ICANN

ICANN英語: Internet Corporation for Assigned Names and Numbersアイキャン)は、インターネット名前空間に関するいくつかのデータベース(と識別子)の維持管理と方法論の調整、ひいてはネットワークの安定的かつセキュア(安全)な運用の確保に責任を負う非営利団体であり、InterNICの後身として1998年に設立された[1]2016年に民営化[2]

ICANN
ICANN本部
ICANN本部
設立1998年9月18日
所在地アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 カリフォルニア州マリナ・デル・レイ
主眼ドメイン名およびIPアドレスの割り当て
ウェブサイトicann.org
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概要

分かり易いところでは、ICANNの大部分の作業は、インターネットの地球規模のDNS(Domain Name System)に関するものであり、DNSシステムの国際化についてのポリシー策定、 新しい一般的なTLD(top-level domains)の導入、ルートネームサーバの運用を含む。

ICANNが管理する採番設備には、IPv4IPv6用のインターネットプロトコルアドレス空間と、地域インターネットレジストラへのアドレスブロックの指定が含まれる。

ICANNは、インターネットプロトコル識別子のレジストリも維持管理している。

ICANNは、IANAとの役割分担契約に従って、中央インターネットアドレスプールと、DNS Root レジストリの実際の技術的な維持管理活動を行う。

運用の主要原則が、インターネットの運用上の安定性確保を支援するものとして記述された。

  • 競争を促進する。
  • 地球規模のインターネットコミュニティの広範な代表としてふさわしくなる。
  • その使命に適切なポリシーをボトムアップのコンセンサスに基づく手続きを通じて策定する[3]

年に数回のパブリックミーティングが行われており、日本では2000年に横浜(ICANN6)、2019年に神戸(ICANN64)で開催された。

主な業務

  1. インターネットの3つの識別子の割り振り・割り当てを全世界的かつ一意に行うシステムの調整
  2. DNSルートサーバシステムの運用および展開の調整
  3. これらの技術的業務に関連するポリシー策定の調整

脚注

関連項目

外部リンク