ディアンジェロ・ラッセル

アメリカのバスケットボール選手 (1996 - )

ディアンジェロ・ダンテ・ラッセルD'Angelo Danté Russell, 1996年2月23日 - )は、アメリカ合衆国ケンタッキー州ルイビル出身のプロバスケットボール選手NBAロサンゼルス・レイカーズに所属している。ポジションはポイントガード

ディアンジェロ・ラッセル
D'Angelo Russell
ロサンゼルス・レイカーズ  No.1
ポジションPG
所属リーグNBA
シュート
基本情報
愛称D-lo
国籍アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1996-02-23) 1996年2月23日(28歳)
出身地ケンタッキー州ルイビル
身長193cm (6 ft 4 in)
体重88kg (194 lb)
ウィングスパン208cm  (6 ft 10 in)[1]
シューズLi-Ning[2]
キャリア情報
高校セントラル高等学校英語版
モントバード・アカデミー英語版
大学オハイオ州立大学
NBAドラフト2015年 / 1巡目 / 全体2位[1]
プロ選手期間2015年–現在
経歴
20152017ロサンゼルス・レイカーズ
20172019ブルックリン・ネッツ
2019–2020ゴールデンステート・ウォリアーズ
20202023ミネソタ・ティンバーウルブズ
2023ロサンゼルス・レイカーズ
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

経歴

ハイスクール

マクドナルド・オール・アメリカンでのラッセル(2014年)

フロリダ州にあるモントヴェルデ・アカデミー高ではベン・シモンズとともに2年連続の全米王者に導き、マクダナルド・オール・アメリカンに選ばれた。オハイオ州立大学進学後も主力として活躍。オールビッグ10ファーストチーム、カンファレンス新人王を受賞した[3]2015年のNBAドラフトアーリーエントリーを表明[4]し、1位指名の予想[5]もあったなかロサンゼルス・レイカーズに1巡目2位で指名された[6]

カレッジ

2015年1月9日のメリーランド大学戦でキャリアハイの14リバウンドを記録して勝利し、その後1月21日の試合でキャリアハイの33得点を記録し、試合に勝利した。NCAAトーナメント中、ラッセルはVCU戦で28点を記録し、延長戦の末に75-72で勝利した。しかし次のラウンドでアリゾナ大学に73-58で敗れた。オスカーロバートソントロフィー、ウェイマンティスデール賞、ジェリーウェスト賞を受賞し、コンセンサスのファーストチームオールアメリカン、およびファーストチームオールビッグテンとビッグテンフレッシュマンオブザイヤーに選ばれた。2014-15年シーズンは35試合に出場して平均19.3得点5.7リバウンド・5.0アシスト1.6スティールを記録した。シーズン終了後、2015年のNBAドラフトにアーリーエントリーした。

ロサンゼルス・レイカーズ

2015年6月25日のドラフトでロサンゼルス・レイカーズから全体第2位指名を受け入団した。

レイカーズでのラッセル(2015年)

12月4日のアトランタ・ホークス戦で16得点10リバウンドで初のダブル・ダブルをマーク[7]。2016のライジング・スターズ・チャレンジに出場し22得点7アシストをマークした[8]。3月1日のブルックリン・ネッツ戦でキャリアハイの39得点をマークし、これは2015-16年シーズンのルーキーの中で最多得点であり、レイカーズがロサンゼルスに移転してからの新人記録でもある。また8本の3ポイントシュートを決め、ルーキーでは歴代2位そしてレイカーズのルーキー記録であった[9]。チーム・ルーキーで1位となる1.2スティールをマーク。レイカーズの新人記録となる130本の3ポイントシュートを決め[10]130本を決めた最年少プレイヤーになった[11]NBAオールルーキーチームセカンドチームに選出された[12]

11月15日のネッツ戦で32得点をマーク[13]するなど順調な滑り出しだったが11月23日に左膝にPRP注射をし[14]2週間後に復帰した。2月2日のワシントン・ウィザーズ戦でキャリアハイの11アシストをマーク[15]。2年連続でライジング・スターズ・チャレンジに選出された[16]。3月19日のクリーブランド・キャバリアーズ戦ではレイカーズの最年少記録となる40得点をマークした[17]

ブルックリン・ネッツ

ネッツ時代のラッセル (2019年)

2017年6月23日にブルック・ロペスと2017年ドラフト指名権(後にカイル・クーズマになる)とのトレードで、ティモフェイ・モズコフとともにネッツへ移籍した[18]

