OXYBOT
OXYBOT株式会社(オキシボット)は、かつて存在したTBSホールディングスの連結子会社である[3][4]、日本のVFX・映画制作会社。映画監督の曽利文彦が取締役を務め[1]、曽利が監督を務めた映画作品の制作・VFXを担当している。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 | 日本 〒107-0052 東京都港区赤坂7丁目6番38号 アルファベットセブン1F[1] 北緯35度40分13.4秒 東経139度43分55.2秒 / 北緯35.670389度 東経139.732000度 東経139度43分55.2秒 / 北緯35.670389度 東経139.732000度 |
設立 | 2004年12月1日[1] |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 3010401055861 |
事業内容 | 映画・テレビ番組の企画・制作・VFX CGアニメーション制作 |
代表者 | 伊藤賢一(代表取締役社長)[1] |
資本金 | 1000万円[1] |
純利益 | 1429万8000円(2020年03月31日時点)[2] |
総資産 | 2億3511万8000円(2020年03月31日時点)[2] |
主要株主 | 株式会社TBSホールディングス 100% |
関係する人物 | 曽利文彦(取締役)[1] |
外部リンク | http://oxybot.com/ |
概要
TBSテレビのCG制作部門であったTBS開発局デジタル開発センターCG部(以下、CG部)を前身とし、同部に所属していた曽利を中心とする主要メンバーらによって2004年に設立[5]。初代社長は当時CG部の部長を務めていた笠原義博[5]。
上記の映画制作・VFX以外にもTBSテレビのドラマ番組にVFXを提供している他、2007年に公開された『ベクシル 2077日本鎖国』では同社初のフルCGによるアニメーション制作を行っている。同作は第60回ロカルノ国際映画祭にてオープニング作品として上映された他[6][7][8]、ロンドン国際映画祭、トロント国際映画祭、釜山国際映画祭など数多くの海外の映画祭に出品され、注目を集めた[9][10][11]。
2012年8月には、一般社団法人日本映画テレビ技術協会の主催する第65回映像技術賞において、映画『あしたのジョー』、テレビドラマ『南極大陸』でのVFXにより、映画・テレビ2部門での受賞を果たした[12][13]。
2021年(令和3年)4月1日、東通、アックス、赤坂グラフィックスアートなど技術・美術・CG関連事業子会社12社が同事業を担う中核会社TBSアクト(2020年6月22日設立)へ吸収合併され、OXYBOTは解散された[14]。
OXYBOTが手がけていた業務は、TBSアクトデザイン本部アートセンターOXYBOT事業部が継承した。
参加作品
映画
公開年 | 作品名 | 備考 |
---|---|---|
2008年 | ICHI | 制作・VFX |
2010年 | SPACE BATTLESHIP ヤマト | VFX |
2011年 | あしたのジョー | 制作・VFX |
2017年 | 鋼の錬金術師 | 企画・制作・VFX |
アニメーション
- 劇場用作品
公開年 | 作品名 | 備考 |
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2007年 | ベクシル 2077日本鎖国 | 制作 |
2011年 | ドラゴンエイジ -ブラッドメイジの聖戦- | 制作 |
- OVA
- 2009年:TO (制作)
テレビ番組
- ドラマ
- バラエティ・ドキュメンタリー
放送年 | 作品名 | 備考 |
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2009年 | 唐招提寺1200年の謎〜天平を駆けぬけた男と女たち | ドラマパートのVFX |
2012年 | 原宿ネストカフェ | タイトルCG |
受賞歴
年 | 候補作 | 賞 | 部門 | 結果 |
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2008年 | ベクシル 2077日本鎖国 | 第17回フィラデルフィア映画祭 | 最優秀アニメーション賞[23] | 受賞 |
2012年 | あしたのジョー | 第65回映像技術賞 | VFX(劇場公開) | |
南極大陸 | VFX(放送作品) |
脚注
外部リンク
- 会社サイト
- OXYBOT株式会社 (@oxybot_news) - X(旧Twitter)
- OXYBOTテレビドラマデータベース
- Oxybot - IMDb(英語)