ファッション雑誌

ファッション誌から転送)

ファッション雑誌(ファッションざっし)は、ファッションを主なテーマとして扱う雑誌である。

ファッションが報道の対象として定期的に取り上げられるようになったのは、19世紀前半のフランスにおいてである。『ジュルナル・デ・ダム・エ・デ・モード』がその先駆的な雑誌であるが、1829年にはベリー公爵夫人の援助によって『ラ・モード』が創刊され、バルザックら知識人を執筆陣に迎えてフランスのファッション雑誌の代表的な存在となった。19世紀末には『ジュルナル・ド・ラ・ヴィ・リテレール』がフランスのファッション雑誌の中心的存在に躍り出た[1]

今日に続くファッション雑誌の基礎を作ったのは、1867年にアメリカで創刊された『ハーパーズ バザー』および1893年に同じくアメリカで創刊された『ヴォーグ』である。両誌は現在も世界で最も影響力があるファッション雑誌として、多数の国で発行されている。

日本におけるファッション雑誌

日本の女性にとってファッションは極めて関心の高いものであり、流行、年齢、生活・収入レベルやそれらがもたらす読者別のファッションの傾向によって数多くのファッション雑誌が発行されている。近年では老舗女性ファッション雑誌といわれた『Olive』(マガジンハウス)や『mcシスター』(当時の婦人画報社、現・ハースト婦人画報社)が次々休刊した。インターネットの普及により『ef』(主婦の友社)がデジタル媒体に移行したような例もある。

また、日本におけるファッション雑誌は洋服の発祥地である西洋のファッション雑誌の模倣や提携などから始まっており、欧化主義洋装化の影響を強く受け、モデル金髪碧眼白人を起用し、美の典型と位置づけるものも多く、西洋式の文化を称賛する傾向が強い雑誌もある。日本のファッション誌の歴史は『服装文化』(1934年創刊)、『ル・シャルマン』(1935年創刊)を端緒に、『装苑』(1936年創刊)に始まり『アンアン』(1970年創刊)で確立したとされるが[2]、1980年代に入ると女性向けファッション誌が乱立しはじめ、読者ターゲットやファッションの好みによって、モード系、赤文字系青文字系、黒文字系などジャンルも多岐にわたり、赤文字系をはじめ日本人モデルが中心の雑誌は多い[3]

内容

メインは月刊誌から季刊誌のペースでのトレンドに合わせた着こなしの紹介である。全身の服装、個別のアイテム (カタログともいえる)、ヘアスタイルやメイクが、モデルや芸能人、読者など多様な人物の写真で表され、商品を説明するキャプションがつく。また主眼となるコンセプトがモード系ではコレクションの図版、ストリートファッションならばストリートスナップが用いられる。

一応ファッション雑誌とは分類されるものの、女性誌の場合、恋愛、占い、音楽等のレビュー、ダイエットをはじめとする美容、インテリア、キャリア、育児、金銭管理、料理のレシピ、旅行、また小物の付録など、実生活で役立つ情報やエンタテイメント要素を盛り込んでいる。しかし一方で、消費意欲の煽動を訴求するあまり、過激で根拠のないでたらめな情報、品性に欠ける文章を掲載することも少なくなく、世間からの批判も少なくない[4]

流行の創出

洋服や装飾品だけでなく、ライフスタイル全般を取り上げるファッション雑誌も多い。『アンノン族』を生み出し、従来の物見遊山型でない女性の国内旅行を定着させた『an・an』・『non-no』などが女性の若者文化に大きな影響を与えた。バブルが終わり不況の長期化、情報源の多様化などにより、女性ファッション誌ではファッション情報に特化した実用性を求める傾向が強まっているが、男性ファッション雑誌は物・文化記事を重視する傾向が目立つ。ファッション記事やグラビアよりも若年サラリーマン向けの宣伝タイアップを絡めたビジネスノウハウ記事が目立つ『GQ JAPAN』や、逆に、自動車雑誌であるものの、ファッション記事にも多くのページを割く『NAVI』のような雑誌(廃刊)もある。「ちょい不良(ワル)オヤジ」等のスタイル提案で知られる中年男性ファッション誌『LEON』(主婦と生活社)のように、単なるファッションだけにとどまらず、スタイルや生き方にまで及ぶ流行を生み出そうとしている雑誌もある。

