ミス・アース

ミス・アース(Miss Earth)は、国際的なミス・コンテストである[1]

ミス・アース
標語Beauties for a Cause
設立2001年
種類ミス・コンテスト
本部フィリピンの旗 フィリピン マニラ
公用語英語
PresidentRamon Monzon
重要人物Lorraine Schuck
ウェブサイトwww.missearth.tv
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概要

フィリピンのカルーセル・プロダクションとフィリピンを代表するテレビ局ABS-CBNが主催するミス・コンテストである[2]。世界大会は毎年11月に開催されており、その開催地は2010年及び2015年を除きすべてフィリピン国内である。なお、カルーセル・プロダクションは国内大会のミス・フィリピン・アースも運営している。

ミス・ワールドミス・ユニバースミス・インターナショナルと並ぶ世界四大ミスコンテストのひとつにも挙げられる[3][リンク切れ]ABS-CBNとFOXライフでテレビ中継される。[要出典]

大会の順位には、優勝のミス・アースのほかに、第2位のミス・エア(空)、第3位のミス・ウォーター(水)、第4位のミス・ファイヤー(火)がある。ミス・アース・ジャパンエリアパートナー本部は、これらは地球が持つ空気と水と火のエネルギーの大切さを訴えたものであると説明している[4]

2021年にはベトナムのラムドン省で「ミス・アース・ベトナム」が初開催された[5]

批判と問題点

1. スポンサーによるセクシャルハラスメントの告発

2018年、ミス・アース・カナダ、ミス・アース・イングランド、ミス・アース・グアムが、スポンサーがコンテスト出場者を繰り返し自宅に誘ったり、ルームナンバーを尋ねたりする等のセクシャルハラスメントがあったと告発[6][7][8]。このスポンサーは疑惑を否定したものの、コンテストから永久追放された[9][10]

2. 出場後のパーティでのキャバクラまがいの接待

2023年3月、日本の共同通信は、ミス・アース東北大会の終了後の全員参加のパーティで出場者がキャバクラまがいの接待をさせられた[11]

3. 国際連合やUNウィメンとのパートナーシップの虚偽表示

また、ミス・アース世界大会の公式ウェブサイトが、国際連合UNウィメン世界自然保護基金のロゴを無許可で「パートナーシップ」として掲載していると報じた[11]

4. 出来レースの疑い

運営側から、コンテスト出場者本人とは関係のない県の代表として出るよう言われたことから出来レースの疑いが指摘されている[12]

歴代のミス・アース

開催地の国は特記のないものはフィリピンでの開催。

ミス・アース国・地域開催地会場
2001年カテリナ・スベンソン  デンマークケソンシティU.P.ケソン・シアター
2002年ジャラ・グラボビッチ(剥奪) ボスニア・ヘルツェゴビナケソンシティ民俗芸術劇場
ウィンフレッド・オムワカウェ  ケニア
2003年ダニア・プリンス ホンジュラスケソンシティU.P.ケソン・シアター
2004年プリシラ・メイレレス ブラジル
2005年アレクサンドラ・ブラウン  ベネズエラ
2006年ヒル・ヘルナンデス  チリマニラ国立人類学博物館
2007年ジェシカ・トリスコ カナダケソンシティU.P.ケソン・シアター
2008年カーラ・ヘンリー フィリピンパンパンガ州クラーク・エクスポ円形劇場
2009年ラリッサ・ラモス ブラジルボラカイ島ボラカイ・コンヴェンション・センター
2010年ニコール・ファミア インド  ベトナム社会主義共和国ニャチャンヴィンパール・ランド円形劇場 
2011年オルガ・アラバ エクアドルケソンシティU.P.ケソン・シアター
2012年テレザ・フレボフスカ  チェコアラバンヴェルサイユ宮殿 Versailles Palace
2013年アリス・ヘンリッチ ベネズエラ
2014年ジェイミー・ヘレル フィリピンケソンシティU.P.ケソン・シアター
2015年アンジェリア・オン フィリピン  オーストリアウィーンマルクス・ホール
2016年キャサリン・エスピン エクアドルパサイモール・オブ・アジア・アリーナ
2017年カレン・イバスコ フィリピン
2018年Nguyễn Phương Khánh  ベトナム
2019年Nellys Pimentel プエルトリコパラニャーケコーブマニラ(オカダマニラ
2020年リンジー・コフィー アメリカ合衆国バーチャル
2021年デスティニー・ワーグナー ベリーズ
2022年ミナ・スー・チェ 韓国パラニャーケコーブマニラ(オカダマニラ)
2023年Drita Ziri  アルバニア  ベトナム社会主義共和国ホーチミン市Van Phuc City

