徳島大学
徳島県徳島市にある国立大学
徳島大学(とくしまだいがく、英語: Tokushima University)は、徳島県徳島市新蔵町2-24に本部を置く日本の国立大学。1949年創立、1949年大学設置。大学の略称は徳大(とくだい)。
徳島大学 | |
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大学設置/創立 | 1949年 |
学校種別 | 国立 |
設置者 | 国立大学法人徳島大学 |
本部所在地 | 徳島県徳島市新蔵町2-24 北緯34度4分33.29秒 東経134度30分57.05秒 / 北緯34.0759139度 東経134.5158472度 東経134度30分57.05秒 / 北緯34.0759139度 東経134.5158472度 |
キャンパス | 新蔵(徳島市新蔵町) 常三島(徳島市南常三島町) 蔵本(徳島市蔵本町) |
学部 | 総合科学部 医学部 歯学部 薬学部 理工学部 生物資源産業学部 |
研究科 | 総合科学教育部 医科学教育部 口腔科学教育部 薬科学教育部 栄養生命科学教育部 保健科学教育部 先端技術科学教育部 ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部 ヘルスバイオサイエンス研究部 ソシオテクノサイエンス研究部 |
ウェブサイト | http://www.tokushima-u.ac.jp |
概観
大学概要
徳島大学は1949年、徳島県内の旧制学校6校を母体として成立した。現在は6学部、3研究部・7教育部を設置している。徳島大学の特徴として医学系学部の充実が挙げられる。1943年設置の徳島県立医学専門学校を母体とし四国の国立大学としては唯一新制大学設置時から医学部を有していた。また薬学部、歯学部を設置する四国で唯一の国立大学である。
2014年度ノーベル物理学賞受賞の中村修二を輩した工学部も主力学部として、2016年の改組までは中四国地区で最大の学生数が所属する工学部であった。工学部は2016年度以降は理工学部となった。
沿革
年表
- 1949年 - 徳島地区に所在する旧制官立教育機関(旧制徳島師範学校、旧制徳島青年師範学校、旧制徳島医科大学、旧制徳島医学専門学校、旧制徳島高等学校、旧制徳島工業専門学校)を統合した上で、新制大学の徳島大学設置(学芸学部、医学部、工学部の三学部)。
- 1951年 - 薬学部開設。
- 1954年 - 徳島大学工業短期大学部開設。
- 1966年 - 学芸学部を教育学部に改称。
- 1976年 - 歯学部開設。
- 1986年 - 鳴門教育大学開学に伴い、教育学部を総合科学部に改組。
- 1987年 - 徳島大学医療技術短期大学部開設。
- 1990年 - 教育学部廃止。
- 1994年 - 工業短期大学部を廃止し、工学部夜間主コース設置。
- 1996年 - 工業短期大学部廃止。
- 2001年 - 医療技術短期大学部を改組し、医学部保健学科を設置。
- 2004年 - 国立大学法人徳島大学を設立。
- 2006年 - 薬学部薬学科を6年制に移行、4年制学科の創製薬科学科を設置。助産学専攻科を設置。
- 2012年 - 助産学専攻科を廃止し、保健科学教育部に博士前期課程助産実践コースを設置。
- 2015年 - 4月1日、英語表記を「The University of Tokushima」から「Tokushima University」に変更。
- 2016年
- 「生物資源産業科学部」を新設し、総合科学部の3学科を「社会総合科学科」に統合、工学部を「理工学部」に改組。
- クラウドファンディングなどで研究への協力を求める一般社団法人「大学支援機構」を10月3日付で設立[1][2]。
- 2018年 - 産学連携のための月刊誌『企業と大学』創刊[3]。
- 2021年
基礎データ
所在地
- 新蔵キャンパス(徳島県徳島市新蔵町2-24、北緯34度4分11.9秒 東経134度33分35.4秒)(事務局)
- 常三島キャンパス(徳島県徳島市南常三島町1-1/2-1、北緯34度4分40.7秒 東経134度33分38.5秒)(総合科学・理工・生物資源産業学部)
- 蔵本キャンパス(徳島県徳島市蔵本町3-18-15/2-50-1/庄町1-78-1、北緯34度4分32.4秒 東経134度31分1.5秒)(医・歯・薬学部)
教育および研究
組織
学部
- 生物資源産業学部[注 41]
研究科
- ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部[7](旧 人間・自然環境研究科)