2000年代に入り、ファッションの多様化が進む一方、活字媒体全般にわたり不調と言われている[誰によって?]2006年現在、パンク・ファッションストリートファッションモード系など個性や先鋭的なセンスを打ち出す雑誌は一部に根強い支持があるものの、全体としては男性誌・女性誌ともに実利的な異性受け(「モテ」と称される)するファッションを重視する傾向が強まっている。10代後半から20代の女性向けファッション雑誌というカテゴリで圧倒的に強みを持つ『CanCam』がその代表格であり、近年ではその専属モデルであった押切もえ蛯原友里が誌面で着用した服は、即完売するという影響力をもった[5]

着物やロリータ、アウトドアなど限定的な服装に特化したものや、美容、フィットネス、ヘアスタイル、メイク、ネイルに関する雑誌も刊行されている。

なお、月刊女性誌には1kgを超えるものもあるが、近年は、持ちやすい「小型版」も同時に発売されている[6]

年譜

  • 1867年 アメリカ合衆国で『Harper's BAZAAR』創刊。
  • 1893年 アメリカ合衆国で『ヴォーグ』創刊。
  • 1905年婦人画報』創刊。国木田独歩を初代編集長として創刊された、日本で最も歴史ある婦人総合誌。
  • 1936年 宇野千代が時事新報社(のちにスタイル社)より日本初のファッション雑誌『スタイル』を創刊[注釈 1]。表紙画は藤田嗣治、題字は東郷青児。定価20銭。全32ページのうち、洋装に16、男物に4、和装に8、化粧に4という構成だった[7]。同年、『装苑』が創刊。当時は洋裁の専門誌としての性格が強かった。
  • 1946年 坂内ミノブによる『女性線』創刊。刊行は坂内が経営する吉田出版。[8]
  • 1949年ドレスメーキング』創刊。同年、日本初の男性ファッション誌『洋装』が洋装社より創刊。
  • 1950年 男性ファッション誌『男子専科』がスタイル社より創刊。
  • 1955年 男性ファッション誌『MEN'S CLUB』創刊。
  • 1958年家庭画報』創刊。
  • 1960年ハイファッション』創刊。
  • 1969年 1966年から刊行されていた森英恵のPR誌『森英恵流行通信』が『流行通信』の名でファッション専門誌として創刊される。
  • 1971年non-no』創刊。旅行特集で前年創刊の『anan(アンアン)』とともにアンノン族現象を引き起こす。
  • 1971年POPEYE』創刊。従来の男性誌と一線を画す、カタログ風の実践的内容であった。
  • 1975年JJ』創刊。ニュートラが全国的に流行。
  • 1980年代 バブル期の消費拡大により広告収入が見込めるビジュアル(ファッション写真などのエディトリアルデザイン)重視のファッション誌(海外有名ファッション誌の日本語版含む)の創刊が相次ぐ。
  • 1994年 不況とともに、ビジュアルより服の詳細情報を主にしたファッション情報誌が増え、アンチテーゼとしてアート系ファッション誌『ジャップ』が創刊されるも出版社倒産により廃刊[9]

主要なファッション雑誌のリスト

各出版社が人気のファッションをスタイル別(俗にテイスト、○○系と呼ばれる)・年齢やライフスタイル別の専門誌を出版しており、以下は現在一般的に認知されている印象をマクロにカテゴライズしているが、形而上・抽象的な概念に拠るものから、認識も十人十色であり、はっきりとした特徴は確立されていない。例えば一般的に相反するものとされがちなカジュアルコンサバにあたっても、流行、または雑誌の意向により、カジュアル専門誌であってもコンサバのグレーゾーンにあたるファッションが紹介されていることなどがある。

女性向け

以下に挙げるものは、書店で流通する、そしてある程度の認知を得てきた女性向けファッション雑誌の一覧である。小売店に流通しないファッション雑誌型の通信販売カタログは除外している。

