フチア亜科 |
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デマレフチア Capromys pilorides |
分類 |
和名 |
フチア亜科[1] |
フチア(英:Hutia, 西:jutía[2])は齧歯類テンジクネズミ形類アメリカトゲネズミ科フチア亜科(Capromyinae)に属す種の総称[3]。カリブ諸島のキューバとイスパニョーラ島に生息する。20種ほどが記録されているが、半分以上の種は絶滅してしまっている。オオフチアはフチアとは別の科であるオオフチア科(Heptaxodontidae)に属す[4]。
ほとんどの種で体長21-46cm、体重2kg以下だが、デマレフチアは体長31-60cm、体重2.8-8.5kg[5]。ヌートリアに似ている点がある。尾は痕跡的な種から、物をつかめるほど発達した種まである。体は頑丈で、頭は大きい。ほとんどの種は植物食だが、小動物を食べる種もある。巣は、穴を掘って作ることはせず、木の中や岩の裂け目につくる。
10種の現生種と11種の絶滅種が知られる。以下のとおり[6][7][8]。(†)は絶滅種を意味する。和名は川田ほか(2018) [1]による。