2017-18シーズン、2017年10月18日の開幕戦でインディアナ・ペイサーズに140-131で敗北したが、30得点5アシストを記録した。10月31日、彼はフェニックス・サンズに122-114で敗れたが、シーズンハイの33得点を記録した。11月17日にネッツはラッセルが同月11日のユタ・ジャズ戦で負った怪我のため左膝の手術を行ったと発表した。負傷するまでの12試合で平均20.9得点、5.7アシストを記録していた[19]。2018年1月19日に行われたマイアミ・ヒート戦で32試合の欠場を経て手術から復帰し、約14分プレーした[20]。3月13日のトロント・ラプターズ戦で32得点を記録、試合はラプターズに116-102で敗れた。この試合では第1クォーターだけで24得点を記録し、ネッツの選手が第1クォーターに記録した得点としては、2005年4月4日のボストン・セルティックス戦でヴィンス・カーターが24得点を記録して以来の高得点となった[21]。3月23日のラプターズ戦で自身初となるトリプルダブルを記録した。2010年4月9日にテレンス・ウィリアムズが記録して以来、ネッツでは初のトリプルダブルとなった。


2018-19シーズン、2019年12月18日の試合では古巣のレイカーズを相手に22得点13アシストを記録し、勝利した。2019年1月18日のオーランド・マジック戦で当時のキャリアハイ・タイとなる40得点を記録した。第14週目(1月14-20日)の週間最優秀選手賞にも輝くなどチームを牽引した。2月には、ケガのビクター・オラディポに代わりオールスターゲームのリザーブ枠に選出された。同ゲーム出場は、ネッツの選手としては2013-14シーズンのジョー・ジョンソン以来となる。この年はエースに成長し、チームを42勝40敗のイースタンカンファレンス6位でプレーオフ進出に導いた。

ゴールデンステート・ウォリアーズ

2019年6月30日にサイン&トレードでゴールデンステート・ウォリアーズへ移籍し、4年1億7000万ドルの契約を結んだ。2019年11月8日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦でキャリアハイとなる52得点を記録した。ステフィン・カリークレイ・トンプソンの両エースを怪我で欠き、リーグ最下位に低迷するチームにおいて、キャリアハイの平均23.6点を記録するなど奮闘した。

ミネソタ・ティンバーウルブズ

2020年2月6日にアンドリュー・ウィギンズとドラフト指名権(後にジョナサン・クミンガとなる)とのトレードで、オマリ・スペルマン、ジェイコブ・エバンスと共にミネソタ・ティンバーウルブズへ移籍した[22]

レイカーズ復帰

2023年2月9日に3チーム間のトレードで、ジャレッド・バンダービルトマリック・ビーズリーと共に古巣のレイカーズへ移籍した[23]。2月15日のユタ・ジャズとの対戦でこれまでのキャリアハイを更新する17アシストを決めた[24]。3月23日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズで4本のスリーポイントを成功させ、1シーズンのスリーポイント成功数を187とし、これまでニック・バン・エクセルが持っていた183回というレイカーズの1シーズンにおけるスリーポイント球団最多成功数を上回った[25]

プレースタイル

独特なリズムや高精度の外角シュートやフローターなど優れた得点技術と、ピンポイントで通す高いパススキルで味方の高いシュート成功率を引き出している。また、素早いトランジションを数多く生み出すゲームメイクを得意とする。課題だった守備もゾーンディフェンスなどではアンカーになるなど、改善を続けている[26]

個人成績

略称説明
  GP出場試合数  GS 先発出場試合数 MPG 平均出場時間
 FG% フィールドゴール成功率 3P% スリーポイント成功率 FT% フリースロー成功率
 RPG 平均リバウンド APG 平均アシスト SPG 平均スティール
 BPG 平均ブロック PPG 平均得点 太字 キャリアハイ

NBA

レギュラーシーズン

シーズンチームGPGSMPGFG%3P%FT%RPGAPGSPGBPGPPG
2015–16LAL804828.2.410.351.7373.43.31.2.213.2
2016–17636028.7.405.352.7823.54.81.4.315.6
2017–18BKN483525.7.414.324.7403.95.2.8.415.5
2018–19818130.2.434.369.7803.97.01.2.221.1
2019–20GSW333332.1.430.374.7853.76.2.9.323.6
MIN121232.7.412.345.8734.66.61.4.321.7
2020–21422628.5.431.387.7652.65.81.1.419.0
2021–22656532.0.411.340.8253.37.11.0.318.1
2022–23545432.9.465.391.8563.16.21.1.417.9
LAL171730.9.484.414.7352.96.1.6.517.4
2023–24766932.7.456.415.8283.16.3.9.518.0
通算57150030.2.430.369.7923.45.81.1.317.8
オールスター1012.0.400.400.0001.03.0.0.06.0

プレーオフ

シーズンチームGPGSMPGFG%3P%FT%RPGAPGSPGBPGPPG
2019BKN5529.6.359.324.8463.63.61.4.219.4
2022MIN6632.7.333.387.7932.56.51.5.012.0
2023LAL161529.6.426.310.7692.94.6.7.313.3
20245536.9.384.318.5002.84.2.8.214.2
通算323131.3.388.327.7722.94.81.0.214.2

カレッジ

シーズンチームGPGSMPGFG%3P%FT%RPGAPGSPGBPGPPG
2014–15オハイオステート353533.9.449.411.7565.75.01.6.319.3

脚注

外部リンク

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