浅側頭動脈前頭枝

浅側頭動脈前頭枝(せんそくとうどうみゃくぜんとうし)は、頭頸部の動脈の一つ。曲がりくねりながら、前上方の前頭骨へと向かい、同部の筋肉外皮、頭蓋骨膜に栄養を供給し、眼窩上動脈や前頭動脈と吻合する。

動脈: 浅側頭動脈前頭枝
顔面および頭皮に分布する動脈。図の中央、耳介前面を上行する動脈が浅側頭動脈、頂で左右に分岐する2本のうち、図の右側(前頭部)に分岐するものが前頭枝、左が浅側頭動脈頭頂枝である。
頭部前面の解剖図
英語Frontal branch of superficial temporal artery
ラテン語ramus frontalis arteriae temporalis superficialis
グレイの解剖学書籍中の説明(英語)
起始
静脈
前頭葉静脈
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本血管または浅側頭動脈頭頂枝あるいはその両方を中大脳動脈皮質枝の枝に吻合させる手術は、もやもや病[1]、脳主管動脈閉塞[2]等、いくつかの疾患に対する治療法として知られる。

参考画像

脚注

関連項目

  • STA-MCA吻合術


この記事にはパブリックドメインであるグレイ解剖学第20版(1918年)559ページ本文が含まれています。