チェイス・アンダーソン

アメリカの野球選手 (1987 - )

ロバート・チェイス・アンダーソンRobert Chase Anderson, 1987年11月30日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州ウィチタ郡ウィチタフォールズ出身のプロ野球選手投手)。MLBボストン・レッドソックス所属。右投右打。愛称はテキサスTexas[1]

チェイス・アンダーソン
Chase Anderson
ボストン・レッドソックス
ミルウォーキー・ブルワーズ時代
(2018年7月14日)
基本情報
国籍アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地テキサス州ウィチタ郡ウィチタフォールズ
生年月日 (1987-11-30) 1987年11月30日(36歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
190 lb =約86.2 kg
選手情報
投球・打席右投右打
ポジション投手
プロ入り2009年 MLBドラフト9巡目(全体276位)
初出場2014年5月11日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴

プロ入り前

2006年MLBドラフト42巡目(全体1266位)でミネソタ・ツインズから指名されたが、ノース・セントラル・テキサス大学英語版へ進学した。

2007年MLBドラフト40巡目(全体1216位)で再びツインズから指名されたが、オクラホマ大学へ編入した。

プロ入りとダイヤモンドバックス時代

2009年MLBドラフト9巡目(全体276位)でアリゾナ・ダイヤモンドバックスから指名され、プロ入り。契約後、傘下のパイオニアリーグのルーキー級ミズーラ・オスプレイ英語版でプロデビュー。18試合(先発4試合)に登板して3勝1敗、防御率2.38、48奪三振を記録した。

2010年はまずA級サウスベンド・シルバーホークス英語版でプレーし、7試合に先発登板して2勝4敗、防御率2.82、31奪三振を記録した。5月にA+級バイセイリア・ローハイドへ昇格。19試合(先発4試合)に登板して5勝3敗3セーブ、防御率3.60、83奪三振を記録した。

2011年はA+級バイセイリアでプレーし、3試合に先発登板して1勝1敗、防御率5.40、20奪三振を記録した。

2012年はAA級モービル・ベイベアーズでプレーし、21試合に先発登板して5勝4敗、防御率2.86、97奪三振を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、ソルトリバー・ラフターズ英語版に所属した。11月19日にはダイヤモンドバックスとメジャー契約を結び、40人枠入りを果たした。

2013年3月2日にダイヤモンドバックスと1年契約に合意し[2]、3月14日にAAA級リノ・エーシズへ異動した[3]。この年はAAA級リノでプレーし、26試合(先発13試合)に登板して4勝7敗、防御率5.73、80奪三振を記録した。

2014年3月3日にダイヤモンドバックスと1年契約に合意[4]。翌4日にAAA級リノへ異動し、AA級モービルで開幕を迎えた。AA級モービルでは6試合に登板して4勝2敗・防御率0.69と好投。5月6日にメジャーへ昇格し[5]、11日のシカゴ・ホワイトソックス戦で先発起用されメジャーデビュー。5.1回を2安打無失点6奪三振に抑え、メジャー初勝利を挙げた[6]。最終的には21試合に先発登板して9勝7敗、防御率4.01、WHIP1.37、105奪三振という成績を記録した。シーズン終了後のルーキー・オブ・ザ・イヤーの投票では、1ポイントを獲得して10位に入った[7]

2015年は27試合に先発登板して6勝6敗、防御率4.30、WHIP1.30という成績を記録した。防御率が前年より悪化し、勝敗が同数になる等、やや低調な面もあったが、一方でWHIPやFIPは改善され、必ずしも不調のシーズンではなかった。

ブルワーズ時代

2016年1月30日にジーン・セグラタイラー・ワグナー英語版とのトレードで、アーロン・ヒルイーサン・ディアスと共にミルウォーキー・ブルワーズへ移籍した[8]。この年、ブルワーズでは先発ローテーションに定着して31試合に登板、うち30試合が先発登板だった。またしても規定投球回には届かず、9勝11敗、防御率4.39、WHIP1.37という数字だった。また、投球イニングは前年とほぼ同等ながら、前年比で + 10となる28本のアーチを被弾した。

ブルージェイズ時代

2019年11月4日にチャド・スパンバーガー英語版とのトレードで、トロント・ブルージェイズへ移籍した[9]

2020年オフの10月30日にFAとなった[10]

フィリーズ時代

2021年2月8日にフィラデルフィア・フィリーズと400万ドルの単年契約を結んだ[11]

レッズ時代

2022年8月27日にシンシナティ・レッズとマイナー契約を結んだ。その後、メジャーに昇格し、8月29日にレッズ移籍後初出場を果たした。11月6日にFAとなった[12]が、2023年2月18日にレッズとマイナー契約を結んだ[13]

レイズ時代

2023年5月3日に金銭トレードでタンパベイ・レイズへ移籍し、即日アクティブ・ロースターに登録された[14]。さらに同日のピッツバーグ・パイレーツ戦でキャリア初となるセーブを記録した[15]。5月10日にジェイク・ディークマンの加入に伴いDFAとなった[16]

ロッキーズ時代

2023年5月12日にウェイバー公示を経てコロラド・ロッキーズへ移籍した[17]。オフの11月3日にFAとなった[18]

レッドソックス時代

2024年2月18日にピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結んだ[19]が、これを破棄[20]し、3月25日にボストン・レッドソックスと125万ドルで契約を結んだ[21]。オプションとして50万ドルの出来高が含まれる[21]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2014ARI21210009700.563486114.11171640221054014143.711.38
201527270006600.500640152.21581840271113075734.301.30
2016MIL313000091100.450647151.21552853041204083744.391.37
2017252500012400.750569141.11131441171330047432.741.09
201830300009800.529644158.01313057071281071693.911.19
201932270008400.667592139.01262350281241167654.211.27
2020TOR1070001200.33315433.245111001381029277.221.63
2021PHI1490002400.33321548.051102013350036366.751.48
2022CIN970002400.33310324.01731503230018176.381.33
2023TB200000010185.020100200000.000.60
COL17170001600.14335481.188173207621053525.751.48
'23計19170001610.14337286.190173307641053525.421.42
MLB:10年218200000595610.51344221049.010031703598498811515355074.351.30
  • 2023年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

背番号

  • 57(2014年 - 2019年、2021年)
  • 22(2020年)
  • 48(2022年 - 2023年途中)
  • 45(2023年途中 - )

脚注

関連項目

外部リンク

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メジャーリーグベースボールボストン・レッドソックス及び、その前身球団のボストン・アメリカンズに所属経験のある選手に関するカテゴリ。

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