ボルシア・メンヒェングラートバッハ

ドイツのサッカークラブ

ボルシア・メンヒェングラートバッハBorussia Mönchengladbach; ドイツ語発音: [boˈʁʊsi̯aː mœnçn̩ˈɡlatbax]、正式名称: Borussia Verein für Leibesübungen 1900 e.V. Mönchengladbach)は、ドイツノルトライン=ヴェストファーレン州メンヒェングラートバッハに本拠地を置くプロサッカークラブ。 メンヒェングラートバッハMönchengladbach)、グラードバッハGladbach)、略称のボルシアMGBorussia MG)としても知られる。ボルシアとはラテン語で「プロイセン」の意味で、旧プロイセン王国地域のサッカークラブにはボルシアを冠するチーム名がみられる。

ボルシア・メンヒェングラートバッハ
原語表記Borussia Verein für Leibesübungen 1900 e.V. Mönchengladbach
愛称Die Fohlen(子馬)
Die Borussen(プロイセン)
クラブカラー   
   
   
創設年1900年
所属リーグドイツ・ブンデスリーガ
所属ディビジョン1部(2023-2024
昨季リーグ順位10位(2022-23
ホームタウンノルトライン=ヴェストファーレン州の旗 メンヒェングラートバッハ
ホームスタジアム
ボルシア=パルク
収容人数54,019
代表者ドイツの旗 ロルフ・ケーニヒス
監督スイスの旗 ジェラルド・セオアネ
公式サイト公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
サードカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

概要

1960年代から1970年代にかけて国内外で強さを発揮、ヘネス・バイスバイラーウド・ラテック監督の指揮下で、バロンドール受賞のアラン・シモンセン、西ドイツ代表のギュンター・ネッツァーベルティ・フォクツウリ・シュティーリケユップ・ハインケスヴォルフガング・クレフらを擁し、リーグ優勝5回、UEFAカップ優勝2回などを果たし、チャンピオンズカップ でも1976-77年に決勝に進出するなど、国内外屈指の強豪クラブであった。

近年は長い低迷期にあり、2006-07シーズンもマルセル・ヤンセンなど国内外の代表クラスの選手を擁しながら最下位に沈み、クラブ史上2度目の降格が決定。そこから、2007-08シーズンは第9節からブンデスリーガ2部の首位を守り続け、1部昇格を決めた。

2008-09シーズンは開幕から低迷し、2008年10月にヨス・ルフカイ監督を解任。チームを残留させる実績のあるハンス・マイアー監督を迎えたが、シーズンを通して残留争いを続けた。MFマルコ・マリンは4得点13アシストの活躍を見せていたが、終盤戦では守備に難があるマリンを先発メンバーから外し、15位で残留を達成した。

残留に貢献したMFマルコ・マリンヴェルダー・ブレーメンへ)、MFアレクサンダー・バウムヨハン(バイエルンへ)が抜けた穴にMFフアン・アランゴマジョルカから)、MFトルベン・マルクスを獲得し、新監督にはアルミニア・ビーレフェルトをツヴァイテリーガ(2部)に降格させたミヒャエル・フロンツェックを迎えた。

2011-12シーズンは、マルコ・ロイスフアン・アランゴを中心とした攻撃陣と、DFダンテやGKテア・シュテーゲンを中心とした守備陣が開幕からはまり、ファブレ監督のもと4位でシーズンを終え、2012-13シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。

2020-21シーズンのチャンピオンズリーグでは、グループステージでレアル・マドリードインテルシャフタール・ドネツクと同組になったが、シャフタール・ドネツクに2戦合計10-0で勝つなど好調を維持し、レアル・マドリードに次ぐ2位となり約40年ぶりの決勝トーナメント進出を決めた。

地元での人気は高く、ホームスタジアムをシュタディオン・イム・ボルシア・パルクへと移した2004-05シーズン以降の4シーズンは、2部でのシーズンとなった2007-08シーズンも含めて4万人以上の平均観客動員を記録している。特に1部でのシーズンであった2004-05から2006-07シーズンの間は47,000から49,000人の平均観客動員を記録した。1969年6月には訪日し、日本代表と4試合を行い、3勝1分であった。

