第一紀

地質時代 - 顕生代[* 1][* 2]
累代基底年代
Mya[* 3]
顕生代新生代第四紀2.58
新第三紀23.03
古第三紀66
中生代白亜紀145
ジュラ紀201.3
三畳紀251.902
古生代ペルム紀298.9
石炭紀358.9
デボン紀419.2
シルル紀443.8
オルドビス紀485.4
カンブリア紀541
原生代2500
太古代(始生代)4000
冥王代4600

第一紀(だいいっき、Primary period)は、かつて提唱された地質時代区分である。

1759年イタリア地質学者ジョヴァンニ・アルドゥイノが提唱した、第一紀、第二紀第三紀の3紀(のちに第四紀が加わって4紀となった)のうち1つである。化石が出ない時代と考えられた。しかし、アルドゥイノが第一紀の岩石と主張した岩石の多くは、古生代火成岩変成岩堆積岩がほとんど含まれていなかったため、化石が出ないのは当然であった。

キリスト教的歴史観からは、ノアの大洪水以前の時代と考えられた。ただしこれは、アルドゥイノの主張ではない。また、化石の出ない時代という考えは、現在の先カンブリア時代の概念に近い物であるが、先カンブリア時代の堆積岩からは微化石微生物の化石)が発見されているため、第一紀の概念を現在の地質時代区分に当て嵌めることは出来ない。

参考文献

関連項目

外部リンク