NGTS-4

NGTS-4とは、地球から282.6パーセク離れた場所に存在する恒星である[1]。NGTS-4はスペクトル分類がK型の恒星である。1つの太陽系外惑星NGTS-4bが周囲を公転していることが次世代トランジットサーベイ(NGTS)によって発見された[3]

NGTS-4
星座はと座
見かけの等級 (mv)13.14[1]
分類恒星
位置
元期:J2000[2]
赤経 (RA, α) 05h 58m 23.7549990436s[2]
赤緯 (Dec, δ)−30° 48′ 42.362982845″[2]
視線速度 (Rv)110.49±5.48 km/s[2]
固有運動 (μ)赤経: -16.881 ミリ秒/[2]
赤緯: -7.371 ミリ秒/年[2]
年周視差 (π)3.5356 ± 0.0228ミリ秒[2]
(誤差0.6%)
距離922 ± 6 光年[注 1]
(283 ± 2 パーセク[注 1]
軌道要素と性質
惑星の数1
物理的性質
半径0.84±0.01 R[1]
質量0.75±0.02 M[1]
表面温度5143±100 K[1]
金属量[Fe/H]-0.28±0.1[1]
他のカタログでの名称
UCAC4 296-008851[2]
2MASS J05582375-3048424[2]
TIC 143143769[2]
WISE J055823.74-304842.4[2]
Gaia DR2 2891248292906892032[2]
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大きさの比較
太陽NGTS-4
太陽Exoplanet

惑星系

2018年9月3日、NGTS-4の周囲を公転している太陽系外惑星、NGTS-4bが存在することを公表する論文がarXivに投稿された。公転周期は約1.34日であるが、この惑星はネプチュニアン砂漠に位置している。トランジットの深度は0.13%で、これはトランジット法を用いて地上からの広範囲を観測することで発見された太陽系外惑星の中では最も深度の値が小さく、最小の惑星である(海王星よりも小さい)。NGTS-4bは、強いEUVX線を受け、大幅に質量を失う可能性がある[3]。表面温度は1650ケルビンである[1]

NGTS-4の惑星[1]
名称
(恒星に近い順)
質量軌道長半径
天文単位
公転周期
()
軌道離心率軌道傾斜角半径
b0.0648±0.009 MJ0.019±0.0051.3373508±8e-06082.5±5.8°0.2837±0.0232 RJ

脚注

注釈

出典

関連項目