年齢ジャンル名前出版者出版地創刊年休刊・廃刊年備考
子供服maria (マリア)アンジュパブリッシング大阪2003.07刊行中
子供服ニコ☆プチ新潮社東京2006.09刊行中
11 - 15ローティーンピチレモン学研プラス東京1986.042015.10
ローティーンnicola (ニコラ)新潮社東京1997.12刊行中
ローティーンラブベリー徳間書店東京2001.122017.12.202012年3月に一旦休刊となったが、2016年1月に復刊
16 -ハイティーンELLE girl (エルガール)ハースト婦人画報社東京2006春夏刊行中
ハイティーンSEVENTEEN (セブンティーン)集英社東京19682021.09デジタルに移行
ストリート裏原系CUTiE (キューティ)宝島社東京19892015.8.11
ストリート裏原系JILLE (ジル)双葉社東京2001.102014.3
ストリート裏原系mini (ミニ)宝島社東京1999秋冬刊行中
ストリート裏原系SEDA (セダ)日之出出版東京19912016.06
ストリート裏原系Zipper (ジッパー)祥伝社東京19932017.12
ストリートFRUiTS (フルーツ)英語版ストリート編集室東京1997.07(2017.12)不定期刊に移行
ストリートSTREET (ストリート)ストリート編集室東京1985刊行中
パンク 他KERA (ケラ)ジャックメディア東京1998刊行中
カジュアルan・an (アンアン)マガジンハウス東京1970.03刊行中
カジュアルar(アール)主婦と生活社東京1995.07刊行中
関西 girl's style exp. (関西ガールズスタイル エクスプレス)イリオス;交通タイムス社大阪;東京2003.02刊行中
SpyGirl(スパイガール)ダブリュエヌコーポレーション;やまの出版名古屋;東京2000冬刊行中(地方限定) 東海、関西、九州がある。東海版は「NAGOYA GIRL」としてリニューアル
子供服Sesame(セサミ)朝日新聞出版東京1975刊行中創刊:婦人生活社 (1975 - 2003.01)
ウェディング25ansウエディング (ヴァンサンカン - )ハースト婦人画報社東京1986刊行中継続前誌:ザ・ウエディング、FG MOOK
ウェディングゼクシィリクルート東京1993刊行中地域によりバージョンが異なる
ウェディングゼクシィプレミアリクルート東京不明刊行中2013年まで「ゼクシィ・アネーロ」だった。
和装きものサロン世界文化社東京1980刊行中家庭画報特選
和装美しいキモノハースト婦人画報社東京1953刊行中FG MOOK
和装七緒プレジデント社東京2004.9刊行中
ランジェリーTHE BODY (ザ・ボディ)ケイズファクトリー;日販アイ・ピー・エス東京;東京1994.04刊行中
20代前半 -カジュアルInRed (インレッド)宝島社東京2003.03刊行中
カジュアルmina (ミーナ)主婦の友社東京2001.03刊行中
カジュアルnon-no(ノンノ)集英社東京1971.05刊行中
カジュアルSoup. (スープ)インデックス・コミュニケーションズ東京2001刊行中
カジュアルSPRiNG (スプリング)宝島社東京1996刊行中
カジュアルsweet (スウィート)宝島社東京1999.03刊行中
サーファーFine (ファイン)日之出出版東京1978刊行中
ギャルegg (エッグ)大洋図書東京19952014.5
ギャルPopteen (ポップティーン)角川春樹事務所東京1980.01刊行中
ギャルS Cawaii! (エスカワイイ)主婦の友社東京2000.10刊行中
ギャルBLENDA (ブレンダ)角川春樹事務所東京2003.09刊行中2020年6月、BLENDA Japanに改称
ギャルRanzuki (ランズキ)ぶんか社東京2000.092016継続前誌:ランキング大好き。YouTubeに移行
ギャルJELLY (ジェリー)文友舎東京2006.042024.02
ギャルHappie nuts (ハピーナッツ)ネコ・パブリッシング東京2004.11刊行中創刊はインフォレストから
