エイケンホルスト宮殿(エイケンホルストきゅうでん、オランダ語:Villa Eikenhorst)はオランダの南ホラント州、ワッセナー市のデ・ホルステン・エステートにある宮殿。オランダ国王ウィレム=アレクサンダーの別荘である。一般には公開されていない[1]。
エイケンホルスト宮殿はクリスティーナ王女[2]の命により1985年から1987年にかけて建てられた宮殿である。建設案が明らかになった1984年当時、自然環境の破壊を恐れる住民などから建設反対の声があがったが、最終的にオランダ王国枢密院の決定により建設が実現した[3]。建物は17世紀のオランダ農家風の様式となっている[4]。
クリスティーナ王女が夫のホルヘ・ペレス・イ・ギレルモと離婚した1996年まで、エイケンホルスト宮殿は同一家の居所であった。その後数年間は住人のいない状態が続いたが、2003年にウィレム=アレクサンダー王太子(当時)一家の居所となった[5]。
2009年に秋篠宮文仁親王と紀子妃の夫妻がオランダを訪問した際、マクシマ王太子妃(当時)主催の夕食会に出席するため同宮殿を訪れている[6]。
東経4度23分49.92秒 / 北緯52.1244806度 東経4.3972000度 / 52.1244806; 4.3972000