全情協パソコン技能検定2種試験

パソコン技能検定II種試験(パソコンぎのうけんていにしゅしけん)とは、財団法人全日本情報学習振興協会が主催する検定試験である。文部科学省後援。

パソコン技能検定Ⅱ種試験
実施国日本の旗 日本
資格種類民間資格
分野コンピュータ・情報処理
試験形式CBT
認定団体財団法人 全日本情報学習振興協会
後援文部科学省
等級・称号1級 - 6級
公式サイトhttps://www.joho-gakushu.or.jp/pc/
ウィキプロジェクト ウィキプロジェクト 資格
ウィキポータル ウィキポータル 資格
テンプレートを表示

概要

当検定試験は、マイクロソフト製アプリケーションソフトMicrosoft OfficeWordExcelを用いたビジネス文書作成能力を測定する、パソコンの検定試験である。かつては、採点するシステムが対応するOSのバージョンはWindows XPのみだけだったので、そのため協会では、同一内容の試験をパソコン検定 文書・表計算試験として実施していたが、2018年平成30年)に統合された。

試験内容

試験科目は実技試験のみで、パソコン上で行う。CBTを採用しているため、問題用紙は使用せず、採点もパソコン上で行われる。過去には実技試験だけでなく筆記試験も行われていたが、平成19年から筆記試験は廃止された。

各級の試験内容は以下の通りとなる[1]。いずれの級も、100点満点中70点以上を取得すれば合格・資格認定となる。

等級想定される対象者試験時間文章処理表計算・データベースグラフ検定料(税抜)
1級ビジネス上級90分図表・画像の貼り付けを含んだ
文章作成
2級までの内容をベースとした
高度なデータ処理
2級の内容+
散布図の作成
7,000
2級ビジネス中級60分図表を含んだ文章作成3級の内容をベースとした
やや高度なデータ処理
3級の内容+
積み上げグラフ
5,000円
3級中学生・高校生・一般簡単な図表を含んだ文章作成表計算機能を利用した
簡単なデータ集計
グラフ4,000円
4級小学生・中学生・一般3,000円
5級小学生・中学生・一般初心者40分図表を含まない簡単な文章作成(出題なし)2,500円
6級2,000円

試験会場・日程

全日本情報学習振興協会の認定会場にて受験ができる。試験日程は、主に偶数月(2月・4月・6月・8月・10月・12月)の上旬に設定されており、年6回の開催となる。

使用機器・ソフト

試験に用いるOSおよびMicrosoft Officeは以下の通りである(2020年8月現在)[1]。使用する機器、ソフトは認定会場ごとに異なるため、受験予定の会場に事前に確認をとることが望ましい。

合格者の特典

2級以上合格者は、全日本情報学習振興協会主催のパソコンインストラクター資格認定試験の受験資格を得る[2]

参考書籍

試験対策用のテキスト及び過去問題集は、情報学習新聞社ホームページ上にて購入できる。Microsoft Office 2003対応版と2010対応版が発行されているので、使用するMicrosoft Officeのバージョンに合わせたテキストで試験対策を行うのが望ましい(2007で受験する場合、機能が近い2010対応版を使用されたい)。

脚注

関連項目

外部リンク