入口は下りホーム敦賀寄りにあり、互いのホームは構内踏切で結ばれている[1][3]。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■ハピラインふくい線 | 下り | 福井・金沢方面[18] |
2 | 上り | 敦賀方面[18] |
利用状況
「福井県統計年鑑」によると、近年の1日平均乗車人員は以下のとおり。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1997年 | 46 |
1998年 | 46 |
1999年 | 43 |
2000年 | 47 |
2001年 | 40 |
2002年 | 36 |
2003年 | 36 |
2004年 | 34 |
2005年 | 33 |
2006年 | 28 |
2007年 | 23 |
2008年 | 23 |
2009年 | 18 |
2010年 | 20 |
2011年 | 18 |
2012年 | 19 |
2013年 | 18 |
2014年 | 18 |
2015年 | 16 |
2016年 | 13 |
2017年 | 13 |
2018年 | 13[19] |
2019年 | 13 |
駅周辺
北陸トンネルを出てすぐの場所にあり、駅付近は福井県道207号線と並行する(※この県道に関する付記は後述)。ホームそばには「北陸トンネル出口300M」と書いた看板が設置されている[1]。かつては駅裏側に小さなスキー場があったが、現在は営業していない[いつ?]。
バス路線
「JR南今庄駅」停留所から下記の路線が発着する。
- 今庄住民利用バス[20]
- 大桐線
- 大桐区センター / JR今庄駅
- 注記
その他
- 下りホーム脇の福井県道207号今庄杉津線は杉津廻りだったころの北陸本線の線路跡となっている[3]。ただし、新旧分岐点はここではなく、今庄駅手前の207号線踏切付近である(県道は廃線上に建てられた建物につきあたるところで東側に折れ北陸本線を踏切で跨ぐが、県道をそのまま北陸本線まで伸ばした地点が分岐点)。
隣の駅
脚注
注釈
出典
参考文献
- 川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第5巻 米原駅 - 加賀温泉駅』講談社、2010年8月20日。ISBN 978-4-06-270065-8。
- 『週刊JR全駅・全車両基地 18 北陸本線②(森本〜米原) 越美北線』朝日新聞出版、2012年12月9日。
関連項目
外部リンク
- 南今庄駅 - ハピラインふくい