デイヴィッド・マカリスター

デイヴィッド・ジェームズ・マカリスター[1](David James McAllister、1971年1月12日 – )は、ドイツ政治家。所属政党はドイツキリスト教民主同盟(CDU)。2010年7月より2013年2月までニーダーザクセン州首相を務めた。

マカリスター(2013年)

来歴

ベルリンに生まれる。父親はスコットランド人、母親はドイツ人バイリンガルの環境に育ち、最初はベルリンで、ついでイギリスの小学校に通った。イギリスとドイツの二重国籍である[2]。1982年に両親とともにニーダーザクセン州のバート・ベーダーケザに引っ越し、1989年にインターナショナルギムナジウムアビトゥーアに合格。卒業後1991年まで兵役及びパートタイム軍人として装甲部隊に所属した。1991年から1996年までコンラート・アデナウアー財団の奨学金を受けてハノーファー大学法学を学ぶ。1996年に第一次司法試験に合格。研修期間を経て1998年に第二次司法試験に合格し、弁護士資格を取得した[3]

1991年から1994年まで、ドイツキリスト教民主同盟(CDU)の青年団組織ユンゲ・ウニオンのクックスハーフェン地区代表を務めた。1996年にクックスハーフェン郡議会議員に当選。1998年にはニーダーザクセン州議会議員に当選。2001年から2002年まで故郷バート・ベーダーケザの市長を務める。2002年から2003年にはCDUのニーダーザクセン州事務局長を務めた。2003年から2010年まで同州議会でCDU党議員団長を務める。2008年6月にクリスティアン・ヴルフ州首相の後任の党ニーザーダクセン州代表に選出された[4]

州首相の引継ぎ式典(2013年2月19日)。中央左がマカリスター、中央右が次代州首相に就任したシュテファン・ヴァイル

ヴルフ州首相が連邦大統領に転出した2010年7月1日、後任のニーダーザクセン州首相に選出され就任した。当時の現職州首相の中では最年少であった。2013年1月の州議会選挙で、マカリスター率いるCDUは州議会第一党を維持したが、野党連合の議席が上回ったため2月19日をもって離任した。CDU州議会議員団長には復帰せず、一議員として州議会に属している。

人物

2003年に結婚し、二女がある。2012年にエディンバラ大学より名誉博士号を授与された[5]

外部リンク

公職
先代
クリスティアン・ヴルフ
ニーダーザクセン州首相
2010年 -
次代
シュテファン・ヴァイル 
党職
先代
クリスティアン・ヴルフ
ドイツキリスト教民主同盟
ニーダーザクセン州代表

2008年 -
次代
(現職)