PlayStation Classic
PlayStation Classic(プレイステーション クラシック、略称: PS Classic[1])は、1990年代に発売された家庭用ゲーム機PlayStation(PS)の復刻版で、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(略: SIE)が2018年12月3日(24周年記念)に世界同時発売した[2][3]。
メーカー | ソニー・インタラクティブエンタテインメント |
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種別 | 復刻系据置型ゲーム機 |
発売日 | 2018年12月3日 |
対応メディア | ゲーム20本内蔵 |
対応ストレージ | セーブ機能搭載 |
コントローラ入力 | 専用コントローラー |
互換ハードウェア | PlayStation PS one (PlayStation用CD-ROMソフトの利用を除く) |
概要
1994年に発売された初代PlayStationの復刻版で、同ゲーム機と外見はほぼ同じだが小型化されている。また、ソフトは元々20本が内蔵(日本版と国外版で収録タイトルは一部異なる)され、追加などはできない[4]。初週売上台数は12万台である。
各国のレイティングはCERO:D(17才以上対象)[5][注 1]、ESRB:M(17歳以上)[6]。
コントローラーの入力遅延やゲームの画質などの問題もあってか、2019年7月にはベスト・バイやAmazon.comで24.99ドル(当初価格の約1/4)で投げ売りされるなど、同時期に発売された縮小復刻ゲーム機としては異例の不人気機種となった[7]。
ハードウェア
コントローラ端子を2つ備えており[8]、専用コントローラが2つ同梱される。コントローラは初期型(日本で当時販売されたものよりグリップが若干長い)でありアナログスティックおよび振動機能(DUALSHOCK)は無い。映像出力用にHDMI端子があり、HDMIケーブルも同梱される[4]。電源はマイクロBタイプのUSB端子から給電し、マイクロBタイプのUSBケーブルが同梱される、ただし、ACアダプタは付属されていないため、スマートフォンの急速充電などに使われる5V/1.0A/5W以上の出力ができるUSBのAコネクタに電源供給が可能なアダプターが必要となる[注 2]。なお前面にメモリーカードスロット、背面にパラレル入出力端子のカバーを模した突起があるが、これは初代モデルのデザインを再現したものであり実際にはスロットや端子はない。
エミュレーションにはオープンソースのエミュレータ、PCSXのReARMed branchが採用された[9]。
出力解像度は720p/480pで、PlayStation 3での初代PSソフト使用時と同程度のアップコンバートがかかる。ロード時間は実機と同程度[10]。
ゲームのセーブデータは本体内にある仮想メモリーカードを使用する(各ゲーム毎に分かれているが、日本版に収録されている『アークザラッド』のみ『I』と『II』で共用)各ゲーム毎に15ブロック分のセーブが可能。ほか、ゲームを中断したい時にリセットボタンを押すことで、プレイ状況を保存すると同時にメイン画面に戻る。ゲーム毎に中断ポイントが1つ設定できる[10]。
仕様
- 型名:SCPH-1000RJ
- 映像出力:720p、480p
- 音声出力:リニアPCM
- 入出力端子:HDMI端子 / USB端子 (Micro-B) / コントローラー端子×2
- 電源:DC 5V / 1.0A
- 外形寸法:約149×33×105mm (幅×高さ×奥行き)
- 本体重さ:約170g
- コントローラー重さ:約140g[11]
収録ソフト
世界共通で収録されるタイトルと地域ごとに異なるタイトルが含まれる。以下日本版[12]および国外版[6]に収録されるタイトルを掲載する。
★は日本版に収録されているタイトルのうち、日本国内でゲームアーカイブス版が未配信のタイトル。
周辺機器
型番 | 名称 | 備考 |
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SCPH-1000RJ | PlayStation Classic | 本体 |
専用コントローラー | 本体に2つ同梱。 | |
CUHJ-15002 | HDMIケーブル | PlayStation 3、PlayStation Vita TV、PlayStation 4と共用。本体に1つ同梱。 |
USBケーブル | マイクロUSB規格。本体に1つ同梱。 |
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
- PlayStation Classic 公式サイト - ウェイバックマシン(2019年9月24日アーカイブ分)
- プレイステーションクラシック内蔵ソフトウェア全20本発表