日蓮と蒙古大襲来

日本の映画

日蓮と蒙古大襲来』(にちれんともうこだいしゅうらい)は、1958年10月1日に公開された大映京都製作の映画作品。

日蓮と蒙古大襲来
Nichiren and the Great Mongol Invasion
監督渡辺邦男
脚本八尋不二
渡辺邦男
製作永田雅一
出演者長谷川一夫
音楽山田栄一
撮影渡辺孝
編集宮田味津三
製作会社大映京都
配給大映
公開1958年10月1日
上映時間2時間18分
製作国日本の旗 日本
言語日本語
製作費5億円[1]
配給収入3億512万円[2]
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概要

日蓮北条時宗を中心に蒙古襲来(元寇)を描いた作品。カラー映画

製作の永田雅一は熱心な日蓮宗信者であり、本作の構想に3年、脚本執筆に1年半費やしている[1]。永田は日蓮の生涯を描くことをライフワークと掲げており、1979年に再び日蓮を題材にした映画『日蓮』を製作している[3]。本作の特撮シーンの一部が『日蓮』の元寇のシーンに流用されている。

あらすじ

1200年代、伝説的な僧侶の日蓮が留学から帰国し、日本を道徳的危機から導き、新しい仏教の形を創ることでモンゴルの侵略者と戦う準備を整えた。彼は既存の仏教宗派やその政府支持者と衝突し、迫害されている。モゴール艦隊が日本上陸する前に日蓮は耐えることができるだろうか?

スタッフ

特殊撮影スタッフ関係

  • 助監督:黒田義之
  • 撮影:今井ひろし・築地米三郎
  • プロセス撮影:本間成幹
  • 照明:中岡源権
  • 移動効果:村若由春
  • 製作進行:田辺満

出演



エピソード

  • 監督の渡辺邦男は、「カット」を叫ぶ際、いつも被っている鳥打帽を地面に投げつけ、踏みにじる癖があった。本作の撮影では、クレーンに乗っての演出を忘れ、カットの際に思わず鳥打帽を投げた。しかし、当然帽子は地面に落下。続いての癖で帽子を踏もうとした渡辺も足を踏み外し、地面に落下。「カット」と叫んだものの、病院行きとなった。
  • クライマックスの海洋シーンでは、本作のために88548平方メートルの面積の巨大なオープンプールが作られた[1]
  • 2001年7月11日に放送された『その時歴史が動いた』の中で本作の弘安の役の映像が使用された(文永の役については当時の大河ドラマの映像を使用)。

映像ソフト

脚注

関連項目

外部リンク