第24回日本フットボールリーグ

2022年に開催された日本フットボールリーグのリーグ戦

第24回日本フットボールリーグ(第24回 JFL 2022)は、2022年3月13日から11月20日まで開催された日本フットボールリーグ(JFL)のリーグ戦[1]奈良クラブが初優勝を果たした。

第24回日本フットボールリーグ
シーズン2022
優勝奈良クラブ(初)
昇格奈良クラブ
FC大阪
降格FC神楽しまね(退会)
試合数240
ゴール数597 (1試合平均2.49)
得点王日本の旗 浅川隼人奈良
(16得点)
最大差勝利ホーム試合
ロック 6-0 滋賀(第6節・5月11日)
最大差勝利アウェー試合
V大分 0-7 三重(第22節・10月19日)
最多得点試合
高知 3-5 マルヤス(第14節・7月3日)
最多連勝記録
7 - FC大阪(第16節 - 第23節)[注釈 1]
最多連続負け無し記録
12 - 奈良(第10節 - 第22節)[注釈 2]
最多連続勝ち無し記録
17 - 滋賀(第12節 - 第28節)
最多連敗記録
12 - 滋賀(第15節 - 第26節)
最多観客動員
16,218人 - 新宿 vs 鈴鹿
(第24節・10月9日)
最少観客動員
39人 - ロック vs 滋賀
(第6節・5月11日)
平均観客動員1,127人
2021
2023

キャッチフレーズは「ひと味違うプレーで魅せろ![2]

参加クラブ

2021年のJFLの結果によりいわきFCのJ3参入が確定し[3]、さらにJFL・地域リーグ入れ替え戦の結果によりCriacao Shinjuku関東サッカーリーグ1部からの参入とJFL17位のFC刈谷東海社会人サッカーリーグ1部への降格が確定。2020年以来2年ぶりに16クラブでのリーグ戦となる[4][5]。なお、2022年1月12日から「F.C.大阪」はチーム名を「FC大阪」へ改称した[6]。また、2022年2月1日から「松江シティFC」はチーム名を「FC神楽しまね」(エフシーかぐらしまね)へ変更した[7]

チーム名(正式名称)監督都道府県主なホームゲーム会場前年度成績J3L備考
Honda FC
(本田技研工業株式会社フットボールクラブ)
安部裕之[8]静岡県ホンダ都田サッカー場JFL 2位-
ヴェルスパ大分 山橋貴史[9]大分県昭和電工サッカー・ラグビー場JFL 3位
鈴鹿ポイントゲッターズ 三浦泰年[10]三重県AGF鈴鹿陸上競技場JFL 4位-2022年3月1日、
Jリーグ百年構想クラブ一時資格停止
2022年6月28日、
Jリーグ百年構想クラブ失格処分
FC神楽しまね 実信憲明[11]島根県松江市営陸上競技場JFL 5位-「松江シティFC」から名称変更
ソニー仙台FC
(ソニー仙台フットボールクラブ)
鈴木淳[12]宮城県みやぎ生協めぐみ野サッカー場JFL 6位-
FC大阪 塚原真也[13]大阪府東大阪市花園ラグビー場第2グラウンドJFL 7位「F.C.大阪」から名称変更
FCティアモ枚方
(FC TIAMO枚方)
小川佳純[14]大阪府たまゆら陸上競技場[15]JFL 8位-
ラインメール青森
(ラインメール青森FC)
柴田峡[16]青森県カクヒログループアスレチックスタジアムJFL 9位
奈良クラブ フリアン・マリン・バサロ[17]奈良県ロートフィールド奈良JFL 10位
ヴィアティン三重 樋口靖洋[18]三重県朝日ガスエナジー東員スタジアムJFL 11位
MIOびわこ滋賀 大槻紘士[19]滋賀県東近江市布引グリーンスタジアムJFL 12位-
高知ユナイテッドSC
(高知ユナイテッドスポーツクラブ)
吉本岳史[20]高知県高知県立春野総合運動公園球技場JFL 13位
FCマルヤス岡崎
(マルヤス工業株式会社フットボールクラブ)
井幡博康[21]愛知県マルヤス岡崎龍北スタジアム[22]JFL 14位-
東京武蔵野ユナイテッドFC
(東京武蔵野ユナイテッドフットボールクラブ)
依田博樹[23]東京都武蔵野市立武蔵野陸上競技場JFL 15位-
ホンダロックSC
(株式会社ホンダロックサッカー部)
宮路洋輔[24]宮崎県ひなた陸上競技場JFL 16位-入れ替え戦勝利により残留
クリアソン新宿
(Criacao Shinjuku)
成山一郎[25]東京都AGFフィールド 関東1部 優勝-昇格(地域CL2021 優勝・入れ替え戦勝利)
  •   のチームは2022年シーズン開幕当初にJリーグ百年構想クラブ認定済みのクラブ
  •   のクラブは2021年12月6日現在でJリーグ百年構想クラブを申請中・または継続審議中のクラブ
  • J3L=2022年9月27日にJ3ライセンスを発給されたクラブ[26]

