パウルス・アムブンダ

パウルス・アムブンダPaulus Ambunda1980年8月6日 - )は、ナミビアプロボクサースワコプムント出身。元WBO世界バンタム級王者。

パウルス・アムブンダ
基本情報
本名パウルス・ナタンゲ・アムブンダ
通称The Rock
階級スーパーバンタム級
身長162cm[1]
リーチ175cm
国籍ナミビアの旗 ナミビア
誕生日 (1980-08-06) 1980年8月6日(43歳)
出身地エロンゴ州スワコプムント
スタイルオーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数26
勝ち24
KO勝ち10
敗け2
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アマチュア時代

アムブンダはアマチュア時代にはナミビアのナショナルチームに所属した実績を持っていて、アマチュア時代の主な階級はフライ級だった。アマチュアで培った攻撃技術と防御技術の高さが光り、手堅く試合運びができ攻撃的なアウトボクシングから接近戦に定評がある[要出典]

プロ時代

2007年6月30日、プロデビュー。

2009年9月12日、ウィントフックにて、トミー・ナカシムバと空位のナミビアバンタム級王座を賭け対戦を行い、2回TKO勝ち。

2009年10月31日、ルワジ・ムゾリサとWBOアフリカバンタム級暫定王座決定戦を行い、2回TKO勝ち。その後正規王座に認定され、6度防衛。

2012年7月28日、新たに設立されたWBOインターナショナルバンタム級王座を賭けWBO世界バンタム級8位ウィリアム・プラド(ブラジル)と対戦。強打と変速的な動きで翻弄させ、終始攻撃的なアウトボクシングでポイントを稼ぎ3-0の大差判定勝ち。2人がフルマークでもう1人は大差でアムブンダを支持した。WBO世界バンタム級1位になり指名挑戦者になった。

2013年3月2日、ウィントフックにあるカジノホテルウィントフック・カウンティー・クラブ・リゾートにて、WBO世界バンタム級王者プンルアン・ソー・シンユー(タイ)と対戦した。タフでバンタム級離れした強打を持つプンルアンを攻撃的なアウトボクシングで翻弄しポイントを連取。しかし、終盤プンルアンに追い上げられるも、最後は接近戦で突き離し3-0の判定勝ちで王座獲得に成功した。

2013年8月1日、フィリピンセブ州セブ市ウォーターフロント・セブシティ・ホテル&カジノでWBO世界バンタム級5位の亀田和毅と対戦したが[2]、0-3の判定で初の敗戦、世界王座を失った。

2014年9月13日、マンチェスターマンチェスター・アリーナでWBA世界スーパーバンタム級王者スコット・クィッグに挑戦しハリー・サイモンに続くナミビア人2人目の2階級制覇を目指したが練習中に膝の筋肉を負傷したため出場を断った。

減量苦を機にスーパーバンタム級に転向。2014年5月17日、クリスチャン・パルマとIBF並びにWBAインターナショナルスーパーバンタム級王座決定戦を行い12回3-0(116-112、119-109、120-113)の判定勝ちで王座獲得に成功した。

2014年12月20日、前回クィッグに敗れてランカーを追われたチフィワ・ムンヤイと対戦し12回2-1の判定勝利。

2015年8月1日、ウィントフックのラマテックス・ファクトリーでIBO世界スーパーバンタム級王座決定戦をレアンドロ・デビッド・エスペランテと対戦。2回にキャリア初のダウンを奪われたが何とか巻き返し12回2-1(115-113、114-113、114-115)の判定勝ちで王座獲得に成功した。

2015年12月5日、ウィントフックのラマテックス・ファクトリーでジェイソン・クーパーと対戦し、3-0の12回判定勝ちを収め初防衛に成功した。

2016年6月11日、ナミビアで3年ぶりの世界戦と同国初の王座統一戦を開催。ウィントフックのラマテックス・ファクトリーでWBA世界スーパーバンタム級暫定王者モイセス・フローレスと王座統一戦で対戦[3]。初回にダウンを奪われるも2回から優勢に立った。しかし中盤にフローレスに連取されて6回はダウン寸前、7回にダウンを追加された。終盤に反撃するも序盤優勢を生かせず12回0-3(112-115、110-115、111-114)の判定負けを喫し、ハリー・サイモンに続くナミビア人2人目の2階級制覇とIBO王座の2度目の防衛に失敗しIBO王座から陥落した[4][5]。当初は5月7日に行われる予定だったがアムブンダが練習中にふくらはぎを負傷した為(実際に軽傷で済んだ)延期していた[6]

