SH901iC

FOMA SH901iCフォーマ・エスエイチ きゅう まる いち アイ・シー)は、シャープによって開発された、NTTドコモ第三世代携帯電話 (FOMA) 端末製品である。

NTTドコモ FOMA SH901iC



SH901iC WHITE
キャリアNTTドコモ
製造シャープ
発売日2004年12月1日
概要
OSITRON
CPUSH-Mobile3
音声通信方式FOMAW-CDMA
(2GHz)
形状折りたたみ・2軸回転式
サイズ109 × 49 × 25 mm
質量148 g
連続通話時間約140分(音声電話時)
約80分(テレビ電話時)
連続待受時間約370時間(静止時)
約320時間(移動時)
外部メモリminiSDカード
(公式発表256MB/最大1GB)
日本語入力ケータイShoin3
赤外線通信機能あり
Bluetoothなし
放送受信機能非対応
メインディスプレイ
方式モバイルASV液晶
解像度QVGA
(240×320ドット
サイズ2.2インチ
表示色数約26万色
サブディスプレイ
なし
メインカメラ
画素数・方式約202万画素CCD
機能-
サブカメラ
画素数・方式約11万画素CMOS
機能-
カラーバリエーション
カーディナルレッド
メタルシルバー
プラチナホワイト
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

概要

901iシリーズとして初めて発売された。外部メモリーはminiSDカード(256MBまで:ドコモ発表。それ以上は自己責任)対応である。同年7月にmova端末として発売されたSH506iCと同様の回転2軸ヒンジ方式を採用し、液晶側にも上下左右キーなどを配置した「フロントコマンダー」を採用したことで、液晶を表側にして折り畳む「ビューアポジション」での操作が可能になった。回転2軸ヒンジ方式はSH901iSSH902iに引き継がれている。

この端末のボタンは黄緑色に光り、「フロンドコマンダー」も同色に光る。SH900iに引き続き、WordExcelPDFといったPCデータを携帯で見る事が出来るピクセル・ブラウザーを搭載している。

カメラ性能は、アウトカメラはCCD約202万画素で、オートフォーカスに対応している。主にテレビ電話用のインカメラはCMOS約11万画素。

なお、本端末はFOMA端末であるが外部アンテナがある。

AV機器との連携にも対応しており、別売りの平型AV出力ケーブルを用いて、外部入力した映像をminiSDカードに保存できるビデオエンコーダーを搭載している。また、TV電話画面や端末内に保存した画像・動画をTVへ出力できる。液晶は2.2インチの広視野角な「モバイルASV液晶」を搭載している。

iアプリは「Gガイド番組表リモコン」、「ケータイポストペット SH」、「3D MUSICAFE SH」、「電子マネー Edy」がプリインストールされている。

901iシリーズ共通の特徴として、着うたや着モーションの最大再生容量を300KBから500KBに拡大、iモードメールの添付ファイルの最大容量も100KBから500KBに拡張、ツインスピーカー搭載、iアプリの3Dグラフィックス機能強化、Flashからの端末情報取得、外部からのコンテンツに対して問題要素を検出する「セキュリティスキャン機能」を搭載しているなど、iモードにまつわる機能が強化された。また、デジタルオーディオプレーヤー機能が正式対応になり連続再生出来る様になった。

また、型番にiCが付くことからわかるように、iモードFeliCaにも対応している。モバイルSuicaには非対応。予定されていた800MHz帯とのデュアルバンド機能は見送られ、901iSから搭載される。

Felicaマークとビデオ端子

歴史

不具合

  • 2005年3月14日に、2005年2月までに製造された端末及び、3月上旬に製造された端末に、メール機能に対し特定の操作を行うと不具合が出ると発表された。「ソフトウェア更新」により改善できる。参照
  • 2006年1月25日に、基地局切り替え機能で不具合が出ると発表された。「ソフトウェア更新」により改善できる。参照
  • 2006年7月24日:文章入力中に特定の文字列を入力するとフリーズや再起動が起こる不具合の発生がDoCoMoから公式に発表され、預かり修理による対応が行われるに到った[1][2]。搭載されている日本語入力システムケータイShoinに起因する。2006年9月8日(金曜日)の13時から開始されるソフトウェアアップデートでも改善される(参考)。

脚注

外部リンク