監督交代

チーム名前監督退任日新監督就任日備考
FCティアモ枚方 小川佳純9月26日[27] 武田博行9月26日[27]内部昇格
MIOびわこ滋賀 大槻紘士9月27日[28] 東広樹10月5日[29] 

レギュレーション

リーグ・試合形式

[30]

  • 2年ぶりに16チームによるホーム・アンド・アウェー2回総当たり。
  • 90分の対戦により、勝ち点を勝利3、引き分け双方1、負け0を与える。

特別ルール

  • リーグ戦の成立基準は設けず、全試合消化を前提としてリーグ戦を行うことを目指すが、やむを得ない事情により全試合を消化できない場合はJFL理事会の審議によって決定する。但し順位決定にかかわる項目はチームにより選出された理事を除くJFLの理事・幹事による審議を経て理事会に提案・決定するものとする。
  • また選手の交代人数についても新型コロナウィルス対策と、過密日程による選手のケガを防ぐ観点から、1試合・1チームにつき5人まで(交代はハーフタイムを除き最大3回まで)とする(これに関しては国際サッカー評議会 (IFAB) の会議にて今後恒久的なルールとなる可能性がある。)
  • また依然としてコロナ感染が収束していない中で、選手の負担が大きいことや感染拡大防止のため、飲用水ボトルの共有を不可としている事情から、選手が給水しづらい事情を踏まえ、原則としてWBGT(湿球黒球湿度=気温・湿度・輻射などの周辺熱環境を総合して計測する暑さ指数)に関係なく、各試合前後半各1回づつの飲水タイムの時間を設けるものとする。但し、各チーム合意の場合はWBGT値が基準を超えない場合の範囲のみで飲水タイムを設けないことも可能とする(各チームの意見が合意できなかった場合は飲水タイムを設けるものとする)。この飲水タイムは2022年5月までをめどとして実施し、それ以後はその時点の状況を踏まえて再度検討するものとする。
  • Jリーグで2021年シーズンから試験的に導入されている「脳震盪による交代(再出場なし)の追加における試行」[31] についてはJFLでは行わない。

大会日程

2021年12月26日に発表された[1]

  • シーズン期間:3月13日 - 11月20日

できごと

  • 1月14日 - 開幕第2節までのカード及び青森のホーム開幕カードが発表[32]
  • 1月28日 - 1月14日に発表された試合の会場が発表[33]
  • 2月10日 - リーグのキャッチフレーズ[2] 並びに全日程・試合会場が発表[34]
  • 4月5日 - 2020年11月29日に開催された第22回日本フットボールリーグ第30節 ソニー仙台FC vs. 鈴鹿ポイントゲッターズ戦において、鈴鹿のクラブ幹部から監督・選手に対して八百長(敗退行為)に該当する指示があったと認定。監督・選手がこれを拒否したため試合は正常に行われS仙台が1-0で勝利したが、没収試合となり3-0でS仙台の勝利に変更。また鈴鹿には罰金500万円に加え、社長に1か月、オーナーに3か月、具体的に八百長を指示した元執行役員に2年間のサッカー関連活動の禁止処分が下された[35]
  • 6月28日 - この日行われたJリーグ理事会で鈴鹿ポイントゲッターズについて、ガバナンスの改善に至ると客観的に判断できうるまでの十分な体制構築が行われていないことから、処分解除条件を満たすことができないと判断し、鈴鹿ポイントゲッターズのJリーグ百年構想クラブの資格の失格を決定[36]
  • 10月9日 - この日行われた第24節クリアソン新宿 vs. 鈴鹿ポイントゲッターズ戦(国立競技場)は観客数は16,218人となり、JFL最多観客数記録を更新。これまでの記録は2008年3月の栃木SC vs. FC刈谷戦の13,821人[37]
  • 10月30日 - この日行われた第27節 FCティアモ枚方 vs. 鈴鹿ポイントゲッターズ戦で鈴鹿の三浦知良PKを決めて、55歳246日のJFL最年長得点記録を更新。これまでの記録は永井秀樹(当時FC琉球)の42歳50日[38]。三浦は11月12日に行われた第29節 FC大阪戦でもゴールを決め、記録を55歳259日に更新[39]
  • 11月5日 - この日行われた第28節1日目の結果により、奈良クラブがJリーグ(J3)への入会・加盟を確定させたことにより[40]、JFL退会が決定。
  • 11月20日 - この日行われた第30節の結果により、奈良クラブの優勝(初優勝)が決定。またFC大阪がJリーグ(J3)への入会・加盟を確定させたことにより[41]、JFL退会が決定。
  • 12月6日 - この日行われたJFL理事会で、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2022で優勝したブリオベッカ浦安と準優勝した沖縄SVの2023年度JFL入会を正式に承認[42]