- 創生科学研究部門
- 公共政策科学分野
- 地域創生科学分野
- 環境共生科学分野
- 基礎科学研究部門
- 人文科学分野
- 人間科学分野
- 自然科学分野
- 創生科学研究部門
- 医科学教育部(旧 医学研究科)
- 医学専攻(4年制博士課程)
- 医科学専攻(修士課程、医学部医学科以外の4年制大学出身者が対象)
- 保健科学教育部
- 医歯薬学研究部[注 73]
- 医科学部門
- 生理系
- 病理系
- 研究分野:病態病理学、疾患病理学、生体防御医学、微生物病原学
- 社会医学系
- 内科系
- 外科系
- 口腔科学部門
- 薬科学部門
- 栄養科学部門
- 医科栄養学系
- 研究分野:分子栄養学、生体栄養学、食品機能学、予防環境栄養学、実践栄養学、代謝栄養学、臨床食管理学、疾患治療栄養学
- 医科栄養学系
- 保健科学部門
- 産官学連携部門
- 医科学部門
- 先端技術科学教育部(旧 工学研究科)[8]
- 知的力学システム工学専攻
- 建設創造システム工学コース
- 建設構造工学講座
- 環境整備工学講座
- 社会基盤工学講座
- 社会システム工学講座
- 機械創造システム工学コース
- 機械科学講座
- 機械システム講座
- 知能機械学講座
- 生産システム講座
- 建設創造システム工学コース
- 物質生命システム工学専攻
- 化学機能創生コース
- 物質合成化学講座
- 物質機能化学講座
- 化学プロセス工学講座
- 生命テクノサイエンスコース
- 生物機能工学講座
- 生物反応工学講座
- 化学機能創生コース
- システム創生工学専攻
- 電気電子創生工学コース
- 物性デバイス講座
- 電気エネルギー講座
- 電気電子システム講座
- 知能電子回路講座
- 知能情報システム工学コース
- 基礎情報工学講座
- 知能工学講座
- 光システム工学コース
- 光機能材料講座
- 光情報システム講座
- 電気電子創生工学コース
- 知的力学システム工学専攻
- ソシオテクノサイエンス研究部[9](旧 工学研究科)
- 情報ソリューション部門
- 情報システム工学大講座
- 計算機システム工学大講座
- 知識情報処理大講座
- 感性情報処理大講座
- 情報数理科学大講座
- 先進物質材料部門
- 機能性材料大講座
- 知的材料システム大講座
- 材料加工システム大講座
- 量子物質科学大講座
- エコシステムデザイン部門
- 資源環境デザイン工学大講座
- 社会環境システム工学大講座
- 社会基盤システム工学大講座
- 流域圏マネジメント工学大講座
- 社会マネジメント工学大講座
- ライフシステム部門
- 物質変換化学大講座
- 物質機能化学大講座
- 生命システム工学大講座
- 生命情報工学大講座
- 生命機能工学大講座
- エネルギーシステム部門
- エネルギー変換工学大講座
- エネルギー応用工学大講座
- エネルギー制御工学大講座
- 情報ソリューション部門
短期大学部
- (2001年10月、医学部保健学科に改組し、2002年度より募集停止)
附属機関
共同研究施設等
- 大学開放実践センター
- 疾患酵素学研究センター
- 情報センター
- 疾患プロテオゲノム研究センター
- アイソトープ総合センター
- 国際センター
- 藤井節郎記念医科学センター
- 全学共通教育センター
- 糖尿病臨床・研究開発センター
- 埋蔵文化財調査室
- 総合教育センター
- 環境防災研究センター
- 地域創成センター
- 研究支援・産学官連携センター
- AWAサポートセンター
- 農工商連携センター
附属図書館
- 本館
- 蔵本分館
附属病院
教育部または研究部附属の教育研究施設
- 医薬創製教育研究センター(薬科学教育部)
- 総合研究支援センター(医歯薬学研究部)
特別な組織
- 教育戦略室
- 研究戦略室
- 地域連携戦略室
- 国際連携戦略室
- 広報戦略室
- 情報戦略室
- 男女共同参画推進室
- 全学教育推進機構
- 大学運営支援室
- 病院運営支援室
事務局
その他の機関
- 四国産学官連携イノベーション共同推進機構
- 四国地区の5国立大学が連携し、大学の研究の活性化と四国地域の活性化を図るため、2013年10月に発足。
- 保健管理・総合相談センター
- 2014年1月に、保健管理センターと学生・職員相談室が統合され発足。
- 障がい者就労支援室
学生寮
宿泊施設
- しんくら会館(事務局敷地内)
- 青藍会館ゲストルーム(蔵本キャンパス)
- 長井記念ホール宿泊棟(蔵本キャンパス)
サテライトオフィス
研究
21世紀COEプログラム
21世紀COEプログラムとして、2件のプロジェクトが採択された。