タイトル

国内タイトル

国際タイトル

過去の成績

シーズンリーグ戦DFBポカール欧州カップ
ディビジョン順位
1965-66ブンデスリーガ1部349111457682913位1回戦敗退
1966-67341210127049348位1回戦敗退
1967-6834151277745423位準々決勝敗退
1968-69341311106146373位ベスト16
1969-703423567129511位準々決勝敗退
1970-7134201047735501位準々決勝敗退 UEFAチャンピオンズカップ 2回戦敗退
1971-723418798240433位準々決勝敗退 UEFAチャンピオンズカップ 2回戦敗退
1972-7334175128261395位優勝 UEFAカップ 準優勝
1973-743421679352482位ベスト16 UEFAカップウィナーズカップ 準決勝敗退
1974-753421858640501位2回戦敗退 UEFAカップ 優勝
1975-7634161356937451位ベスト16 UEFAチャンピオンズカップ 準々決勝敗退
1976-7734171075834441位1回戦敗退 UEFAチャンピオンズカップ準優勝
1977-783420868644482位準々決勝敗退 UEFAチャンピオンズカップ 準決勝敗退
1978-7934121450533210位3回戦敗退 UEFAカップ 優勝
1979-80341212106160367位3回戦敗退 UEFAカップ 準優勝
1980-8134157126864376位準々決勝敗退
1981-823415109615140 7位準々決勝敗退 UEFAカップ2回戦敗退
1982-83341241864632812位準々決勝敗退
1983-843421678148483位準優勝 UEFAカップ 2回戦敗退
1984-8534159107753394位準決勝敗退 UEFAカップ 3回戦敗退
1985-8634151276551424位2回戦敗退 UEFAカップ 準決勝敗退
1986-873418797444433位準決勝敗退UEFAカップ1回戦敗退
1987-8834145155553337位2回戦敗退
1988-8934121484443386位1回戦敗退
1989-90341181537453015位ベスト16
1990-913491784954359位2回戦敗退
1991-923810141437493413位準優勝
1992-9334139125959359位3回戦敗退
1993-94341471365593510位ベスト16
1994-953417986641435位優勝
1995-9634158115251534位2回戦敗退 UEFAカップウィナーズカップ 準々決勝敗退
1996-97341271546484311位2回戦敗退 UEFAカップ 2回戦敗退
1997-98349111454593815位1回戦敗退
1998-9934492141792118位準々決勝敗退
1999-00ブンデスリーガ2部34141286043545位1回戦敗退
2000-0134171166231622位準々決勝敗退
2001-02ブンデスリーガ1部349121341533912位2回戦敗退
2002-03341191443454212位2回戦敗退
2003-04341091540493911位準決勝敗退
2004-05348121435513615位1回戦敗退
2005-063410121242504210位2回戦敗退
2006-0734682023442618位2回戦敗退
2007-08ブンデスリーガ2部34181247138661位2回戦敗退
2008-09ブンデスリーガ1部34871939623115位2回戦敗退
2009-10341091543603912位2回戦敗退
2010-11341061848653616位ベスト16
2011-123417984924604位準決勝敗退
2012-13341211114549478位2回戦敗退 UEFAチャンピオンズリーグ プレーオフ敗退
UEFAヨーロッパリーグ ベスト32
2013-1434167115943556位1回戦敗退
2014-153419965326663位準々決勝敗退 UEFAヨーロッパリーグ ベスト32
2015-1634174136750554位ベスト16 UEFAチャンピオンズリーグ GS敗退
2016-1734129134549459位準決勝敗退 UEFAチャンピオンズリーグ GS敗退
UEFAヨーロッパリーグ ベスト16
2017-1834138134752479位ベスト16
2018-1934167115542555位2回戦敗退
2019-203420596640654位2回戦敗退 UEFAヨーロッパリーグ GS敗退
2020-21341310116456498位準々決勝敗退 UEFAチャンピオンズリーグ ベスト16
2021-22341291354614510位ベスト16
2022-233411101352554310位2回戦敗退
2023-2434

欧州の成績

1960-2000

2000-

現所属メンバー

ブンデスリーガ2023-24シーズン 主要フォーメーション (3-5-2)
2023年11月20日現在[1]

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No.Pos. 選手名
1GK ヨナス・オムリン
2DF ファビオ・キアロディア ( )
3DF 板倉滉
5DF マーヴィン・フリードリヒ
7FW パトリック・ヘアマン
8MF ユリアン・ヴァイグル
9MF フランク・オノラ
10MF フロリアン・ノイハウス
11MF ハネス・ヴォルフ
13FW ジョルダン・シエバチュ ( )
14FW アラサヌ・プレア ( )
17MF マヌ・コネ ( )
18DF シュテファン・ライナー
19MF ナタン・ングム ( , )
20DF ルカ・ネッツ
No.Pos. 選手名
21GK トビアス・ジッペル
23MF クリストフ・クラマー
24DF トニー・ヤンチュケ (副主将)
25MF ロビン・ハック
26DF ルーカス・ウルリッヒ
27MF ロッコ・ライツ
28FW グラント=レオン・ラノス ( )
29DF ジョー・スカリー
30DF ニコ・エルヴェディ
31FW トマーシュ・チヴァンチャラ
33GK モリッツ・ニコラス
38FW イヴァンドロ・ボルジェス・サンチェス ( )
39DF マクシミリアン・ウーバー
41GK ヤン・オルショフスキー
43GK マックス・ブリュール
45DF サイモン・ウォルデ
49FW 福田師王

括弧内の国旗はその他の保有国籍を、星印はEU圏外選手を示す。

ローン移籍

in

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No.Pos. 選手名
39DF マクシミリアン・ウーバー (リーズ・ユナイテッド)
No.Pos. 選手名
13FW ジョルダン・シエバチュ (ウニオン・ベルリン)
out

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No.Pos. 選手名
--GK ヨナス・ケアスケン (アルミニア・ビーレフェルト)
No.Pos. 選手名
--MF オスカー・フラウロ (ユトレヒト)

スタッフ

役職氏名
監督 ジェラルド・セオアネ
アシスタントコーチ フランク・ガイデック
クリスティアン・パインティンガー
コーチ アルミン・ロイテアシャーン
オリヴァー・ノイヴィル
GKコーチ ウーヴェ・カンプス
ファビアン・オッテ

歴代監督

歴代所属選手

GK

オリバー・ノイビルとマスコットのJünter

DF

MF

FW

リーグ戦出場記録

順位名前出場
1 ベルティ・フォクツ419
2 ウーベ・ケンプス英語版390
3 ヘルベルト・ヴィマー366
4 en:Christian Hochstätter339
5 ハンス=ギュンター・ブランズ英語版331
6 ヴォルフガング・クレフ321
7 パトリック・ヘアマン310
8 ハンス=イェルク・クリーズ英語版290
9 ユップ・ハインケス283
10 en:Michael Klinkert274

リーグ戦得点記録

順位名前得点
1 ユップ・ハインケス195
2 en:Herbert Laumen97
3 en:Hans-Jörg Criens92
4 ギュンター・ネッツァー82
5 ウーベ・ラーン81
6 アラン・シモンセン76
7 ラース・シュティンドル72
8 フランク・ミル71
9 ハンス=ギュンター・ブランズ英語版61
10 マルティン・ダーリン60

脚注

外部リンク