クリプトクリドゥス

クリプトクリドゥス (Cryptoclidus) はジュラ紀中期に棲息していた首長竜の一つ。クリプトクリドゥス科に属する。属名は「隠された鎖骨」の意[1]

クリプトクリドゥス
生息年代: Middle jurassic
分類
ドメイン:真核生物 Eukaryota
:動物界 Animalia
:脊索動物門 Chordata
亜門:脊椎動物亜門 Vertebrata
:爬虫綱 Reptilia
:首長竜目 Plesiosauria
亜目:プレシオサウルス亜目 Plesiosauroidea
:クリプトクリドゥス科 Cryptoclididae
:クリプトクリドゥス属 Cryptoclidus
学名
Cryptoclidus
Seeley1892
  • Cryptoclidus eurymerus (Phillips, 1871)
  • Cryptoclidus richardsoni (Lydekker, 1889)

概要

体長4 - 8メートル、体重8トン。頭骨は細長く、顎に約100本の長く多数の鋭い歯があった。この歯列は魚などを捕らえる際の罠として機能したと推定される[2]。また、この歯で泥をこして餌を探していたとする説もある。首は長く、30個ほどの頸椎で構成される。前部の脚は柔軟な構造で、後部のものは前部より長い。鰭脚を支える肢帯は発達していた[3]。尾は短いが尾鰭があったとされる[4]

浅い海に棲み、魚、甲殻類、アンモナイトおよびイカを食べていた。あまり速く泳ぐことは出来なかったと推定され、おそらくは待ち伏せや不意打ちなどで獲物を捕らえていたとされる[5]

ほとんどの化石がイギリスフランス北部、ロシア、および南米で発見されている。

ギャラリー

脚注

参考文献

  • ティム・ヘインズ、ポール・チェンバーズ、群馬県立自然史博物館(監修) 著、椿正晴 訳『よみがえる恐竜・古生物』椿正晴(訳)、ソフトバンククリエイティブ、2006年。ISBN 4-7973-3547-5 
  • ヘーゼル・リチャードソン、ディビッド・ノーマン(監修)『恐竜博物図鑑』出田興生(訳)、新樹社〈ネイチャー・ハンドブック〉、2005年。ISBN 4-7875-8534-7 

関連項目

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