ナンベイウシガエル

ナンベイウシガエルLeptodactylus pentadactylus)は、無尾目ユビナガガエル科ユビナガガエル属に分類されるカエル。

ナンベイウシガエル
ナンベイウシガエル
ナンベイウシガエル
Leptodactylus pentadactylus
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン:真核生物 Eukaryota
:動物界 Animalia
:脊索動物門 Chordata
亜門:脊椎動物亜門 Vertebrata
:両生綱 Amphibia
:無尾目 Anura
亜目:カエル亜目 Neobatrachia
:ユビナガガエル科 Leptodactylidae
亜科:ユビナガガエル亜科 Leptodactylinae
:ユビナガガエル属 Leptodactylus
:ナンベイウシガエル
L. pentadactylus
学名
Leptodactylus pentadactylus
(Laurenti, 1768)[2]
シノニム

Rana pentadactylus Laurenti, 1768[2]

和名
ナンベイウシガエル
英名
Smokey jungle frog[3]

分布

エクアドルコロンビアスリナムペルー仏領ギアナボリビア[1]

形態

体長12.5 - 18cm(オス14 - 16.9cm、メス12.5 - 18.1cm)。オスよりもメスの方が大型になる。体色は赤や褐色で、背面に暗色の横縞が入る。吻端から側頭部にかけて黒い斑紋が入る。

幼生は全長6cm。繁殖期になるとオスは前肢が太くなり第1指に黒い疣(婚姻瘤)、胸部に左右に1つずつ棘状の突起が現れる。

生態

熱帯雨林の林床に生息する。跳躍力は強い。

食性は動物食で、昆虫節足動物、両生類、小型爬虫類、小型哺乳類などを食べる

繁殖形態は卵生。水辺の地面に穴を掘り、1回に1000個ほどの卵を泡に包んで産む。

人間との関係

生息地では食用とされることもある。

ペットとしても飼育されることもあり、日本にも輸入されている。以前は高価で輸送環境の悪さから状態を崩した個体が多かったが、近年は輸送状態も改善され価格も落ち着いてきている。日本では鳥羽水族館が初めて本種の飼育下繁殖に成功した。

出典

  • 池田純 「ナンベイウシガエル」『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』千石正一監修 長坂拓也編著、ピーシーズ、2002年、244頁。
  • 松井正文 「ナンベイウシガエル」『小学館の図鑑NEO 両生類・はちゅう類』、小学館、2004年、17頁。
  • 海老沼剛 「ナンベイウシガエル」『爬虫・両生類ビジュアルガイド カエル2 南北アメリカ大陸と周辺の島々のカエル』、誠文堂新光社、2006年、104頁。

関連項目

  • ユビナガガエル属
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