高岸宏行

日本のお笑いタレント、プロ野球選手 (1992-)

高岸 宏行(たかぎし ひろゆき、1992年平成4年〉10月8日 - )は、日本お笑いタレントプロ野球選手(投手)。愛媛県西条市生まれ、滋賀県大津市出身。お笑いコンビ・ティモンディボケ応援担当。グレープカンパニー所属。プロ野球選手としては独立リーグルートインBCリーグ栃木ゴールデンブレーブス所属。妻は女優の沢井美優[1]

高岸たかぎし 宏行ひろゆき
2019年2月
本名高岸 宏行
生年月日 (1992-10-08) 1992年10月8日(31歳)
出身地滋賀県大津市
血液型A型
身長188 cm
方言標準語伊予弁
最終学歴東洋大学経営学部
コンビ名ティモンディ
相方前田裕太
芸風漫才コント
立ち位置
事務所グレープカンパニー
活動時期2015年 -
同期東京ホテイソン
賀屋壮也(かが屋
あいなぷぅ(パーパー
木田(ガクヅケ
他の活動プロ野球選手
配偶者沢井美優(2022年 - )[1]
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経歴

公式プロフィールでは愛媛県西条市出身[2]となっているが、生まれて1年足らずで滋賀県に転居しているため、厳密には愛媛県生まれ・滋賀県出身である。本人は1年しか住んでないが滋賀同様、愛媛も故郷だと明かしている[3]。その後、中学卒業までを滋賀県で過ごした後、高校は済美高校に進学することになり、再び愛媛に戻ることになった。東洋大学経営学部卒業[4]

芸人としての経歴

ティモンディ(左が前田裕太、右が高岸宏行)

大学3年の時に故障して野球の道を断念し、今後のことを考えていた時に、東日本大震災を受けてのサンドウィッチマンの復興活動を見て感動したことを思い出し、高校時代から仲の良かった同級生の前田裕太を誘って[5]2015年にコンビ結成[6]。なお、持ちネタである「やればできる!」は、済美高校の校訓に由来している[7]

野球選手としての経歴

高岸 宏行
栃木ゴールデンブレーブス #16
2022年8月20日 栃木県総合運動公園野球場にて
基本情報
国籍 日本
出身地滋賀県大津市
生年月日 (1992-10-08) 1992年10月8日(31歳)
身長
体重
188 cm
90 kg
選手情報
投球・打席右投右打
ポジション投手
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

高校在籍時

済美高校在学中は、2年時からレギュラーに定着。野手として活躍したほか、投手として登板した試合で球速147 km/hを記録することもあった[8]愛媛県立西条高等学校のエース兼4番打者だった秋山拓巳とは2年時から対戦しており[9]、野球部ぐるみで「打倒秋山」を目標に打撃練習へ励んでいた[10]。2年時(2009年)の夏にも全国高等学校野球選手権愛媛大会の決勝で対戦したが、秋山の前に本大会への出場を阻まれた[11]。またこの年の春には、智辯学園和歌山高等学校との練習試合へ登板。西川遥輝と対戦した[12]

高校卒業後

高校卒業を控えた時に、阪神ヤクルトのそれぞれのスカウトから、プロ志望届を出せば、ドラフト会議育成で指名するかも知れないと話があったという。監督と相談したがそこで「欲しがってくださっている大学がある」ことを知らされる。「下位指名でプロに行くよりは、その大学に行ってドラフト1位を目指さないか」という話になって、プロ志望届は出さず[13]、高校卒業後は大学に進学[14]東洋大学硬式野球部からドラフト会議での上位指名によるNPB入りを目指したが、3年時に故障したことがきっかけで野球を断念した[15]。県大会予選での決勝敗退や大学時代の怪我によるプロ野球への道を断念した際に周りの励ましの言葉や応援のパワーの凄さを体感し、残りの人生は周りを「応援をする側」に徹することを決める[16]

芸人転身後

ティモンディ結成後は、相方の前田とのバッテリーでNPB公式戦の始球式に数回登場した。最初に登場したのは2020年10月4日の東京ヤクルトスワローズ広島東洋カープ戦で、大学時代に東都大学野球のリーグ戦でも登板していた明治神宮野球場のマウンドでピッチングを披露(球速は138 km/h)[17]。2021年4月3日には、日本ハム対千葉ロッテマリーンズ戦(札幌ドーム)のファーストピッチセレモニーで、日本ハムの西川を相手にストレートを投げ込んだ。この時に計測された球速は142 km/hで、NPB公式戦の始球式でピッチングを披露した芸能人では歴代最速とされている[18]。2023年9月10日には、後述する栃木ゴールデンブレーブスに在籍した状態で横浜DeNAベイスターズ対東京ヤクルトスワローズ戦(横浜スタジアム)のセレモニアルピッチに登場し、球速140Km/hを記録した[19]。また、『24時間テレビ 愛は地球を救う44』での打球スピード対決では143 km/hを記録。これは ソフトボール女子日本代表の選手2名の記録を抜く結果を出した。

