檸檬 (さだまさしの曲)

日本のさだまさしの楽曲
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檸檬」(れもん)は、シンガーソングライターさだまさし1978年3月25日にリリースしたアルバム『私花集』の収録曲であり、8月10日にリリースしたシングル盤でもある。

檸檬
さだまさしシングル
初出アルバム『私花集
B面加速度
リリース
規格7インチシングル盤
ジャンルニューミュージック
レーベルワーナー・パイオニア
作詞・作曲さだまさし
プロデュースさだまさし
チャート最高順位
さだまさし シングル 年表
桃花源
(1978年)
檸檬
(1978年)
天までとどけ/惜春
(1979年)
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解説

檸檬

曲の舞台となった聖橋(2005年)

梶井基次郎の小説『檸檬』をベースに、舞台を御茶ノ水に置き換えた歌。歌詩に「聖橋からレモンを投げる」という描写があるが、さだはこの歌が「白線流し」のように、社会現象にならないかという希望と不安を抱いていた。他に梶井の小説から曲のイメージを得て作られた曲としては「桜散る」(『Glass Age』収録。『櫻の樹の下には』のイメージから)が挙げられる。

シングル盤リリースされた際には渡辺俊幸による新アレンジ[1]でリメイクされ、歌詩も一部変更がなされている。ライヴでは「檸檬」は渡辺俊幸のアレンジに基づいて演奏されることが多い。ただし歌詩は『私花集』ヴァージョンで歌われる。

前作のシングル盤「桃花源/晩鐘」もアルバム『風見鶏』からのシングル・カットであった。アルバムが違い、またテイクにも違いがあるとはいえ、2作連続シングル・カットはさだには珍しいことである。

キーはアルバム・テイク、シングル・テイクともホ短調であるが、シングル盤のインナー・スリーヴはイ短調で記譜されている。

シングル盤のインナー・スリーヴの表紙はさだが描いたお茶ノ水橋から眺めた聖橋のイラスト[2]が用いられた。

加速度

公衆電話から別れを告げる恋人の声に耳を傾けている歌。最後のコインが落ちた時に恋が終わる。作曲・編曲を担当した渡辺俊幸はビートルズを意識したと語っている。シングル盤ヴァージョンはイントロ前に雨の効果音が入る。

収録曲

SIDE 1

「檸檬」(作詩[3]・作曲:さだまさし、編曲:渡辺俊幸

SIDE 2

「加速度」(作詩:さだまさし、作、編曲:渡辺俊幸)

脚注

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