試合の中止・延期

対戦カード当初予定日延期理由代替試合日備考
第1節しまね vs マルヤス3月13日しまね選手の新型コロナ感染[43]5月4日[43]
第3節鈴鹿 vs 新宿3月27日新宿選手の新型コロナ感染[44]6月15日[45]
第6節ホンダロック vs 滋賀4月17日ホンダロック選手の新型コロナ感染[46]5月11日[47]
第7節高知 vs 三重5月1日三重選手の新型コロナ感染[48]5月11日[49]
第8節三重 vs FC大阪5月15日FC大阪選手の新型コロナ感染[50]5月21日[51]
第9節マルヤス vs ソニー仙台5月29日マルヤス選手・スタッフの新型コロナ感染[52]7月13日[53]
第15節ホンダロック vs V大分7月9日V大分選手の新型コロナ感染[54]8月13日[55]
奈良 vs 枚方7月10日奈良選手の新型コロナ感染[56]8月19日[57]
第16節ソニー仙台 vs V大分7月17日V大分選手・スタッフの新型コロナ感染[58]8月31日[59]
第18節Honda vs 鈴鹿7月30日鈴鹿選手の新型コロナ感染[60]9月14日[61]
マルヤス vs ホンダロック7月31日マルヤス選手・スタッフの新型コロナ感染[62]8月31日[63]
第20節青森 vs Honda9月3日青森選手・スタッフの新型コロナ感染[64]10月2日[65]
奈良 vs FC大阪雷による試合中断[66]9月30日[67]前半終了0-0で中断のため90分の再試合[68]
第22節V大分 vs 三重9月18日台風14号接近の影響[69]10月19日[70]

結果

順位表

チーム昇格または降格
1奈良クラブ (C, P)30161134825+2359優勝、J3加盟
2FC大阪 (P)3017854734+1359J3加盟
3Honda FC3016864723+2456
4ラインメール青森3014973523+1251
5FCマルヤス岡崎3014794834+1449
6東京武蔵野ユナイテッドFC30146104933+1648
7ヴィアティン三重3012994329+1445
8ヴェルスパ大分30127114044−443
9鈴鹿ポイントゲッターズ30125133140−941
10ホンダロックSC30106143333036
11高知ユナイテッドSC3097143039−934
12FC神楽しまね (R)3097143242−1034退会
13FCティアモ枚方3095164050−1032
14ソニー仙台FC30513122339−1628
15クリアソン新宿3066183052−2224
16MIOびわこ滋賀3056192157−3621

順位推移表

第1節 - 第15節

チーム ╲ 節123456789101112131415
Honda FC334322226737311
FCマルヤス岡崎963111111122762
ヴィアティン三重111244587346453
FC大阪197653354573124
東京武蔵野ユナイテッドFC722535643211275
奈良クラブ556466879884536
ヴェルスパ大分51291281112108995647
ラインメール青森15118111210965669888
鈴鹿ポイントゲッターズ39107797121212101010109
ホンダロックSC131413910134324589910
高知ユナイテッドSC745897101111101111121211
ソニー仙台FC111614151312131313141414141412
FCティアモ枚方157101011811910111313111113
MIOびわこ滋賀111316131414151514131212131314
クリアソン新宿131415161616161616161615151515
FC神楽しまね9812141515141415151516161616
出典: 日本フットボールリーグ公式サイト

第16節 - 第30節

チーム ╲ 節161718192021222324252627282930
奈良クラブ341333332232211
FC大阪422112223323322
Honda FC113221111111133
ラインメール青森866676444465554
FCマルヤス岡崎558444676644445
東京武蔵野ユナイテッドFC687867565556666
ヴィアティン三重2347988910777777
ヴェルスパ大分775555757899888
鈴鹿ポイントゲッターズ91010981010109988999
ホンダロックSC111114121214121211111111111010
高知ユナイテッドSC109910109988101010101111
FC神楽しまね151413111113111112121212121212
FCティアモ枚方131311141411131313131313131313
ソニー仙台FC121212131312141414141414141414
クリアソン新宿161616161616161515151515151515
MIOびわこ滋賀141515151515151616161616161616
出典: 日本フットボールリーグ公式サイト
  = 1位(優勝);   = J3加盟基準合格;   = 地域リーグ自動降格(開幕時点のレギュレーション)