近年のミス・アース

優勝者出身国

2023年現在

優勝回数
4フィリピン
2ブラジルベネズエラエクアドル
1デンマークケニアホンジュラスチリカナダインドチェコベトナムプエルトリコアメリカ合衆国ベリーズ韓国アルバニア

歴代のミス・アース 日本代表

ミス・アース・ジャパン
YouTube
チャンネル
活動期間2018年6月26日[13] -
ジャンルミス・コンテスト
登録者数3,250人
総再生回数676,535回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2023年8月5日時点。
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  • 2001年 ヒラヤマ ミスズ - ミス・フレンドシップ受賞
  • 2002年 日本不参加
  • 2003年 斉藤麻美
  • 2004年 日本不参加
  • 2005年 鈴木絵実
  • 2006年 大野典子
  • 2007年 富永良子
  • 2008年 福村明美
  • 2009年 高田知美
  • 2010年 岸良真利奈 - 総合TOP7 タレントコンペティション入賞 ナショナルコスチューム優勝
  • 2011年 前田智子 - 総合TOP16入り ナショナルコスチューム優勝
  • 2012年 野田萌(MEGUMI) - 総合TOP16入り
  • 2013年 堀川優
  • 2014年 永田怜奈[14]
  • 2015年 山田彩乃[15]
  • 2016年 蜂谷晏海[16]
  • 2017年 斎藤恭代[17]
  • 2018年 田中美緒 - 総合TOP18入り
  • 2019年 伊徳有加[18] - 総合TOP20入り
  • 2020年 東出あんな[19]
  • 2021年 吉田小夏[20]
  • 2022年 松本真映[21]
  • 2023年 大城きらり[22]

その他の著名受賞者

  • 2013年
    • 山田真以(ミス・アースジャパン選考会で3位「ミス・ウォーター・ジャパン」を受賞)
    • 吉田有希(ミス・アースジャパン選考会でファイナリスト)
    • 安田衣里ビーチバレー選手。ミス・アースジャパン選考会でファイナリスト)
  • 2014年
    • 杉浦亜衣(ミス・アースジャパン選考会で準ミスの最高位「ミス・エアジャパン」を受賞)[14]
    • 若尾綾香(ミス・アースジャパン選考会で3位「ミス・ウォータージャパン」を受賞。2014ミス・ユニバース徳島代表。2014miss SuperNational 日本代表。宇多田ヒカルのそっくりさんとしてモデル、タレントとして活動、出演番組多数。)
    • つのだ香澄(ミス・アースジャパン選考会で4位「ミス・ファイアージャパン」を受賞。2011ZENT sweeties、2014東京オートサロンイメージガール)[14]
    • 西村優奈(ミス・アースジャパン選考会で「JOYSOUND賞」を受賞)[14]
    • 田中梨乃(ミス・アースジャパン選考会でファイナリスト)[23]
  • 2018年
    • 細川碧里(ミス・アースジャパン選考会でファイナリスト。「あおいみどり」の芸名でモデル活動)
  • 2021年
    • 宮崎向日葵(ミス・アースジャパン選考会でファイナリスト。「avex audition 2006」に合格。)
  • 2023年
    • 長坂有紗(ミス・アースジャパン選考会で3位「ミス・ウォーター・ジャパン」を受賞。2022raffinee Lady、2023東京オートサロンイメージガール)[22]

脚注

関連項目

外部リンク