ギャル小悪魔agehaトランスメディア東京2005.10刊行中インフォレストから発刊されていたが、休刊ののち、現出版社に移管。
ギャルI LOVE mama(アイラブママ)インフォレスト東京2008.92014.3
お姉系 / 赤文字JJ (ジェイジェイ)光文社東京1975刊行中
お姉系 / 赤文字CanCam (キャンキャン)小学館東京1981刊行中
お姉系 / 赤文字ViVi (ヴィヴィ)講談社東京1983.05刊行中
お姉系 / 赤文字Ray (レイ)主婦の友社東京1988刊行中
お姉系 / 赤文字PINKY (ピンキー)集英社東京2004.102010.02
20代OLMORE (モア)集英社東京1977刊行中
OLwith (ウィズ)講談社東京1981.08刊行中
OLSteady. (ステディ)宝島社東京2006.11刊行中
ラグジュアリー / モード25ans (ヴァンサンカン)ハースト婦人画報社東京1980.04刊行中
モード装苑文化出版局東京1936刊行中
モードHigh Fashion (ハイファッション)文化出版局東京1960夏2010.04
モードGINZA(ギンザ)マガジンハウス東京1997.03刊行中
モードSPUR (シュプール)集英社東京1989.11刊行中
モードFUDGE (ファッジ)三栄書房東京2002刊行中白人モデルが多く起用されている
モードCLUEL (クルーエル)THE BOOKS Publishing東京2014刊行中白人モデルが多く起用されている
モード / 海外誌Numéro TOKYO (ヌメロ・トウキョウ)扶桑社東京2007.02刊行中(日本版)
モード / 海外誌NuméroGroupe Alain Ayacheフランス1998刊行中
モード / 海外誌ELLE japon (エル・ジャポン)ハースト婦人画報社東京1989.07刊行中(日本版)
モード / 海外誌ELLEHachette Filipacchi Médiasフランス1945刊行中
モード / 海外誌VOGUE NIPPON / VOGUE JAPANコンデナスト・ジャパン東京1999.07刊行中(日本版)
モード / 海外誌VOGUECondé Nast Publicationsアメリカ1892刊行中
モード / 海外誌NYLON JAPAN (ナイロン・ジャパン)トランスメディア東京2004刊行中(日本版)
モード / 海外誌NYLONNylon Holding Inc.アメリカ1998刊行中
モード / 海外誌marie claire (マリ・クレール)アシェット婦人画報社東京1982.072009.09(日本版・一般発売)
モード / 海外誌marie claire style中央公論新社東京2013.07刊行中会報誌(読売新聞購読者向け特典)
モード / 海外誌marie claireGroupe Marie Claireフランス1937刊行中
モード / 海外誌Harper's BAZAAR (ハーパーズ バザー)エイチビージャパン東京20002010.12(日本版)
モード / 海外誌Harper's BAZAAR (ハーパーズ バザー)ハースト婦人画報社東京2013.09刊行中再刊
モード / 海外誌Harper's BAZAARHearst Corporationアメリカ1867刊行中
モード / コレクションgap PRESS (ギャッププレス)ギャップ・ジャパン東京1994.11刊行中複数の種類がある
モード / コレクションFASHION NEWS (ファッションニュース)INFASパブリケーションズ東京1989刊行中
モード / コレクションMODE et MODE (モードェモード)[注釈 2]モードェモード社東京1946刊行中
20代後半 -モード / セレブスナップGLITTER (グリッター)トランスメディア東京2004刊行中
20代後半 -モード / セレブスナップGISELe (ジゼル)主婦の友社東京2005.10刊行中
20代後半 -OL美人百花角川春樹事務所東京2005.10刊行中
20代後半 -OLGLAMOROUS (グラマラス)講談社東京20052013.07