BCリーグ・栃木時代

2022年令和4年)7月19日ベースボール・チャレンジ・リーグ(BCリーグ)の栃木ゴールデンブレーブスに、トライアウトを経て選手として入団。背番号は16[20]。その才能は「全然素人の投げる球ではない」と太鼓判を押された[21]

入団時点では公式戦に出場できない練習生だったが、7月30日付で契約選手に変更[22]、8月4日の試合で初めてベンチ入りした[23]。翌8月5日、同月14日の埼玉戦 (栃木県総合運動公園野球場・以下栃木県営)に先発投手として公式戦初登板予定であることが球団から発表された[23][24]。8月14日は予告通りに先発したが、2回を投げ被安打3(うち被本塁打1)、与四球5、失点3とプロの洗礼を受ける結果となった[25][26]。本塁打を奪われた際に相手選手へ拍手を送ったことに関しては、試合後の取材で「甘い球でしたけど、しっかり打ったのはお見事でした」というニュアンスだったと述べた[27]。その後は、8月20日の神奈川戦 (栃木県営)[28][29][26]、9月3の埼玉戦(小山運動公園野球場・以下小山)[30][31][26]に登板し、計3試合で0勝0敗・防御率4.91の成績を残した。レギュラーシーズン終了後、チームはポストシーズンゲームに進出[32]、高岸も試合に帯同していることが球団の公式SNS等で報告されていたが[33][34]、登板機会がないままチームも茨城との地区チャンピオンシップで敗退し[35]、この年のシーズンを終えた。初登板以降は、芸能活動の合間を縫って公園や楽屋で成瀬善久投手コーチらから課されたトレーニングをこなし続けていたという[28]

2023年(令和5年)1月18日、栃木球団より選手契約を更新したことが発表された[36][37]。この年の初登板は、4月8日の神奈川との開幕戦(栃木県営)で6回表に登場、1回を三者凡退に抑え、入団後初の奪三振も記録した[38][26]。その後は、4月30日の茨城戦(小山)[39][40][26]、最速145km/hを記録し今季初先発だった5月20日の福島戦(小山)[41][26]、6月3日の新潟戦(足利市総合運動場)に登板した[42][26]。今季5度目の登板となった6月24日の神奈川戦(栃木県営)では、先発したものの肩の違和感を訴え1イニング持たずに途中降板[43][26]、この故障が要因で6月28日に球団から練習生契約への変更が発表され、選手登録から外れた[44][45]。その後、選手契約に戻ることはなくこの年のシーズンが終了、計5試合で0勝3敗・防御率8.44の成績だった。

2024年(令和6年)2月29日、球団より選手契約更新が発表され、栃木で3年目のシーズンを迎える[46][47]

野球選手としての特徴

右投右打[8]。打者としても高校通算20本塁打を記録している。利き腕は左だが実家に右利き用のグローブしかなかったため、右腕で投げるようになった[48]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2022栃木310000000.000193.2415-0020324.912.45
2023530000300.0006110.215212-313017108.442.53
通算:2年840000300.0008014.119317-315020127.532.51
  • 2023年度シーズン終了時

背番号

  • 16(2022年7月19日 - )

人物

衣装や普段着もすべてオレンジで、「ビタミンカラーは見る人を元気にできる効果があると聞いたため着ている」と語る。また、仕事のときも何時でも走り出せるようにランニングシューズを履いている[49]

トレーニングが日課で、仕事がないときには朝7時にグランドに足を運び3〜4時間ほど行っている。ダッシュや大学生の頃にコーチから教えてもらった四足歩行、野球、ファウストボール、スポールブールなどの練習を行っている[50]

昔、サウナの熱波師のアルバイトをしていたことがある[51]

「第2のみやぞん」、「ポスト松岡修造」とも言われている[52]

2022年10月22日、女優の沢井美優との結婚を発表[1][53]

出演

テレビドラマ

配信ドラマ

ニュース番組

  • ドデスカ!(2024年4月5日- やればできる旬感めし)

脚注

関連項目

外部リンク

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