- 2003年
- 学際、複合、新領域
- ストレス制御をめざす栄養科学
- 2003年
- 医学系
- 多因子疾患克服に向けたプロテオミクス研究
学生生活
サークル活動[10]
常三島地区
文科系サークル
- 交響楽団
- 演劇部
- 写真部
- 美術部
- 茶道部
- ギターアンサンブル部
- リーダークライス
- 文学クラブ(休止中)
- 東洋哲学研究会
- 書道部
- フルバンド部
- ポップス研究会
- 虎林図
- フォーク村(F・V・T)
- コンピュータクラブ
- イラストレーション研究部
- 放送研究会
- 邦楽部
- アストロラーブ
- 将棋部
- デジタルアート研究会
- 中国語サークル
- ハンドメイド部
- 競技かるた部
- アグリクラブ
- 作曲DTM研究部
- 狩猟サークルRevire Jact
- 麻雀サークルLiber
- ホスピタルアートクラブ
- KoreanClub
- らぱっと編集部(休止中)
- 学生ボランティア
- 就職支援団体ACTIVE
- 焼きものサークル(休止中)
- e-Sportクラブ
体育系サークル
- ヨット部
- 硬式庭球部
- 柔道部
- 男子バスケットボール部/女子バスケットボール部
- 卓球部
- 陸上競技部
- ソフトボール部
- サッカー部
- サイクリング部
- 弓道部
- 水泳部
- バドミントン部
- ソフトテニス部
- 男子バレーボール部/女子バレーボール部
- スキューバダイビング部
- 硬式野球部
- 拳法部
- ユースホステル部
- 空手道部
- 合気道部
- モダンダンス部
- ハンドボール部
- ゴルフ部
- アメリカンフットボール部
- 釣り部
- 男子ラクロス部/女子ラクロス部
- 軟式野球部
- フットサル部
- 自転車競技部
- 徳島大学サーフィン部
- ボルダリング部
- 自動車部
- ボート部
- ラグビー部
サポート系サークル
蔵本地区
文科系サークル
体育系サークル
- 蔵本弓道部
- 蔵本合氣道部
- 蔵本剣道部
- 蔵本空手道部
- 蔵本柔道部
- 蔵本硬式野球部
- 蔵本ソフトテニス部
- 蔵本バドミントン部
- 蔵本バスケットボール部
- 蔵本卓球部
- 蔵本ラグビー部
- 蔵本硬式庭球部
- 蔵本バレーボール部
学校行事[11]
- 五月祭(5月)
- 四国地区大学総合体育大会(6月~7月頃)
- 常三島祭・蔵本祭(11月)
- 中・四国国立大学連合演奏会・連合美術展覧会(11月~12月頃)
対外関係
他大学との協定
- 国内・学術交流等協定校
- 国際・学術交流等協定校
- テキサス大学ヒューストンヘルスサイエンスセンター(アメリカ合衆国テキサス州)
- フロリダ・アトランティック大学(アメリカ合衆国フロリダ州)
- 韓国海洋大学校(韓国釜山広域市)
- 慶北大学校(韓国慶尚北道大邱広域市)
- ソウル国立大学校(韓国ソウル特別市)
- 北京大学医学部(中国北京市)
- 北京郵電大学(中国北京市)
- 吉林大学(中国吉林省長春市)
- 西安交通大学(中国陝西省西安市)
- 哈爾濱医科大学(中国黒竜江省ハルビン市)
- 哈爾濱工業大学(中国黒竜江省ハルビン市)
- 同済大学(中国上海市)
- 南京大学(中国江蘇省南京市)
- 南通大学(中国江蘇省南通市)
- 武漢大学(中国湖北省武漢市)
- 四川大学(中国四川省成都市)
- モンゴル健康科学大学(モンゴル)
- マレーシアサインズ大学歯学部(マレーシア)
- ガジャ・マダ大学(インドネシア)
- ウェールズ大学スウォンジン校(イギリス)
- ハノーバー医科大学(ドイツ)
- バーゼル大学(スイス)
- オークランド大学 (ニュージーランド)
- モナシュ大学(オーストラリア)
- ヨルダン科学技術大学(ヨルダン)
- ゴンダール大学(エチオピア)
- 部局間学術交流等協定校
産学官連携
産学官連携を担う機関・施設として「研究支援・産官学連携センター」「とくしま地域産学官共同研究拠点」があり、「産学連携支援マッチング情報システム(MATCI)」を運用している[13]。
企業・自治体などとの協定
大学関係者と組織
大学関係者一覧
「徳島大学の人物一覧」を参照
脚注
注釈
出典
Wiki関係他プロジェクトリンク
関連項目
- ブラディッシュ - 徳島大学歯学部系との産学連携で設立されたベンチャー企業。
- アスティとくしま - 入学式や卒業式がここで行われることが多い。2007年には、大学の入学式が行われた。
- 阿波踊り
- e-Knowledgeコンソーシアム四国 - 四国内の8つの国公私大が連携し、情報通信技術を活用して四国の人材の育成を目指す。