20代後半 -OLAneCan (アネキャン)小学館東京2007.032016.11
20代後半 -OLOggi (オッジ)小学館東京1991刊行中
20代後半 -OLGINGER (ジンジャー)幻冬舎東京2009.052023.12
20代後半 -OLBAILA (バイラ)集英社東京2001.06刊行中
20代後半 -淑女風OLMISS家庭画報 / MISS / MISS plus+世界文化社東京19882013.12
20代後半 -淑女風OLCLASSY. (クラッシィ)光文社東京1984刊行中
30代主婦VERY (ヴェリィ)光文社東京1995.06刊行中
主婦LEE (リー)集英社東京1982刊行中
Domani (ドマーニ)小学館東京1997.01刊行中
Grazia (グラツィア)講談社東京1996.032013.07
40代Precious (プレシャス)小学館東京2004.03刊行中
Marisol集英社東京2007.03刊行中
STORY (ストーリィ)光文社東京2002.12刊行中
ミセス文化出版局東京19612021.03
50代家庭画報世界文化社東京1958.03刊行中
婦人画報ハースト婦人画報社東京1905刊行中
eclat集英社東京2007.09刊行中
HERS光文社東京2008.04刊行中
和樂小学館東京2001刊行中
COSMOPOLITANHearst Corporationアメリカ1886刊行中
COSMOPOLITAN (コスモポリタン)集英社東京1983.062006.02(日本版)
11-15CANDy (キャンディ)白泉社東京2001.062006.03
Lemon (レモン)学習研究社東京19821998.09
プチセブン小学館東京1978.012002.03
Hana*chu→ (ハナチュー)主婦の友社東京2003.052011.05
10代mc Sister (エムシーシスター)アシェット婦人画報社東京1976.062002.02
Olive (オリーブ)マガジンハウス東京19822003.08
bis (ビズ)光文社東京2001.082006.08『JJ』に事実上統合
30ANS / La Vie de 30 ans(ラ・ヴィ・ドゥ・トランタン)アシェット婦人画報社東京19952005
東京ストリートニュース!学習研究社東京19942000.09継続後誌:Stonew
Vingtaine (ヴァンテーヌ)アシェット婦人画報社東京1989.102007.12
ドレスメーキング鎌倉書房東京19491993.05
ドレスメーキングのジュニアスタイル他鎌倉書房東京1976.061994.12他の名称:ジュニアスタイル、Junie
ジュニー扶桑社東京1995.042005.07継続前誌:ドレスメーキングのジュニアスタイル (鎌倉書房)
LUCi (ルーシィ)扶桑社東京1998.112008.02
流行通信INFASパブリケーションズ東京19662008.012014年現在は季刊誌「WWD MAGAZINE」巻末に「流行通信」とのタイトルで掲載
ギャルCawaii! (カワイイ!)主婦の友社東京1996.032009.06
Woofin'Girl (ウーフィンガール)シンコーミュージック東京20022010.03
16 -ストリート裏原系PS Pretty Style (ピーエス プリティスタイル)小学館東京2002.042011.12
10代 -エルティーン近代映画社東京19812005
ChouChou (シュシュ)角川書店東京19932009.11
LUIRE (ルイール)リットーミュージック東京1999春夏2009.05
スタイルスタイル社東京19361959中間の雑誌:女性生活 1941 - 1946
Style (スタイル)講談社東京2001.092008.09
ウェディングGRACEFUL Wedding (グレイスフル・ウエディング)世界文化社東京1992秋冬2009秋冬継続後誌:Miss Wedding
不明ハイミセス文化出版局東京1982.51996.1継続前誌:ミマン
ミマン文化出版局東京1996.32003.5継続前誌:ハイミセス
マダム鎌倉書房東京1967.061994.11

