Enterprise Generation Language
Enterprise Generation Language (EGL) は、IBMによって開発された第四世代言語 (4GL) の一つ。シンプルで習得が容易で生産性が高いビジネス言語、とされている。
パラダイム | マルチパラダイム |
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登場時期 | 2005 |
開発者 | IBM |
概要
EGLは、高水準のモダンなビジネス指向のプログラミング言語であり、IBMによってプラットフォーム非依存となるよう設計された。EGLの構文は他の一般的な言語と似ているため、似たようなプログラミングの知識を持つアプリケーション開発者ならば容易に覚えることができる。EGLのアプリケーション開発は抽象化されており、ビジネス機能を構築する際のシステムやミドルウェアの技術的なインターフェースによってプログラマーが影響されない。EGLアプリケーションとサービスは、EGLのソースレベルで書かれ、テストされ、デバッグされ、そして一旦機能テストに満足できる品質となれば、COBOLやJavaやJavaScriptにコンパイルでき、ビジネスアプリケーションの開発に必要な以下の環境のいずれでも実行することができる。
- JVMの稼働するMicrosoft Windows、Linux、UNIX(例:Jakarta EEサーブレットコンテナ。IBM WebSphere Application Server、Apache Tomcat、GlassFishなど)
- IBM System z
- IBM System i
- Ajaxリッチ・ウェブ・アプリケーションをサポートするブラウザ
EGLのプログラミングツールにはEclipseベースの商用製品であるRational Business Developerや、Rational Developer for System zのEGL版が使用できる。EGLは、手続き型言語やレガシーの4GLとは言語の意味論(動作)の親和性があるため、レガシー・アプリケーションを最新化し統合することにも向いている。4GLからの変換は以下を参照。
歴史
関連書籍
- IBM Rational Business Developer with EGL, ISBN 978-1-58347-066-4.