戦績表

ホーム / アウェイNAROSAHONREIMARTMUVEEVRSSPGLOCKCUKAGTIASONCRIMIO
奈良クラブ5–00–00–00–10–21–01–31–11–02–02–13–10–02–22–0
FC大阪0–02–00–03–22–11–01–11–00–03–22–13–32–03–11–1
Honda FC1–11–20–03–10–12–14–22–03–12–03–02–02–01–21–0
ラインメール青森1–20–11–00–02–11–12–30–21–20–04–12–12–22–02–0
FCマルヤス岡崎2–22–11–21–01–01–22–24–22–13–01–24–11–22–15–1
東京武蔵野ユナイテッドFC1–13–10–30–12–31–14–20–12–01–34–24–01–13–04–1
ヴィアティン三重3–31–11–11–11–01–00–14–13–13–10–12–11–10–01–0
ヴェルスパ大分2–32–21–10–11–02–10–70–10–20–11–00–01–01–11–2
鈴鹿ポイントゲッターズ0–41–21–42–00–01–12–00–20–01–00–03–20–22–03–2
ホンダロックSC1–21–01–10–12–00–10–10–31–00–15–10–12–02–06–0
高知ユナイテッドSC0–11–20–20–23–51–11–12–32–03–01–02–10–00–11–1
FC神楽しまね0–13–10–02–20–00–20–11–03–01–11–22–20–22–12–2
FCティアモ枚方1–21–21–20–10–00–22–13–01–33–01–11–02–32–04–1
ソニー仙台FC1–10–20–20–30–01–10–30–12–10–01–10–31–22–30–0
クリアソン新宿1–41–22–20–10–12–42–12–20–11–30–10–14–21–10–1
MIOびわこ滋賀0–10–41–01–20–30–12–10–30–21–11–01–20–11–11–2

個人記録

得点ランキング

順位選手所属得点
得点王 浅川隼人奈良クラブ
16
T2 前田央樹ヴェルスパ大分
14
森本ヒマンFCティアモ枚方
酒井達磨FCマルヤス岡崎
T5 三宅海斗鈴鹿ポイントゲッターズ
13
田村翔太ヴィアティン三重
T7 赤星魁麻高知ユナイテッドSC
10
梁賢柱東京武蔵野ユナイテッドFC
9 塩谷仁FCマルヤス岡崎
9
T10 利根瑠偉ヴェルスパ大分
8
日野友貴ホンダロックSC

最終更新は2022年11月20日の試合終了時
出典: 第24回日本フットボールリーグ(2022) 得点ランキング

個人表彰・ベスト11

2022年12月6日に個人表彰が発表された[71]

Pos選手名所属
最優秀監督フリアン奈良クラブ
GKアルナウ
DF伊勢渉
坂本修佑FC大阪
美馬和也
堀内颯人Honda FC
MF鈴木雄也
松本和樹
久保吏久斗FC大阪
MF・新人王草刈龍星Honda FC
FW・得点王・MVP浅川隼人奈良クラブ
FW酒井達磨FCマルヤス岡崎

ハットトリック

JFL
選手所属対戦相手試合結果日付出典
酒井達磨FCマルヤス岡崎2節鈴鹿ポイントゲッターズ4 - 2 (H)3月20日[72]
日野友貴4ホンダロックSC4節FC神楽しまね5 - 1 (H)4月3日[73]
林雄飛FCマルヤス岡崎14節高知ユナイテッドSC5 - 3 (A)7月3日[74]
川戸大樹東京武蔵野ユナイテッドFC18節クリアソン新宿4 - 2 (A)7月31日[75]
森本ヒマンFCティアモ枚方30節ホンダロックSC3 - 0 (H)11月20日[76]
Note: 4 1試合4得点 (H) – ホーム (A) – アウェイ

