秋の鞍 (名古屋競馬)

名古屋競馬

秋の鞍(あきのくら)は、愛知県競馬組合が施行する地方競馬重賞競走SPI)である。正式名称は「サンケイスポーツ杯 秋の鞍」、サンケイスポーツを発行する産経新聞社が優勝杯を提供している。

秋の鞍
開催国日本の旗 日本
主催者愛知県競馬組合
競馬場名古屋競馬場
創設1979年
2023年の情報
距離ダート1500m
格付けSPI
賞金1着賞金800万円
出走条件サラブレッド系3歳オープン・全国地方交流
負担重量56kg、牝馬2kg減
出典[1]
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副賞は、サンケイスポーツ賞、(一社)JBC協会賞(グローリーヴェイズ号の種付権利)、東海地方公営競馬協議会会長賞、愛知県競馬組合管理者賞、開催執務委員長賞(2023年)[2]

概要

1979年にサラブレッド系4歳(現3歳)の東海(笠松・愛知)所属馬限定の重賞競走として創設。格付けはSPI(スーパープレステージワン)。2004年から2014年の中断期間を挟み、2015年に全国交流競走として再開している。施行距離は幾度か変更され、1980年1983年-1984年中京競馬場で施行されている。

競走名の通り、施行時期は秋に開催され、再開後は2015年から2018年は9月下旬、2019年は9月上旬、2020年からは10月に開催されている。

2019年からHITスタリオンシリーズに指定されている。

2022年からは名古屋競馬場の移転に伴い、ダート1500mへ距離が変更される[3]

2022年現在、楠賞の指定競走となっている。

条件・賞金等(2023年)

出走条件
サラブレッド系3歳、全国地方交流。他地区所属馬の出走枠は5頭以下と定められている。
負担重量
別定(56kg、牝馬2kg減)
賞金額
1着800万円、2着280万円、3着160万円、4着120万円、5着80万円、着外8万円[4]

歴史

  • 1979年 - 名古屋競馬場のダート1600mのサラブレッド系4歳(現3歳)の東海所属馬限定の重賞競走として創設。
  • 1980年 - 施行場を中京競馬場のダート1800mに変更。
  • 1981年 - 施行場を名古屋競馬場のダート1800mに変更。
  • 1983年 - 施行場を中京競馬場のダート1800mに変更。
  • 1985年 - 施行場を名古屋競馬場のダート1800mに変更。
  • 1990年 - 施行距離をダート1600mに変更。
  • 1997年 - 東海地区重賞格付け制度施行によりSPIIに格付け。
  • 2005年 - 開催を中断。2007年まで秋の鞍オープンとして施行。
  • 2015年 - 全国交流競走として再開。再開後はSPIに格上げ。
  • 2017年 - 3歳秋のチャンピオンシップに於いてカテゴリーBに指定され、ダービーグランプリを優勝した本競走の勝ち馬にボーナス賞金800万円が支給される。
  • 2018年 - 施行距離をダート1800mに変更。
  • 2020年 - 施行距離をダート1400mに変更し、3歳秋のチャンピオンシップ対象競走から外れる。
  • 2022年 - 名古屋競馬場の移転に伴い、施行距離をダート1500mに変更。

歴代優勝馬

2015年以降。

回数施行日距離優勝馬性齢所属タイム優勝騎手管理調教師
第26回2015年9月23日1600mバズーカ牡3園田1:42.8赤岡修次田中範雄
第27回2016年9月19日1600mカツゲキキトキト牡3愛知1:43.2木之前葵錦見勇夫
第28回2017年9月22日1600mポルタディソーニ牝3愛知1:43.7宮下瞳瀬戸口悟
第29回2018年9月26日1800mサムライドライブ牝3愛知1:58.4丸野勝虎角田輝也
第30回2019年9月3日1800mエムエスクイーン牝3愛知1:57.4今井貴大竹下直人
第31回2020年10月12日1400mヴァケーション牡3川崎1:29.1吉原寛人高月賢一
第32回2021年10月11日1400mトミケンシャイリ牡3愛知1:27.5今井貴大竹下直人
第33回2022年9月27日1500mアンティキティラ牝3高知1:35.1多田羅誠也別府真司
第34回2023年9月22日1500mナイトオブバンド牡3船橋1:34.6岡部誠米谷康秀

脚注・出典

注釈

出典

各回競走結果の出典