男性向け

以下に挙げるものは、書店で流通する、そしてある程度の認知を得ていた男性向けファッション雑誌の一覧である。小売店に流通されていないファッション雑誌型の通信販売カタログは除外している。女性誌と同じく、ファッション以外にもセックス特集、モテ特集、ビジネス、アイドル自動車家電、音楽等、読者の関心を寄せる特集が掲載されていることが多い。また服装より時計や文具、デジタル家電などの「モノ」に重点をおいた雑誌の方が選考していると思われる。

年齢ジャンル名前出版者出版地創刊年休刊・廃刊年備考
10代・学生きれいめ系FINEBOYS日之出出版東京1986.05刊行中
10代・学生きれいめ系キラリ!マガジン・マガジン東京1998.12刊行中
10代・学生サロン系CHOKi CHOKi内外出版社東京2006.062015.07
10代・学生サロン系Cazi Caziイリオス;交通タイムス社大阪;東京1994.07刊行中
10代・学生お兄系ギャル男Men's egg大洋図書東京1999.062013.11
10代・学生お兄系ギャル男MEN'S KNUCKLEミリオン出版;大洋図書東京2004.062022.07
10代・学生ヤンキー暴走族チャンプロード笠倉出版社東京1987.092016.11
10代・学生ヤンキー暴走族ティーンズロードミリオン出版東京1989.051998.10
10代・学生ストリートwarpトランスワールドジャパン東京19962017現在はWEBサイトで復活
10代・学生ストリートSmart宝島社東京1995刊行中
10代・学生ストリートstreet Jackベストセラーズ東京19972017.10
10代・学生ストリートCOOL TRANSワニブックス東京1995.112013.08
10代・学生ストリートSamurai magazineインフォレスト東京19992014
10代・学生ストリートGET ON!学習研究社東京19962007.12
10代・学生ストリートOllie / オーリー三栄書房東京1995刊行中
10代・学生ヒップホップWOOFIN'シンコーミュージック・エンタテイメント東京1997.062016.12
10代・学生ヒップホップMen's Street竹書房東京2005.012008.09創刊:実話ニッポン(1982年) から実話芸能ニッポン、芸能ニッポンを経る
10代・学生ヒップホップ411 (フォーダブワン)三栄書房東京2004.062017.12創刊は英知出版から
20代デザイナーズ
ブランド
MEN'S NON-NO集英社東京1986.06刊行中
20代デザイナーズ
ブランド
POPEYEマガジンハウス東京1976夏刊行中
20代デザイナーズ
ブランド
HUgE講談社東京2002.112014.12
20代きれいめ・カジュアルMen's JOKERベストセラーズ東京20042019.02
20代お兄系 (きれいめ)Men's Voi丸井東京1990年代刊行中
20代ビジネススーツsmart MAX宝島社東京2001春夏2007.06継続後誌:STYLE max 2007年7月号~12月号 (休刊)
20代ビジネススーツGQ JAPANコンデナスト・ジャパン東京1993.03刊行中(日本版) 2003.06から。創刊:中央公論インターナショナル、嶋中書店 (〜2002.01)
20代ビジネススーツBegin世界文化社東京1988.11刊行中グッズ情報中心であるが、ファッション関連の記事もみられる。
30代Gainer (ゲイナー)光文社東京19902016
30代〜MEN'S CLUBハースト婦人画報社東京1954刊行中創刊:男の服飾読本、男の服飾
30代〜LEON主婦と生活社東京2001刊行中
30代〜BRIO光文社東京1995.052009.08
30代〜MEN'S EX世界文化社東京1994.05刊行中
30代〜UOMO集英社東京2005.04刊行中
30代〜Safari日之出出版東京2003.11刊行中
30代〜SENSEセンス東京2000刊行中
30代〜Pen阪急コミュニケーションズ東京1998刊行中継続前誌:ギリー (TBSブリタニカ、1997〜)
モード系gap PRESS MENギャップ・ジャパン東京2002刊行中ミラノ、パリ、ロンドン、ニューヨーク、東京の各コレクションショー開催時期に発売
モード系Fashion News MEN'Sインファスバブリケーションズ東京2004.09刊行中ミラノ、パリ、ロンドン、ニューヨーク、東京の各コレクションショー開催時期に発売
モード系men's FUDGE三栄書房東京2006.05刊行中
モード系WWD FOR JAPAN MEN'Sインファスパブリケーションズ東京不明不明
Lightningエイ出版社東京1994刊行中
TUNE (チューン)ストリート編集室東京2004.05刊行中
BOYS RUSH (ボーイズラッシュ)主婦の友社東京1998.062004.12
Mr.ハイファッション (ミスター -)文化出版局東京19811989継続後誌:Mr
ミスター文化出版局東京1989.032003.06継続前誌:Mr.ハイファッション
SpyMaster. Tokai (スパイマスター 東海版)ダブリュエヌコーポレーション;やまの出版名古屋;東京1996刊行中(地方限定)
High-STYLE 東海版ダブリュエヌコーポレーション;やまの出版名古屋;東京2005.06不明(地方限定)
洋装洋装社東京19492000.12
男子専科、Dansenスタイル社東京19501993.02改題:Dansen 1986.06〜 2013年ぶんか社より復刊
Free & Easy (フリー・アンド・イージー)イースト・コミュニケーションズ東京1998.12刊行中創刊:イーストライツ (同社)

オンラインのみ

2010年現在、メディアとしてのインターネットはまだまだ過渡期にある。定期的な製造と流通を伴う雑誌と異なり、いつでも更新できるので、Webサイトを「逐次刊行物」とされる雑誌と位置づける必要はない。ただ単にファッションの情報サイトにカテゴライズされることも考えられる。しかしその中で雑誌と名乗り、通販や特定のブランドの宣伝ではなく情報を発信するサイトを暫定的に掲載する。

  • フイナム ライノ、2004年9月- 2015年より、雑誌・フイナムアンプラグドを刊行。
  • ハニカム ハニカム、2005年12月-
  • unbar ニューエイジ、2007年3月-

脚注

注釈

出典

関連項目

外部リンク