観客動員

チーム合計最多最小平均推移
1FC大阪38,45112,1833432,5631.3342440801457+133.4%
2奈良クラブ36,83614,2026382,4560.68913342503439+68.9%
3鈴鹿ポイントゲッターズ34,6825,6821,0432,3123.1808318264014+318.0%
4ヴィアティン三重26,6824,7105941,7790.71057692307692+71.0%
5クリアソン新宿25,85616,2182631,724
n/a
6ヴェルスパ大分23,8498,0113741,5902.1610337972167+216.1%
7高知ユナイテッドSC13,7953,305150920
n/a
8東京武蔵野ユナイテッドFC10,5812,006353705-0.39363484087102−60.6%
9FC神楽しまね9,7993,644291653-0.93419170243205−6.5%
10ラインメール青森9,7741,4752936520.48858447488584+48.8%
11Honda FC9,5951,283376640-0.75919335705813−24.0%
12FCティアモ枚方8,7671,521261584
n/a
13MIOびわこ滋賀7,7552,261139517-0.93490054249548−6.5%
14FCマルヤス岡崎6,4131,420694280.0094339622641511+0.9%
15ソニー仙台FC4,8431,47683323-0.73076923076923−26.9%
16ホンダロックSC2,79948639187-0.54202898550725−45.7%
リーグ合計270,47716,218391,127+20.0%

最終更新:2022年11月20日
出典: 第24回 日本フットボールリーグ(2022) 試合日程・結果
註記:
†:2019シーズンは地域リーグ
[注釈 3]

昇格・降格

J3への加盟

  • J3への加盟については、「J3スタジアム要件」「J3クラブライセンス基準」に関する審査および入会審査に合格したうえで、JFLでの年間順位が4位以内、かつJFLに属するJリーグ百年構想クラブのうち上位2クラブに入っていることに加えて、2020 - 2021年は新型コロナ感染拡大防止のため適用外だったホーム戦の観客数平均2,000人超であることが3年ぶりに条件として復活した[77]
  • 2022年9月27日にJFL加盟でJ3入会を希望するクラブを対象としたJ3ライセンスの交付結果が発表され、百年構想クラブ認定7クラブのうち、6クラブ(青森、三重、FC大阪、奈良、高知、V大分)に対して2023年度のJ3ライセンス交付が認められたが、新宿については「施設基準未充足」とする理由によりJ3ライセンス不交付となることが決まった[78]
  • さらに10月25日公表のJ3入会審査により、この時点で成績案件未達が決まっていた高知を除いた5クラブに対して、上記成績・集客案件の両方クリアを条件としてJ3昇格を承認することが発表された[79]
  • 11月5日に行われた第28節での結果により、奈良クラブがすでに確定していた平均入場者数要件に加え成績要件の充足が確定し、Jリーグ加盟および翌年のJ3リーグ入会が確定[40]
  • 11月20日に行われた第30節での結果により、FC大阪がすでに確定していた成績要件に加え平均入場者数要件の充足が確定し、Jリーグ加盟および翌年のJ3リーグ入会が確定[41]

JFLと地域リーグ間の入れ替え

  • 地域リーグからJFLへの入会を希望[80] し、入会条件を満たすチームは、全国地域サッカーチャンピオンズリーグの成績により、1・2位のクラブが自動的に次年度・第25回JFLへ昇格し、今回の15・16位のクラブは地域社会人サッカー1部リーグへ自動降格するものとする。但し翌年のJ3リーグへ加盟するクラブが1クラブのみである場合はJFL16位の1クラブのみが降格し、同じく2クラブの場合は自動降格はないものとする。
  • 上記、奈良クラブ、FC大阪のJリーグ・J3加盟確定により、このシーズンでのJFLから地域リーグへの自動降格チームは発生しないことが決まった。
  • 地域リーグからの昇格は同年11月23日-27日に行われた全国地域サッカーチャンピオンズリーグにより、上位2チームに入ったブリオベッカ浦安関東サッカーリーグ1部6位・第58回全国社会人サッカー選手権大会優勝)と沖縄SV九州サッカーリーグ優勝)が昇格[81]
  • なお、順位案件では12位であるため残留となるはずだったFC神楽しまねについては、選手・役員らに対する給料の遅配などが発覚し、JFLから同クラブに対して経営再建策の提出を求められており、2022年12月6日に行われた理事会で第25回JFL参加の可否を審議する予定だったが、継続審議となり結論は出ていない[82][83]。そして2023年1月23日に行われたJFL理事会で選手、スタッフへの給与未払いが続いていること、JFLへの年会費が未納だったこと、そして再建計画について実行性が乏しいとの理由で2023年のJFLの参加を認めないことが決定。なお、しまねの退会による地域リーグからの昇格はなく第25回JFLは15チームによるリーグ戦となることが決定[84]

脚注

注記

出典

関連項目

外部リンク