2019年5月11日、バージニア州フェアファックスイーグルバンク・アリーナステファン・フルトンと対戦し、12回0-3(3者共107-120)の判定負けを喫し2018年8月29日に返り咲いたIBO王座の初防衛に失敗、王座から陥落した[7]

戦績

  • プロボクシング:26戦24勝(10KO)2敗
日付勝敗時間内容対戦相手国籍備考
12007年6月30日勝利4R判定3-0ヨハネス・ガブリエル ナミビアプロデビュー戦
22007年8月11日勝利4R判定3-0ヨハネス・ガブリエル ナミビア
32007年11月10日勝利4R判定3-0ペタネーニ・エラーゴ ナミビア
42008年8月16日勝利1RTKOヨハネス・ガブリエル ナミビア
52008年12月11日勝利2RTKOダニエル・アウシク ナミビア
62009年5月22日勝利1R 終了TKOマシューズ・ニイテンブ ナミビア
72009年7月25日勝利6R判定3-0プファリソ・ネルブフラニ 南アフリカ共和国
82009年9月12日勝利2R 0:33TKOトミー・ナカシンバ ナミビアナミビアバンタム級王座決定戦
92009年10月31日勝利2R 2:00TKOルワジ・ムゾリサ 南アフリカ共和国WBOアフリカバンタム級暫定王座決定戦→正規王座認定
102010年3月20日勝利1RKOシセンビレ・キビティ 南アフリカ共和国
112010年4月30日勝利3RTKOテンダニ・ムニャイ 南アフリカ共和国WBOアフリカ防衛1
122010年5月29日勝利8R判定3-0シフォ・ヌカディメン 南アフリカ共和国
132010年7月24日勝利12R判定3-0クラース・ムボヤネ 南アフリカ共和国WBOアフリカ防衛2
142010年11月25日勝利8RTKOタワンガ・チグウィダ ジンバブエWBOアフリカ防衛3
152011年6月11日勝利12RKOエミリオ・ノルファト  ケニアWBOアフリカ防衛4
162011年9月24日勝利3RTKOタワリブ・ムビル  ケニア
172011年11月5日勝利12R判定2-1ボンガニ・マラング 南アフリカ共和国WBOアフリカ防衛5
182012年3月20日勝利12R判定3-0クレウトゥス・ムブヘレ 南アフリカ共和国WBOアフリカ防衛6
192012年7月28日勝利12R判定3-0ウィリアム・プラド ブラジルWBOインターナショナルバンタム級王座決定戦
202013年3月2日勝利12R判定3-0プンルアン・ソー・シンユー タイWBO世界バンタム級タイトルマッチ
212013年8月1日敗北12R判定0-3亀田和毅 (亀田) 日本WBO王座陥落
222014年5月17日勝利12R判定3-0クリスチャン・パルマ  チリWBAIBFインターナショナルスーパーバンタム級王座決定戦
232014年12月20日勝利12R判定2-1チフィワ・ムンヤイ 南アフリカ共和国
242015年8月1日勝利12R判定2-1レアンドロ・デビッド・エスペランテ アルゼンチンIBO世界スーパーバンタム級王座決定戦
252015年12月5日勝利12R判定3-0ジェイソン・クーパー オーストラリアIBO防衛1
262016年6月11日敗北12R判定0-3モイセス・フローレス メキシコWBA暫定・世界スーパーバンタム級タイトルマッチ・IBO王座陥落
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獲得タイトル

  • ナミビアバンタム級王座
  • WBOアフリカバンタム級暫定王座
  • WBOアフリカバンタム級王座
  • WBOインターナショナルバンタム級王座
  • WBO世界バンタム級王座(防衛0)
  • IBFインターナショナルスーパーバンタム級王座
  • WBAインターナショナルスーパーバンタム級王座
  • IBO世界スーパーバンタム級王座

脚注

関連項目

外部リンク

前王者
プンルアン・ソー・シンユー
WBO世界バンタム級王者

2013年3月2日 - 2013年8月1日

次王者
亀田和毅
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