GQ JAPAN

日本の男性雑誌

GQ JAPAN』(ジーキュウジャパン)は、コンデナスト・ジャパンが発売している男性向けファッション・カルチャー雑誌である。毎月24日発売。

GQ JAPAN
ジャンル情報誌
読者対象20歳後半から30歳前半の若手ビジネスマン
刊行頻度月刊(毎月24日)
発売国日本の旗 日本
言語日本語
定価580円
出版社コンデナスト・ジャパン
発行人北田淳
編集長斉藤和弘 → 濵口重乃 → 鈴木正文 → 新堀哲
刊行期間2003年4月(2003年5月号) - 現在
ウェブサイトGQ JAPAN
テンプレートを表示

1931年にアメリカで創刊され、世界19か国で発行・発売されている[1]、アメリカの代表的な男性ファッション雑誌・『GQ[2]の日本版。雑誌名はGentlemen's Quarterlyの略で、初期は季刊であったことから「男性向け季刊誌」を意味する。アメリカ版の発行部数は93万部[2]

概要

若手ビジネスマンターゲットとし、主に、世界的名門ファッションブランドの新作コレクション、高級腕時計などファッション関連、政治経済、芸能、ITビジネスノウハウなどのジャーナリズム、グルメといったカルチャー関連のテーマを幅広く取り上げる。

GQ JAPAN』は1993年2月6日、中央公論社(現中央公論新社)より初創刊。表紙はビル・クリントンアル・ゴア。特集は「THE ROCK'N' ROLL 40年。創刊発行人は嶋中鵬二、編集人は嶋中行雄[3][4]

1997年6月号より中央公論社の関連会社中央公論インターナショナルに編集業務を移管、1999年8月号より中央公論インターナショナルから嶋中書店に改名した同社からの編集発行に。 2001年 12月、コンデナスト・パブリケーションズとのライセンス契約満了により2002年1月号で休刊。

2003年6月号としてコンデナスト・パブリケーションズが100%出資するコンデナスト・ジャパン[5]が再創刊。再創刊時の編集発行人は、元マガジンハウスの斎藤和弘。再創刊号の特集は「小泉首相にアポなしで会える人!?」。また、藤原紀香の大胆なショットを掲載し話題を呼んだ。

発行部数は公称65,000部[6]。2012年5月号よりリニューアルし、ファッションに関する特集・連載を増やしたほか、綴じ側が右から左に変更された。記事の内容は本国版と似通っているが、大部分が日本固有のもので、お笑い芸人、グラビアアイドルなど日本の芸能界に関する記事も掲載される。誌面の肩に「GQ PROMOTION」と表記された特集は特定スポンサーとのタイアップ(記事広告)で、1号につき1 - 5か所に掲載されている。巻末には自社広告ページがあり、このうち4面が本誌オフィシャルサイト、iPad・iPhone・iPod touch向けアプリ、VOGUE JAPAN(2面)に割り当てられる。WIRED、VOGUE HOMMESなどの発売日に近い号では、これらの媒体にもページが割り当てられる。

日本以外の一部の国では、増刊号としてファッション関連の掲載を増やした『GQ Style』も発売されている。日本でも『VOGUE HOMMES JAPAN』休刊後、2013年5月号の別冊付録として2013年春夏号が展開され、その後2013年秋冬号からの単独創刊が予定されていた[7]が、この1号限りで中止となった。

2010年5月、紙媒体のコンテンツにムービーなどを加えたデジタルマガジンを創刊。GQ JAPANストアアプリからのダウンロード数は61,000[8]

GQ Men of the Year

2006年から「GQ Men of the Year」が日本でもスタートし、各分野で活躍した男性を毎年表彰している[9][10]

2012年には、「GQ Woman of the Year」として、草間彌生が初めて女性が受賞。

2013年には、GQ JAPANの創刊10周年を記念し、10年間活躍を続けてきた男性を称える「GQ Men of the Decade 2013」も合わせて表彰された[11]

2015年には今後さらなる活躍が期待される人を称えるとして、特別賞「Discovery of the Year」が創設され、第1回の受賞者はBABYMETALだった[12]

