ユタラプトル
ユタラプトル (Utahraptor:ユタの捕食者)は、中生代白亜紀前期(約1億3,900万 - 1億3,460万年前)の現北アメリカ大陸に生息していた獣脚類の恐竜。属名は「ユタ州の泥棒」の意[1]。
ユタラプトル |
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復元図 |
地質時代 |
中生代白亜紀前期 (約1億3,900万 ~ 1億3,460万年前) |
分類 |
学名 |
Utahraptor Kirkland, Gaston & Burge, 1993 |
種 |
形態
体形はデイノニクスに似ているが、より巨大でがっしりとしている。後肢の第二趾に付いている鉤爪は長さ20センチメートルに達する[1]。
現在確認されている最も大きな標本(BYUVP 15465、大腿骨の長さ約60cm)の個体で全長4.9m、体高1.5m、体重280kgと推定されている[2][3]。グレゴリー・ポールらは、ユタラプトルは最大で全長約5.5m、体重約300kgに達したと考えている[4]。
他のドロマエオサウルス科がそうであると考えられるように、ユタラプトルも羽毛を持っていた可能性があるが、ユタラプトルは体が大きいため羽毛が減少、または羽毛の生え方が異なっていた可能性がある[5]。
- ヒトとの大きさ比較
- 後肢第二趾の鉤爪。
脚注
関連項目
参考文献
- ティム・ヘインズ、ポール・チェンバーズ 著、椿正晴 訳『よみがえる恐竜・古生物』群馬県立自然史博物館、ソフトバンククリエイティブ、2006年、107頁頁。ISBN 4-7973-3547-5。