ヒルベルト・ラミレス

ヒルベルト・ラミレス・サンチェスGilberto Ramírez Sánchez1991年6月19日 - )は、メキシコプロボクサーシナロア州マサトラン出身。現WBA世界クルーザー級スーパー王者。元WBO世界スーパーミドル級王者。

ヒルベルト・ラミレス
基本情報
本名ヒルベルト・ラミレス・サンチェス
通称Zurdo(左利き)
階級ライトヘビー級
身長189cm
リーチ191cm
国籍メキシコの旗 メキシコ
誕生日 (1991-06-19) 1991年6月19日(32歳)
出身地シナロア州マサトラン
スタイルサウスポー
プロボクシング戦績
総試合数46
勝ち45
KO勝ち30
敗け1
テンプレートを表示

来歴

アマチュア時代

ラミレスは3度メキシコジュニアチャンピオンに輝いたことがある。

プロ時代

スーパーミドル級

2009年8月21日、18歳でプロデビュー。初回41秒KO勝ちを収めデビュー戦を白星で飾った。

2010年12月17日、ロゲリオ・メディナとWBC世界スーパーミドル級ユース王座決定戦を行い、6回2分14秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。

2011年7月16日、オニー・バルガスと対戦し、2回1分42秒TKO勝ちを収めWBCユース王座の初防衛に成功した。

2011年9月24日、アミルカー・エドガルド・フネス・メリアンと対戦し、5回TKO勝ちを収めWBCユース王座の2度目の防衛に成功した。

2011年11月26日、サムエル・ミラーと対戦し、4回TKO勝ちを収めWBCユース王座の3度目の防衛に成功した。

2012年4月14日、ジェイミー・バルボサと対戦し、10回3-0(100-90、100-91、97-93)の判定勝ちを収めWBCユース王座の4度目の防衛に成功した。

2012年8月25日、リカルド・グティエレスと対戦し、10回3-0(3者とも100-90)の判定勝ちを収めWBCユース王座の5度目の防衛に成功した。

2012年11月17日、マルクス・アップショーと対戦し、10回3-0(98-92、2者が99-90)の判定勝ちを収めWBCユース王座の6度目の防衛に成功した。

2013年4月20日、アレナ・シウダ・デ・メヒコでファン・デ・アンヘルとミドル級10回戦を行い、3回2分6秒KO勝ちを収め、トップランク社契約初戦を白星で飾った。

2014年4月11日、マンダレイ・ベイ・イベント・センターで空位のNABF北米スーパーミドル級王座並びにNABO北米スーパーミドル級王座決定戦をジョバンニ・ロレンソと行い、5回2分47秒TKO勝ちを収めNABF王座の獲得に成功、NABO王座の獲得にも成功した。

2014年7月19日、マカオザ・ベネチアン・マカオコタイ・アリーナで鄒市明VSルイス・デ・ラ・ロサの前座でNABF北米王座防衛とWBOインターナショナルスーパーミドル級王座決定戦を兼ねてジュニア・タリペウと対戦し、初回1分58秒TKO勝ちを収めNABF王座の初防衛に成功、WBOインターナショナル王座の獲得にも成功した。

2015年11月24日、WBOがアルツール・アブラハムと指名試合を行うよう指令を出した。30日以内に合意に達しなければ入札を指示を受けた[1]

2016年1月9日にアルツール・アブラハム陣営とヒルベルト・ラミレス陣営が指名試合を行うことで合意したと報道されたが[2][3]、交渉は決裂し同月13日に入札が行われ、アブラハムを擁するウィルフリード・ザウアーラントザウアーラント・イベントが156万3057ドルを提示。ラミレス擁するトップランクの入札額150万ドルを僅かながら上回りザウアーラント・イベントが落札した[4][5]

2016年1月19日、ドイツでの試合開催になる予定だったが、トップランクが入札時より更に資金を積んでアメリカ開催で交渉をまとめ上げた[6][7]

2016年4月9日、MGMグランド・ガーデン・アリーナマニー・パッキャオVSティモシー・ブラッドリーの前座でWBO世界スーパーミドル級王者のアルツール・アブラハムと対戦し、12回3-0(3者共120-108)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[8]。4月16日、WBOはラミレスを2016年4月度の月間MVPに選出した[9][10]

2016年7月5日、同月23日にMGMグランド・ガーデン・アリーナでWBO世界スーパーミドル級14位のドミニク・ビティッチと対戦し、初防衛を目指す予定だったが、スパーリング中に右拳の腱を断裂したため中止となった[11]

2017年4月22日、スタブハブ・センター・テニスコートオスカル・バルデスVSミゲル・マリアガの前座で、WBO世界スーパーミドル級9位のマックス・ブーサックと対戦し、12回3-0(3者とも120-106)の判定勝ちを収め初防衛に成功した[12]