受賞者一覧

※ 肩書は表彰当時のもの。

第1回(2006年)
第2回(2007年)
第3回(2008年)
第4回(2009年)
第5回(2010年)
第6回(2011年)
第7回(2012年)
第8回(2013年)
第9回(2014年)
第10回(2015年)
第11回(2016年)[13]
第12回(2017年)
第13回(2018年)
第14回(2019年)[14]
第15回(2020年)[15]
  • 星野源 - インスピレーション・オブ・ザ・イヤー賞
  • 大坂なおみ - アクティビスト・オブ・ザ・イヤー賞
  • Snow Man - ポップ・アイコン・オブ・ザ・イヤー賞
  • 黒沢清 - フィルム・ディレクター・オブ・ザ・イヤー賞/アウディ・モスト・プログレッシヴ・マン賞
  • 瑛人 - ブレイクスルー・ソング・オブ・ザ・イヤー賞
  • 福澤克雄 - TVドラマ・ディレクター・オブ・ザ・イヤー賞
  • 本木雅弘 - アクター・オブ・ザ・イヤー賞
  • NIGO - ファッション・デザイナー・オブ・ザ・イヤー賞
  • 田中みな実 - ブレイクスルー・ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞
  • EXIT - ベスト・コメディ・デュオ・オブ・ザ・イヤー賞
  • SixTONES - ポップ・アイコン・オブ・ザ・イヤー賞
第16回(2021年)[16]
第17回(2022年)[17]
  • 大泉洋 - ベスト・アクター・オブ・ザ・イヤー賞
  • 町田啓太 - ブレイクスルー・アクター・オブ・ザ・イヤー賞
  • Sexy Zone - ポップ・アイコン・オブ・ザ・イヤー賞
  • Awich - ベスト・ラッパー・オブ・ザ・イヤー賞
  • 川上未映子 - ベスト・オーサー・オブ・ザ・イヤー賞
  • 川原渓青 - インスピレーショナル・インフルエンサー・オブ・ザ・イヤー賞
  • チョコレートプラネット - ベスト・コメディ・デュオ・オブ・ザ・イヤー賞
  • 那須川天心 - ベスト・スポーツマンオブ・ザ・イヤー賞
第18回(2023年)[18]
  • 安藤サクラ - メン・オブ・ザ・イヤー・ベスト・アクター賞
  • 山田裕貴 - メン・オブ・ザ・イヤー・ブレイクスルー・アクター賞
  • 役所広司 - メン・オブ・ザ・イヤー・レジェンダリー・アクター賞
  • BRIGHT - メン・オブ・ザ・イヤー・ベスト・アジアン・エンターテイナー賞
  • ヒコロヒー - メン・オブ・ザ・イヤー・ブレイクスルー・エンターテイナー賞
  • Mrs. GREEN APPLE - メン・オブ・ザ・イヤー・ベスト・アーティスト賞
  • 新しい学校のリーダーズ - メン・オブ・ザ・イヤー・ブレイクスルー・アーティスト賞
  • 久石譲 - メン・オブ・ザ・イヤー・レジェンダリー・ミュージシャン賞
  • 吉田正尚 - メン・オブ・ザ・イヤー・ベスト・ベースボールプレイヤー賞
  • ラーズ・ヌートバー - メン・オブ・ザ・イヤー・ブレイクスルー・ベースボールプレイヤー賞
  • 桑田悟史 - メン・オブ・ザ・イヤー・ブレイクスルー・ファッションデザイナー賞

その他賞受賞者

GQ Woman of the Year
GQ Men of the Decade 2013
特別賞

脚注

関連項目

外部リンク

🔥 Top keywords: メインページ宮崎麗果特別:検索豊後水道松本忠久土居志央梨若葉竜也能登半島地震 (2024年)田中雄士長谷部誠井上道義The GazettE若林志穂服部百音黒木啓司REITA虎に翼平井理央出口夏希サーブ (盲導犬)三鷹事件セウォル号沈没事故白眞勲三淵嘉子高橋克也 (オウム真理教)ME:Iルーシー・ブラックマン事件佐藤ありさ杉咲花蜜谷浩弥水野真紀亀井亜紀子 (政治家)熊本地震 (2016年)水原一平井川意高中川安奈 (アナウンサー)内藤剛志いなば食品YOSHIKI