エリック・ヤン

中国系アメリカ人の実業家

エリック・ユェン(Eric S. Yuan、中国語: 袁征; 拼音: Yuán Zhēng1970年2月20日 -)は、中国出身で現在はアメリカ国籍[3]中国系アメリカ人実業家Zoomビデオコミュニケーションズの創設者であり、その22%を保有している[4]。70億アメリカドルの純資産を持っており、『フォーブス』の世界長者番付で293位に入っている[1]

エリック・ユェン
生誕Eric S. Yuan, 袁征
(1970-02-20) 1970年2月20日(54歳)
中華人民共和国の旗 中国山東省泰安市
国籍アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国[1]
教育山東科技大学
中国鉱業大学英語版
職業実業家
著名な実績Zoomビデオコミュニケーションズの創立者、CEO
WebExおよびCiscoのTechnical VC[2]
活動拠点中華人民共和国山東省泰安市
純資産330億アメリカドル(2020)[1]
肩書きZoomビデオコミュニケーションズの創立者、CEO
配偶者既婚
子供3[1]
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若いころの経歴

鉱山技師の子に生まれる。中国の山東省泰安市に生まれ育った[2][5]。4年生の時、をリサイクルして現金を得るために建築廃材を回収していた[2]

1987年、大学1年生だったとき、ガールフレンドを「訪ねる」ために10時間電車に乗っているうちにテレビ電話ソフトウェアの開発に触発された[6][5]山東科技大学応用数学の学士を取得し、中国鉱業大学英語版鉱山工学(mining engineering)の修士号を取得した[要出典]スタンフォード大学のエグゼクティブプログラムに参加した[2]

1994年に日本で講演を行ったビル・ゲイツに触発され、シリコンバレーに渡りテックブームに加わった[6]

1997年、27歳の時に9度目のトライでビザを取得し、英語をほとんど話せないまま渡米した[5][7]

経歴

1997年、WebExに入社した。そこではいつも一晩中コンピュータコードを書いており、他にはサッカーをする趣味の時間を作るしかしなかった[2]。WebExは2007年にシスコシステムズに買収され、ヤンはエンジニアリング部門の副部門長になった[5]

2011年にシスコの経営陣に対してスマートフォンで使いやすい新たなビデオ会議システムを提案した[8]。このアイデアは却下され、ヤンはシスコを離れZoomビデオコミュニケーションズを設立した[5]

当初、投資家の多くが市場は飽和状態にあると考えていたため、投資家を見つけ出すのに苦労した[8]

2019年、Zoomは新規株式公開公開会社となり、ヤンは初めて億万長者となった[2]

私生活

22歳、中国鉱業大学の修士学生であったときに結婚している[2]

脚注