2017年9月22日、ツーソン・コンベンション・センターでオスカル・バルデスVSジェネシス・セルバニアの前座で、WBO世界スーパーミドル級1位のジェシー・ハートと対戦し、12回3-0(115-112×2、114-113)の判定勝ちを収め2度目の防衛に成功した[13][14]

2018年2月3日、テキサス州コーパスクリスティアメリカン・バンク・センター英語版で、WBO世界スーパーミドル級4位のハビブ・アメドと対戦し、6回2分31秒TKO勝ちを収め3度目の防衛に成功した[15][16]

2018年6月30日、オクラホマ州オクラホマシティチェサピーク・エナジー・アリーナで、WBO世界スーパーミドル級10位のロアマー・アレクシス・アングロと対戦し、12回判定勝ちを収め4度目の防衛に成功した[17]

2018年12月14日、テキサス州コーパスクリスティのアメリカン・バンク・センターでジェシー・ハートと対戦し、12回2-0(115-113×2、114-114)の判定勝ちを収め5度目の防衛に成功した[18][19]

ライトヘビー級

2019年4月12日、ステイプルズ・センターでトミー・カーペンシーとライトヘビー級12回戦を行い、カーペンシーが4回終了時に棄権しTKO勝ちとなりライトヘビー級転向戦を制した[20][21]

2019年5月13日、WBO世界スーパーミドル級王座を返上した[22][23]

2020年7月18日、ボブ・アラムトップランク社から離脱してフリーエージェントになったことを発表した[24]

2020年11月12日、新しいプロモーターであるスルド・プロモーションズを設立した[25]

2021年2月26日、オスカー・デ・ラ・ホーヤゴールデンボーイ・プロモーションズと契約したことを発表した[26]

2021年12月18日、WBA世界ライトヘビー級5位のユニエスキ・ゴンサレスとWBA世界ライトヘビー級挑戦者決定戦で対戦し、10回TKO勝ちを収め、スーパー王者ディミトリー・ビボルへの挑戦権を獲得した[27]

2022年5月14日、オンタリオトヨタ・アリーナでWBA世界ライトヘビー級1位でIBO世界ライトヘビー級王者のドミニク・ボーセルとWBA世界ライトヘビー級挑戦者決定戦で対戦し、4回KO勝ちを収め挑戦権の獲得並びにIBO王座の獲得に成功した[28]

2022年11月5日、アブダビヤス島エティハド・アリーナでWBA世界ライトヘビー級スーパー王者ディミトリー・ビボルと対戦し、12回判定負けを喫し王座獲得や2階級制覇に失敗すると同時に、45戦目での初黒星となった。

2023年3月18日、カリフォルニア州ロングビーチのウォルター・ピラミッドでガブリエル・ロサドとライトヘビー級契約で対戦予定だったが、ラミレスは前日の非公式計量を182.6ポンドで計量し、7.6ポンド(3.4キロ)の体重超過。このため試合は中止になった[29]

2024年3月30日、カリフォルニア州イングルウッドのYouTubeシアターでWBA世界クルーザー級スーパー王者アルセン・グラミリアンに挑戦し、12回3-0(118-110×3)の判定勝ちを収め王座獲得と2階級制覇に成功した。この試合でグラミリアンは62万5千ドル(約9460万円)、ラミレスは40万ドル(約6050万円)のファイトマネーを稼いだ。

