ユドニス・ハスレム

アメリカのバスケットボール選手 (1980 - )

ユドニス・ハスレムUdonis Johneal Haslem, 1980年6月9日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州マイアミ出身の元プロバスケットボール選手。NBAマイアミ・ヒートに所属していた(フランチャイズ・プレイヤー)。身長201cm、体重106kg。ポジションはパワーフォワード

ユドニス・ハスレム
Udonis Haslem
マイアミ・ヒートでのハスレム (2007年)
引退
ポジションPF
基本情報
愛称U.D.
国籍アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1980-06-09) 1980年6月9日(44歳)
出身地フロリダ州の旗 フロリダ州マイアミ
身長(現役時)201cm (6 ft 7 in)
体重(現役時)106kg (234 lb)
ウィングスパン(現役時)211cm  (6 ft 11 in)[1]
キャリア情報
出身フロリダ大学
ドラフト2002年 ドラフト外
プロ選手期間2002年–2023年
永久欠番ヒート  40 
経歴
2002-2003エス・シャロン・シュル・ソーヌ
20032023マイアミ・ヒート
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

経歴

高校時代は、マイアミ高校で州のチャンピオンに輝く。大学はフロリダ大学に進学、2000年にはマイク・ミラー、ドネル・ハービー、マット・ボナーらと共に、チームをNCAAファイナルへ導く活躍を見せた。フロリダ大学卒業後、NBAドラフトにエントリーするも指名されず、ドラフト外選手としてアトランタ・ホークスの一員としてサマーリーグに参加するが、ホークスと契約を結ぶには至らなかった。NBAチームとの契約を勝ち取れなかったため2002年はアメリカを離れ、フランスLNB)のエス・シャロン・シュル・ソーヌでプレーし、平均16.1得点、9.4リバウンドを記録した[2]

2003年、フランスでの活躍に興味を持ったマイアミ・ヒートとサンアントニオ・スパーズからサマーリーグに招待され、ヒートがオーランド、スパーズがボストンと両チームの大会が別の地域と日程で組まれていた事もあり、2チームでプレーした。ここでの活躍を認められ、8月6日にヒートと正式に契約を結び入団した。1年目は平均得点7.3、平均リバウンド6.3と、ブライアン・グラント、ラマー・オドムのバックアップとして起用されていたが、2年目からはセンターシャキール・オニールを支える脇役として不動のスターターに定着した。

2006年のNBAファイナルでは左肩を痛めながらも、ダーク・ノヴィツキーに対するタイトなディフェンスでヒートのチャンピオン獲得に貢献。その後2012年2013年の連覇にも貢献した。

2017年7月20日、ヒートと再契約し、現役続行が決まった[3]

2019年4月10日、ブルックリン・ネッツ戦で、12得点、11リバウンドをあげた。

2021年9月6日、ヒートと再契約単年260万ドル

2023年、現役引退を発表。ハスレムは史上3人目となる一つのチームで20年以上のキャリアを過ごした選手となった。(他2名はコービー・ブライアントダーク・ノヴィツキー

生まれも育ちもマイアミで、ドラフト漏れのため1年だけ海外でプレーしていた時期を除くと高校、大学、NBA引退までマイアミ一筋で過ごした唯一無二の存在であり、同年12月22日、マイアミ・ヒートはハスレムの背番号「40」を永久欠番にすると発表した[4]

プレースタイル

ハスレムは、パワーフォワードとしては上背はないが、リバウンドには非常に強い。その一方で、インサイドでの得点ばかりでなく、中距離のシュートも得意としている。

個人成績

略称説明
  GP出場試合数  GS 先発出場試合数 MPG 平均出場時間
 FG% フィールドゴール成功率 3P% スリーポイント成功率 FT% フリースロー成功率
 RPG 平均リバウンド APG 平均アシスト SPG 平均スティール
 BPG 平均ブロック  TO 平均ターンオーバー PPG 平均得点
 太字 キャリアハイ * リーグリーダー † 優勝シーズン

レギュラーシーズン

シーズンチームGPGSMPGFG%3P%FT%RPGAPGSPGBPGTOPPG
2003–04MIA752423.9.459.000.7656.3.7.4.31.07.3
2004–05808033.4.540.000.7919.11.4.8.51.410.9
2005–06818030.8.508.000.7897.81.2.6.21.09.3
2006–07797931.4.492.000.6808.31.2.6.31.41.7
2007–08494836.8.467---.8109.01.4.8.41.412.0
2008–09757534.1.518---.7538.21.1.6.31.11.6
2009–1078027.9.494---.7628.1.7.4.31.09.9
2010–1113026.5.512---.8008.2.5.5.21.18.0
2011–12641024.8.423---.8147.3.7.5.4.96.0
2012–13755918.9.514---.7115.4.5.4.2.63.9
2013–14461814.2.507---.5683.8.3.2.3.53.8
2014–15622516.0.448.200.7034.2.7.3.2.74.2
2015–163707.0.377.111.7502.0.4.1.1.11.6
2016–171608.1.478.000.6002.3.4.4.1.51.9
2017–181405.1.200.125.500.7.4.0.1.1.6
2018–191017.4.333.000.7502.7.2.0.0.32.5
2019–204111.0.364.333.7504.0.3.0.0.33.0
2020–21103.01.000------1.0.0.0.0.04.0
2021–221306.4.452.2501.0001.9.3.1.1.42.5
2022–237110.1.345.333.8001.6.0.1.3.13.9
通算:20年87950124.7.489.127.7566.6.8.5.3.97.5

プレーオフ

シーズンチームGPGSMPGFG%3P%FT%RPGAPGSPGBPGTOPPG
2004MIA13015.3.394---.6773.4.2.4.2.23.6
2005151536.2.491---.73910.01.0.5.41.29.2
2006222229.5.493.000.6837.4.8.6.31.48.6
20074425.8.480---.7505.31.0.3.5.57.5
20097729.1.543---.9008.7.4.4.4.98.4
20105028.4.351---.6677.4.8.2.21.06.0
201112024.2.397---.9004.5.8.5.3.95.3
2012221120.5.455---.7436.4.6.2.3.94.8
2013221916.2.593---.5713.6.3.7.2.65.0
201416610.6.459---.6002.6.3.1.2.12.5
2016909.4.533---.7143.4.4.0.1.82.3
2023201.5.000.000---0.5.0.0.0.00.0
出場:12回1498421.5.478.000.7135.5.6.4.3.85.6

脚注

外部リンク