チャド・チャニング

チャド・チャニング英語: Chad Channing, 1967年1月31日 - )は、かつてニルヴァーナで活動していたアメリカ人ドラマー。現在はBefore Carsというバンドで、ベースリードボーカルを担当している。

チャド・チャニング
出生名Chad Channing
出身地カリフォルニア州サンタローザ
ジャンルハードロックグランジインディー・ロックオルタナティヴ・ロック
職業ミュージシャン
担当楽器ドラムギターベースボーカル
活動期間1985年 - 現在
レーベルPocket Star Records[1]
Floation Records[2]
共同作業者ニルヴァーナ
Child's Play
Stone Crow
RedBand
East of the Equator
Tic Dolly Row
Mind Circus
The Methodists
Fire Ants
Before Cars

来歴

生い立ち

1967年1月31日アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタローザで生まれる[3]。父がDJの仕事をしていたため、家族は頻繁に引っ越しをしていた。13歳の時、体育の授業中に大腿骨を粉砕骨折する。1年以上のリハビリ期間中に音楽に出会い、両親が買い与えたベースギターから始めた。治療が終わると、彼の両親が脚の強化のために、チャドにドラムセットを買い与えた。友人であり後にニルヴァーナへ加入するジェイソン・エヴァーマン英語版などとセッションをしていた。

チャニングがワシントン州ベインブリッジアイランドにてコックとして働いていた時期に、後にサウンドガーデンベーシストとなるベン・シェパード英語版と共にバンド Tick-Dolly-Row を立ち上げる[4]。ほどなくして数人の友人を通し、ドラマーを探していたニルヴァーナのカート・コバーンクリス・ノヴォセリックと知り合う。

ニルヴァーナでの活動

チャドがニルヴァーナに加入して間もない1988年6月、ファーストシングルのラヴ・バズのレコーディングをし、同年のクリスマス・イヴにはアルバムブリーチのレコーディングを開始した。

1989年6月にブリーチがリリースされる。作品内でチャニングはFloyd The Barber、Paper Cuts、Downerの3曲を除いた曲で演奏した。1990年4月プロデューサーButch Vigと共に、Smart Studiosにて8曲のレコーディングを行った。セッションの間に、カートとクリスはチャドの演奏に不満を抱き、それと同時に、チャドは作詞活動に参加させてもらえない不満を露わにしていた。こうしたすれ違いが生じ、カートとクリスは新たなドラムメンバーとして、デイヴ・グロールを迎える。デイヴの加入に伴い、チャドの演奏パートを録り直したが、アルバム、ネヴァーマインドの中で唯一、Pollyだけはチャドのパートが使用された。ネヴァーマインド-Deluxe Editionが発売されるまで、チャドの名前はクレジットに表記されていなかった。

ニルヴァーナ脱退後の活動

ニルヴァーナを脱退後、チャニングは新たに Fire Ants を結成。バンドは1992年Dekema RecordsよりEP盤のStrippedをリリーズ。偶然にも、プロデューサーがアルバムブリーチを担当した、ジャック・エンディノであった。バンドメンバーで、ベーシストのダン・マクドナルドとは1998年にThe Methodistでコラボした。

最近の活動として、2006年にシングル Old Chair をリリースし、Before Carsで活動をしている。バンドは2008年にジャック・エンディノのプロデュースにより、デビューアルバム、Walk Back をリリースした[5]。チャドはバンド内で、ベースとリードボーカルを担当している。

ディスコグラフィ

Tic-Dolly-Row

ニルヴァーナ

アルバム備考
ブリーチ - 1989年
ネヴァーマインド - 1991年Pollyのみ演奏[6](Deluxe editionまでクレジット未表記)
フロム・ザ・マディ・バンクス・オブ・ウィシュカーライブ・アルバム) - 2002年"Breed"と"Polly"に登場。
ウィズ・ザ・ライツ・アウト (ボックス・セット) - 2004年
ブリーチ - デラックス・エディション - 2009年
ネヴァーマインド deluxe/super deluxe edition - 2011年

Fire Ants

  • Ant Acid - 1992年
  • Stripped - 1992年

Methodists

Before Cars

脚注

外部リンク