スコール (再保険)

フランスの再保険会社

スコールフランス語: Scor SE)は、フランスパリに本拠を置き、再保険を中心とする金融サービスを提供する多国籍企業。世界約30カ国に拠点を持ち[1]、損害再保険、生命再保険を軸に、アセットマネジメントも取り扱う。日本法人はスコール・サービス・ジャパン株式会社ユーロネクスト・パリスイス証券取引所に上場している(EuronextSCRSIXSCR)。

スコール
Scor SE
種類株式会社
市場情報EuronextSCR
SIXSCR
本社所在地フランスの旗 フランス
75795
5 avenue Kléber, Skærbæk, パリ16区
設立1970年 (54年前) (1970)
業種保険業
代表者ティエリー・レジェ(CEO
外部リンクスコール・グローバル・ライフ・エスイー
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沿革

1970年、フランス政府の援助を受けて設立、社名はSociété Commerciale de Réassuranceの略に由来する。1989年にパリ証券取引所に上場、また同業のUnion des Assurances de Paris (UAP)Deutsche Kontinentale Rückを相次いで合併した[2]1996年7月、米国のオールステート保険の再保険事業を買収[3]2000年4月、Partner Reから米国の生命再保険事業を買収し同国でのプレゼンスを拡げた[4]2006年7月、ドイツのRevios Rueckversicherungs AGを合併し収益規模が拡大[5]2007年5月、スコールはフランスの上場企業として初の欧州会社(SE)となった[2]。同年8月、オランダを拠点に生命再保険を取り扱うReMark Group B.V.を買収し子会社化[6]2011年4月、エイゴンの再保険部門である米国のTransamerica Reinsuranceを買収[7]2013年10月、米国のGenerali U.S. Holdings,Incを買収し同国の生命再保険事業で首位となり[8]2016年12月、新たにインドに拠点を開設した[2]。なお2015年3月、SOMPOホールディングスがスコールの株式買収を行い、持分法適用会社化を計画したものの、同年12月に頓挫した[9]

スコールの組織はScor SEのもと、損害再保険を扱うScor Global P&C SEと、生命再保険を扱うScor Global Life SEに大きく分かれており、このほかフランスを中心にアセットマネジメントなどの諸金融サービスを扱っている[10]

日本におけるスコール

日本におけるスコールの活動は、1983年の駐在員事務所の開設に始まる[11]。以降、日本法人「スコール・サービス・ジャパン株式会社」(SCOR Services Japan Co. Ltd.)により、損害再保険を取り扱ってきたが、2017年4月にScor Global Life SE(スコール・グローバル・ライフ・エスイー)による、生命・医療再保険の取り扱いも開始された[11][12]。東京(紀尾井町ビル)にオフィスを持つ[1]

出典

外部リンク