前田 尚紀 | |
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出生名 | 前田 尚紀(まえだ なおき) |
別名 | エンゾニック前田 NAOKI MAEDA NAOKI NM SEQUENCE LOVE+HATE |
生誕 | (1969-04-28) 1969年4月28日(55歳) |
出身地 | 日本・大阪府豊中市 |
学歴 | 大阪芸術大学芸術学部音楽学科 |
ジャンル | トランス、ユーロビート、渋谷系、J-POP |
職業 | |
活動期間 | 1995年 - 現在 |
事務所 | コナミ (1995年 - 2013年) カプコン (2013年 - 2018年) UNLIMITED STUDiO (2018年 - 現在) |
共同作業者 | TЁЯRA BeForU 小坂りゆ 星野奏子 |
前田 尚紀(まえだ なおき、1969年4月28日 - )は、日本のゲームクリエイター、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー。
全世界累計販売本数1,590万本となるダンス体感ゲーム『Dance Dance Revolution』(以下DDR)シリーズの創出時からの主要メンバーの1人であり、サウンド面の総合プロデュース、オリジナル楽曲の大半を作曲、編曲、プロデュースしていた人物として特に有名。コナミ所属当初はコナミ矩形波倶楽部に参画し「エンゾニック前田」名義などで主にビデオゲームのBGMの作曲(代表作:『ツインビーヤッホー』『沙羅曼蛇2』)を担当していた。その後、音楽シミュレーションゲーム・BEMANIシリーズ担当にシフトし、楽曲のアーティストクレジットは主にNAOKIやNM、作家クレジットでは主にNAOKI MAEDAやNM SEQUENCE UNLIMITED(後者は特にDDRで多用)の表記が多い。1999年4月28日、東芝EMIから発売された音楽CD『DDR2ndMIX オリジナルサウンドトラック』(タイアップしているDancemaniaシリーズの一部として発売)は、オリコンアルバムチャート情報によると55万枚強のセールスを記録し、ゲームから派生した音楽CDとしては1位の売上記録を打ち立てた。また、ゲーム内での楽曲がリミックスされてDancemaniaのCDに逆輸入されたこともある(#Dancemania SPEEDの節を参照)。2001年10月の時点でDDRシリーズの音楽CDは累計100万枚以上を超えるセールスを上げている[1]。
メロディアスでキャッチーなメロディー、ダンス+ロック要素が華やかに上手く絡み合ったNAOKIサウンドをベースに、BEMANIシリーズより誕生した女性アーティストグループであるBeForU、小坂りゆのミュージックプロデュースを手掛ける一方で、自らがメンバーとして参加しているTЁЯRAを主な音楽活動のベースとしていた(なお、彼は『DDR 5thMIX』まで同シリーズ内で日本語ボーカルの曲を一切制作していなかったが、BeForUメンバーオーディションをきっかけに日本語詞の持つ力を再認識し、以降積極的に日本語ボーカルの曲を制作するようになり、制作スタイルにもロック要素がより一層強くなるなどの大きな変化が見られる)。TЁЯRAの1stアルバム『RЁVOLUTIФN』を、株式会社コナミデジタルエンタテインメントのオンライン流通販売を担うコナミスタイルから2005年3月11日に発売し、発売月だけで1万2千枚強をネット流通のみの限定販売にて実売した。2011年9月にはコナミデジタルエンタテインメントを発売元、ソニー・ミュージックディストリビューション(現:ソニー・ミュージックマーケティングユナイテッド)を販売元として、コナミスタイルを販売の軸としつつ一般のCDショップでも購入できる販売形態で、2ndアルバム『ЁVOLUTIΦN』をリリースし、2012年6月時点で累計販売数12,200枚。1st以上にハイクオリティーかつアーティスト性の強い内容で、多くのファンから好評を得ている模様。
2000年後半から、時流に則した音楽+ゲームを創るため自らがゲームプロデューサーとなり、主な代表作として2010年11月にNAOKI MAEDA完全プロデュースとして新たな音楽ゲーム『Dance Evolution』(米国名:DanceMasters)を世界で発表し、2010年日本ゲーム大賞フューチャー賞を受賞した。なお同タイトルは2012年3月にアーケード向けにDance Evolution ARCADEとしてリリースされた。
2012年頃にコナミを退社し、TЁЯRAの活動も終了。その後カプコンに移籍[2]。同社初の音楽ゲームタイトルとなるiOSアプリ『CROSS×BEATS[3]』アーケード音楽ゲーム『crossbeats REV.』の総合プロデューサーを務めていた。
2018年2月11日、幕張メッセにて開催された『JAEPO×闘会議』における『セガ音ゲーライブ2018』にて発表された。セガの新作音楽ゲーム『オンゲキ』のオリジナル曲参加アーティストにおいて『NAOKI』名義が表記されており、もしこれが前田尚紀本人の名義であったとすると、現在はカプコンを退社してフリーランスになったかセガに移籍した可能性が高く、それを裏付けるかのように同年4月1日には『チュウニズム STAR PLUS』において久々の新曲である『otorii INNOVATED -[i]3-』が追加されており、まだ発表などはないにしろカプコンを退社した事については確実と言える。
その一方で、彼をテーマにしたイベントが楽曲追加と同時に開催されており、マップを攻略していく事でキャラクターやスキルの追加される等破格の待遇を受けている。また、同年6月には全国のセブン-イレブン店舗でセガラッキー1番くじが販売され、A賞としてNAOKI名義によるリミックスCD『DYNAMITE DYNAMITE REV.』がリリースされた。
同年8月にサイバーエージェント内にゲームスタジオ・UNLIMITED STUDiOを設立。9月20日の東京ゲームショウ2018 ビジネスデイにて、第1弾タイトルとなる『セブンスコード (SEVEN'S CODE)』を発表した[4]。
エイベックス所属アーティストに曲を提供している覆面作曲家、LOVE+HATEの正体であるとされる。明言されたことはないものの、同じ曲の作曲者クレジットがCDによって「NAOKI MAEDA」名義と「LOVE+HATE」名義に分かれていること、本人がオフィシャルサイトなどで、LOVE+HATEが楽曲提供している『仮面ライダー電王』に関わっていることをほのめかす発言をしていることから、ほぼ確定的だと思われる。『電王』の次作『仮面ライダーキバ』では「LOVE+HATE」名義は用いず、「NKMD」や「NAOKI MAEDA」名義等を使い分けて楽曲提供をしている。また、『W』や『鎧武』でもアレンジや楽曲提供で参加しているようだ。その他、多数の作家名を使い分けてJ-POPの音楽コンポーザー、プロデューサーとしても精力的に活躍している模様。
BEMANIシリーズでは数多くのアーティスト名義を持つ。
面白い試みとして、「RevenG VS DE-SIRE」という、自身のアーティスト名義同士を対決させた名義を使用した時があった。その時の曲は、津軽三味線をフィーチャーした「TSUGARU」である。
2007年
2008年
2009年
2014年
コンピレーションアルバム『Dancemania SPEED』シリーズに収録。全てリミキサー達により高速アレンジされている。一部の曲はBEMANIシリーズにプレイ楽曲として収録された。
典拠管理データベース: 芸術家 |
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