第6回ジャパンフットボールリーグ

1997年に開催されたジャパンフットボールリーグのリーグ戦
ジャパンフットボールリーグ > 第6回ジャパンフットボールリーグ

第6回ジャパンフットボールリーグは、1997年度に開催されたジャパンフットボールリーグ(JFL)のリーグ戦である。コンサドーレ札幌が優勝した。

第6回ジャパンフットボールリーグ
シーズン1997
優勝コンサドーレ札幌
昇格コンサドーレ札幌
降格福島FC (解散)
西濃運輸サッカー部 (廃部)
試合数240
得点王バルデス (40得点)
1996
1998

概要

前年に続く2度目のJリーグ昇格への挑戦となったコンサドーレ札幌は監督にウルグアイからウーゴ・フェルナンデスを迎えるなどスタッフを一新。GKディド、MFウーゴ・マラドーナ、FWホルヘ・ルイス・デリー・バルデスらの経験豊富な選手達の補強に成功。前期戦を14勝1敗で折り返し、第11節以来首位の座を明け渡すことなく圧倒的な強さで優勝した。

また今シーズンから準会員として承認された川崎フロンターレベッチーニョら効果的な補強を行いシーズン中盤まで札幌を追走し2位をキープしていたが、第20節から3連敗を喫するなど低迷し監督交代の事態に発展。その後は建て直しに成功したが、最終的に東京ガスに競り負け、昇格条件の2位以内という条件を満たす事が出来なかった。

また前年のシーズン終了をもって解散した鳥栖フューチャーズに代わり、サポーターや市民が中心となって結成した新たに発足したサガン鳥栖が、鳥栖Fの受け皿クラブの位置づけでJFLへの新規参入が認められた。なお、鳥栖Fが保有していたJリーグ準会員資格は返上となったが、Jリーグナビスコ杯への参加は認められた。

大会概要

  • 16クラブで2回戦のリーグ戦で行われた。

参加クラブ

第6回JFLの参加クラブは以下の通りである。このうちサガン鳥栖が新規入会(経緯は前述)、ジャトコおよび水戸ホーリーホックが地域リーグからの昇格クラブである。また、富士通川崎サッカー部は組織変更し、川崎フロンターレになった。また、水戸ホーリーホックはプリマハムFC土浦とFC水戸が合併したクラブである[1]

☆=1997年開幕当初にJリーグ準会員の認定を受けたクラブ
※=1997年開幕当初はJリーグ準会員認定もその後認定を返上したクラブ
×=前身クラブの「解散」に伴いJリーグ準会員認定を抹消されたクラブ
★=1997年シーズン途中にJリーグ準会員の認定を受けたクラブ
前年度成績=特記なきものは第5回JFL(1996年)のもの
呼称正式名称監督主なホームゲーム会場前年度成績備考
※本田技研本田技研サッカー部 本田技研都田サッカー場1位
東京ガス東京ガスサッカー部 国立西が丘サッカー場
江戸川区陸上競技場
3位
☆コンサドーレ札幌コンサドーレ札幌 札幌厚別公園競技場5位
☆ブランメル仙台ブランメル仙台 仙台スタジアム6位
ヴォルティス徳島大塚FCヴォルティス徳島 徳島市球技場7位
モンテディオ山形モンテディオ山形 山形県総合運動公園陸上競技場8位
★川崎フロンターレ川崎フロンターレ 川崎市等々力陸上競技場9位富士通川崎フットボールクラブ改め
大分FC
(大分トリニティー)
大分フットボールクラブ 大分市営陸上競技場10位
ヴァンフォーレ甲府ヴァンフォーレ甲府 山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場
甲府市緑が丘スポーツ公園陸上競技場
11位
NTT関東NTT関東サッカー部 鴻巣市立陸上競技場
川越運動公園陸上競技場
13位
福島FC福島FC 郡山総合運動場開成山陸上競技場
郡山市営西部サッカー場
14位
デンソーデンソーサッカー部 刈谷市総合運動公園多目的グラウンド15位
西濃運輸西濃運輸サッカー部 大垣市浅中公園陸上競技場
長良川球技メドウ
16位
×サガン鳥栖サガン鳥栖 鳥栖スタジアム(4位) [2]
ジャトコジャトコサッカー部 愛鷹広域公園多目的競技場東海1部1位 全国地域リーグ決勝大会1位で昇格
水戸ホーリーホック水戸ホーリーホック 笠松運動公園陸上競技場関東1部2位 全国地域リーグ決勝大会2位で昇格[3]

年間順位

順位クラブ勝点勝利延長勝PK勝敗戦得点失点得失差
1位コンサドーレ札幌76242047726+51
2位東京ガス68212167030+40
3位川崎フロンターレ67212078736+51
4位本田技研65202176037+23
5位モンテディオ山形561810115736+21
6位ヴァンフォーレ甲府521531115941+18
7位大塚FCヴォルティス徳島411310165045+5
8位ブランメル仙台401212153743-6
9位NTT関東391130164849-1
10位福島FC381210173854-16
11位サガン鳥栖32832173849-11
12位大分FC29740194264-22
13位デンソー27722192949-20
14位西濃運輸15500252467-43
15位ジャトコ11213242570-45
16位水戸ホーリーホック10301262469-45
Jリーグ昇格
廃部・解散

得点ランキング

順位選手名クラブ得点数
1バルデスコンサドーレ札幌40
2ムタイル川崎フロンターレ21
3アンジェロモンテディオ山形19
ベッチーニョ川崎フロンターレ
アマラオ東京ガス

来期の変動

  • 福島FCは解散。
  • 西濃運輸サッカー部は廃部。

表彰

選手名所属クラブ
最優秀選手賞バルデスコンサドーレ札幌
得点王
新人王小林成光東京ガス
ベストGK賞ディドコンサドーレ札幌
フェアプレー賞岡本隆吾NTT関東

ベスト11

ポジション選手名所属クラブ
GKディドコンサドーレ札幌
DFペレイラ
藤山竜仁東京ガス
本吉剛
MF後藤義一コンサドーレ札幌
太田貴光
中西哲生川崎フロンターレ
浅利悟東京ガス
FWバルデスコンサドーレ札幌
マラドーナ
関口隆男大塚製薬

関連項目

外部リンク