戦績

  • プロボクシング:47戦 46勝 (30KO) 1敗
日付勝敗時間内容対戦相手国籍備考
12009年8月21日1R 0:41KOへセス・マハジャネス メキシコプロデビュー戦
22009年8月29日1R 1:52TKOホエル・ラモス メキシコ
32009年9月4日2R 終了TKOブラス・カマチョ メキシコ
42009年10月2日2R 2:40KOエリウ・ドゥエナス メキシコ
52009年11月21日1R 2:36TKOアントニオ・ビジャヌエバ メキシコ
62009年12月12日4R判定3-0ルイス・イグナシオ・カストロ メキシコ
72010年1月30日4R判定3-0アドルフォ・ピメンテル メキシコ
82010年2月26日1R 2:04KOルイス・アンヘル・パディジャ メキシコ
92010年3月26日3R 0:24KOエクトール・ベルドゥスコ メキシコ
102010年4月30日2R 0:30KOヘスス・アヤラ メキシコ
112010年6月26日2R 1:54TKOホルへ・バレラ メキシコ
122010年7月30日2R 1:35KOギレルモ・ロメロ メキシコ
132010年8月28日2R 1:32TKOヒルベルト・フローレス・エルナンデス メキシコ
142010年10月29日2R 2:28KOクリスチャン・ソラノ メキシコ
152010年12月17日6R 2:14TKOロヘリオ・メディナ メキシコWBC世界ミドル級ユース王座決定戦
162011年2月18日8R 2:20TKOヘスス・アラス・ペレイラ メキシコ
172011年5月13日7R 2:13TKOフランシスコ・ビジャヌエバ メキシコ
182011年7月16日2R 1:42TKOネオイ・バルデス  コロンビアWBCユース防衛1
192011年9月24日5R 終了TKOアミルカー・エドガード・フネス・メリアン アルゼンチンWBCユース防衛2
202011年11月26日4R 終了TKOサムエル・ミラー  コロンビアWBCユース防衛3
212012年4月14日10R判定3-0ジェイミー・バルボザ コスタリカWBCユース防衛4
222012年6月16日8R 2:20TKOイサック・メンデス メキシコWBCユース防衛5
232012年8月25日10R判定3-0リチャード・グティエレス  コロンビアWBCユース防衛6
242012年11月17日10R判定3-0マルクス・アップショウ アメリカ合衆国WBCユース防衛7
252013年4月20日3R 2:06KOフアン・デ・アンヘル  コロンビア
262013年8月24日10R判定3-0デリック・フィンデリー アメリカ合衆国
272014年2月1日1R 1:31TKOドン・モートン アメリカ合衆国
282014年4月11日5R 2:47TKOジョバンニ・ロレンソ ドミニカ共和国NABA・NABO北米スーパーミドル級王座決定戦
292014年7月19日1R 1:58TKOジュニア・タリペウ ニュージーランドNABA防衛1
WBOインターナショナルスーパーミドル級王座決定戦
302014年11月15日8R 2:20TKOフルゲンシオ・スニガ  コロンビアNABA防衛2・WBOインターナショナル防衛1
312015年1月24日10R判定3-0マキシム・ウラゾフ ロシアNABA防衛3・WBOインターナショナル防衛2
322015年6月26日10R判定3-0デレック・エドワーズ アメリカ合衆国NABA防衛4・WBOインターナショナル防衛3
332015年11月20日10R判定3-0ゲボルグ・カーチキアン オランダNABA防衛5・WBOインターナショナル防衛4
342016年4月9日12R判定3-0アルツール・アブラハム アルメニアWBO世界スーパーミドル級タイトルマッチ
352017年4月22日12R判定3-0マキシム・ブーサク  ウクライナWBO防衛1
362017年9月22日12R判定3-0ジェシー・ハート アメリカ合衆国WBO防衛2
372018年2月3日6R 2:31TKOハビブ・アメド ガーナWBO防衛3
382018年6月30日12R判定3-0ロアメル・アレクシス・アングロ  コロンビアWBO防衛4
392018年12月14日12R判定2-0ジェシー・ハート アメリカ合衆国
402019年4月12日4R 終了TKOトミー・カーペンシー アメリカ合衆国
412020年12月18日10R 0:59TKOアルフォンソ・ロペス アメリカ合衆国NABF北米ライトヘビー級タイトルマッチ
422021年7月9日4R 1:38KOスリバン・バレラ  キューバ
432021年12月18日10R 1:23TKOユニエスキ・ゴンザレス  キューバ
442022年5月14日4R 1:33KOドミニク・ボーセル ドイツ
452022年11月5日12R判定0-3ディミトリー・ビボル ロシアWBA世界ライトヘビー級タイトルマッチ
462023年10月7日10R判定3-0ジョー・スミス・ジュニア アメリカ合衆国
472024年3月30日12R判定3-0アルセン・グラミリアン フランスWBAスーパー・世界クルーザー級タイトルマッチ
テンプレート

獲得タイトル

脚注

関連項目

外部リンク

前王者
アルツール・アブラハム
WBO世界スーパーミドル級王者

2016年4月9日 - 2019年5月13日(返上)

空位
次タイトル獲得者
ビリー・ジョー・ソーンダース
前スーパー王者
アルセン・グラミリアン
WBA世界クルーザー級スーパー王者
2024年3月30日 - 現在
次スーパー王者
N/A
🔥 Top keywords: メインページ飯豊まりえ高橋一生石丸伸二特別:検索キダ・タロー廣瀬智紀弥助三淵嘉子川栄李奈羽賀研二葛西美空岸辺露伴は動かない秋元優里鈴村健一ユージ虎に翼山崎育三郎STARTO ENTERTAINMENT乙黒えり出口夏希窪塚愛流木田美千代緒方賢一Never young beach田村正和ニューカレドニア猿の惑星シリーズマイケル・ゴードンプロポーズ大作戦 (テレビドラマ)スロバキア麿赤兒浅野温子笠松将竜とそばかすの姫堀田賢慎ラナルド・マクドナルド伊倉愛美仲野太賀