第82独立空中強襲旅団 (ウクライナ空中機動軍)
ウクライナ空中機動軍の部隊
第82独立空中強襲旅団(だい82どくりつくうちゅうきょうしゅうりょだん、ウクライナ語: 82-га окрема десантно-штурмова бригада)は、ウクライナ空中機動軍の旅団。空中機動軍司令部隷下。
第82独立空中強襲旅団 | |
---|---|
創設 | 2023年3月 |
所属政体 | ウクライナ |
所属組織 | ウクライナ空中機動軍 |
部隊編制単位 | 旅団 |
兵科 | 空挺兵 機械化歩兵 |
兵種/任務/特性 | 空中強襲作戦 |
人員 | 2,000人[1] |
所在地 | チェルニウツィー州チェルニウツィー |
上級単位 | 空中機動軍司令部 |
主な戦歴 | ロシアのウクライナ侵攻 |
指揮官 | パブロ・ロズラハ大佐 |
西側諸国供与の装備が配備されており、ウクライナ空中機動軍の最強部隊と評価される[1]。
概要
ロシアのウクライナ侵攻
2023年3月、ロシアのウクライナ侵攻の影響に伴い、第80独立空中強襲旅団隷下の第3大隊戦術群、第25独立空挺旅団の抽出人員を基幹に、チェルニウツィー州で創設された[2]。
2023年4月、NATOの機密文書が流出し、西側諸国供与のチャレンジャー2、ストライカー装甲車、マルダー歩兵戦闘車が配備されたことが判明した[3]。
南部・ザポリージャ戦線
「2023年ウクライナの反転攻勢」も参照
2023年6月上旬、戦略予備として南部ザポリージャ州ポロヒー地区に配備され、8月中旬にロボティネで攻勢を開始し、9月下旬にロシア軍の第2防衛線ベルボベに到達した[1][4]。実戦配備後にはフォーブスやキーウ・ポストなどのメディア報道でロシア軍に第82旅団の配置場所がバレてしまい、1日5回の集中空爆を受けたことでハンナ・マリャル国防次官が国民にウクライナ軍の移動や配置場所を流布すると刑事責任を問われると注意喚起した[5]。
編制
- 旅団司令部(チェルニウツィー)
- 第1空中強襲大隊
- 第2空中強襲大隊
- 第3空中強襲大隊
- 第87独立空中強襲大隊(チェルニウツィー)
- 旅団砲兵群
- 指揮情報中隊
- 自走砲大隊
- 榴弾砲大隊
- ロケット砲大隊
- 防空大隊
- 戦車中隊
- 偵察中隊
- 工兵中隊
- 化学防護中隊
- 着陸支援中隊
- 整備中隊
- 補給中隊
- 衛生中隊
- 通信中隊
- 狙撃小隊