成長痛

成長痛(せいちょうつう)とは、3‐12歳ごろの子供に繰り返し現れる痛みである[1]。主にふくらはぎ英語版から太ももにかけて現れ、夜によく見られるため、痛みで起床してしまう場合がある[1][2][3]

1823年のフランス人医師 Marcel Duchamp によって初めて報告された[3][4]

原因と症状

症状
膝・ふともも・ふくらはぎなどに見られる[1]。朝や夜などのゆっくりしている時間帯に現れる[1]。はれや炎症・骨の異常・筋肉の異常は見られない[1]。3か月程度で痛みはなくなるが、鎮痛薬などで痛みを止めることができ、お風呂やマッサージ、安心できる環境などで治っていく場合がある[1][5]
原因
原因は不明であり、成長期とは関係なく起きるため、別の用語が提案されていたりする[5]
ストレスや自律神経などが原因として挙げられる[1][5]

類似の例

  • 乳幼児期に見られる発作性の手足の痛みである小児四肢疼痛発作症は、成長痛と考えられることがある[6]
  • むずむず脚症候群も、成長痛と誤診される[5]

出典

関連項目

  • オスグッド・シュラッター病 - 足を主に使うスポーツに取り組む学生にみられる骨軟骨炎。
  • シーバー病英語版(踵骨骨端症、セーバー病) - 成長期の子供の踵の骨にある成長板の炎症。
  • 成長障害
  • 脊椎側彎症ショイエルマン病 - 子供が成長する時期の背骨にみられる。
  • 除外診断英語版 - 可能性がある病気を除外していく診断。筋肉・骨などにも異常が見られないため、最終的に成長痛という診断となる。
  • 気象関連痛英語版(天気痛)

外部リンク

分類
外部リソース(外部リンクは英語)