九州産業大学

日本の私立大学

九州産業大学(きゅうしゅうさんぎょうだいがく、英語: Kyushu Sangyo University)は、福岡県福岡市東区松香台2-3-1に本部を置く日本私立大学1960年創立、1960年大学設置。大学の略称は「産大」、全国にある他の産業大学と区別するため「九産大」が使用される。

九州産業大学
九州産業大学
大学設置/創立1960年
創立者中村治四郎
学校種別私立
設置者学校法人中村産業学園
本部所在地福岡県福岡市東区松香台2-3-1
学部国際文化学部
人間科学部
経済学部
商学部
地域共創学部
理工学部
生命科学部
建築都市工学部
芸術学部
造形短期大学部
研究科国際文化研究科
経済・ビジネス研究科
情報科学研究科
工学研究科
芸術研究科
ウェブサイト九州産業大学
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概観

大学全体

総合大学

文系理学系工学系芸術系の9学部21学科

大学院5研究科/博士前期課程6専攻・博士後期課程5専攻

建学の理想

「産学一如」

産業と大学は車の両輪のように一体となって時々の社会のニーズを満たすべきである。

建学の理念

現代社会は、国際化情報化が進行し、ますます多様で相互依存的になっている。

人間尊重や地球環境重視といった理念に基づく新しい世界秩序が、国際社会において模索されている。また、情報・通信技術の進歩は、全世界を通信ネットワークで瞬時に結ぶ情報社会を創出しつつある。その結果、学術政治経済などあらゆる領域において、システムの再構築が必要となっている。

本学では、「市民的自覚と中道精神の振興」及び「実践的な学風の確立」を建学の理念として掲げている。これは、「視野が広く、とらわれない精神と優れた判断力を持ち、社会において指導的役割を果たすことができる人材を育成する」ことを表している。この理念は、「産業と大学は、車の両輪のように一体となって、時々の社会のニーズを満たすべきである」とする建学の理想「産学一如」を実現するために、不可欠である。

沿革

  • 1960年昭和35年)1月 学校法人中村英数学園の設立及び九州商科大学設置認可。
  • 1960年(昭和35年)4月 九州商科大学商学部商学科の単科大学として、学舎を福岡市長浜2丁目及び1丁目、運動場を同市大字唐ノ原琵琶橋にて開学。
  • 1962年(昭和37年)4月 商学部産業経営学科増設。
  • 1963年(昭和38年)
    • 1月 設置者を学校法人中村英数学園より学校法人中村産業学園に、大学名を九州商科大学より九州産業大学と改称。
    • 4月 工学部(機械工学科、電気工学科、工業化学科)設置、商学部経済学科増設。
  • 1964年(昭和39年)1月 商学部第二部(経済学科、商学科)設置、工学部(土木工学科、建築学科)増設。
  • 1966年(昭和41年)4月 芸術学部(美術学科、デザイン学科、写真学科)設置。
  • 1968年(昭和43年)4月 経営学部産業経営学科設置。
  • 1972年(昭和47年)4月 芸術専攻科(美術専攻、デザイン専攻、写真専攻)設置。
  • 1973年(昭和48年)4月 大学院工学研究科修士課程(機械工学専攻、電気工学専攻、工業化学専攻、土木工学専攻)設置。
  • 1974年(昭和49年)4月 大学院芸術研究科修士課程(美術専攻、デザイン専攻、写真専攻)設置。
  • 1975年(昭和50年)4月 大学院経済学研究科修士課程(経済学専攻)設置、工学研究科修士課程(建築学専攻)増設。
  • 1981年(昭和56年)4月 経営学部国際経営学科増設。
  • 1993年平成5年)4月 経済学部経済学科<昼夜開講制>設置。
  • 1994年(平成6年)4月 国際文化学部(国際文化学科、地域文化学科)設置、大学院経営学研究科修士課程(経営専攻)<昼夜開講制>設置。
  • 1996年(平成8年)4月 大学院商学研究科修士課程(商学専攻)<昼夜開講制>設置、大学院工学研究科博士後期課程(生産システム工学専攻、社会開発・環境システム工学専攻)<昼夜開講制>増設。
  • 1997年(平成9年)4月 大学院経営学研究科博士後期課程(経営専攻)<昼夜開講制>増設。
  • 1998年(平成10年)4月 大学院国際文化研究科博士課程(国際文化専攻)<昼夜開講制>設置、大学院商学研究科博士後期課程(商学専攻)<昼夜開講制>増設。
  • 1999年(平成11年)4月 商学部第一部観光産業学科、商学部第二部観光産業学科増設、大学院経済学研究科博士後期課程(経済学専攻)<昼夜開講制>増設、大学院芸術研究科博士後期課程(造形表現専攻)<昼夜開講制>増設。
  • 2002年(平成14年)4月 情報科学部(社会情報システム学科、知能情報学科)設置、芸術学部芸術工芸学科増設。
  • 2004年(平成16年)4月 工学部バイオロボティクス学科増設、工学部工業化学科を物質生命化学科へ土木工学科を都市基盤デザイン工学科へ名称変更、国際文化学部臨床心理学科増設、大学院情報科学研究科博士前期課程・博士後期課程(情報科学専攻)<昼夜開講制>設置、大学院国際文化研究科博士課程[5年一貫制](国際文化専攻)<昼夜開講制>を大学院国際文化研究科博士前期課程・博士後期課程(国際文化専攻)<昼夜開講制>に改組、大学院経済学研究科、商学研究科、経営学研究科、工学研究科、芸術研究科の修士課程を博士前期課程へ課程名称の変更。
  • 2007年(平成19年)4月 工学部電気工学科を電気情報工学科へ名称変更。
  • 2008年(平成20年)4月 国際文化学部地域文化学科を日本文化学科へ、芸術学部写真学科を写真映像学科へ名称変更。
  • 2009年(平成21年)4月 大学院経済・ビジネス研究科博士前期課程(経済学専攻、現代ビジネス専攻)・博士後期課程(経済・ビジネス専攻)<昼夜開講制>設置、情報科学部情報科学科設置。
  • 2010年(平成22年)4月 工学部住居・インテリア設計学科増設。
  • 2011年(平成23年)4月 大学院工学研究科博士前期課程・博士後期課程(産業技術デザイン専攻)<昼夜開講制>設置。
  • 2016年(平成28年)4月 芸術学部の学科を再編し、従来の美術学科、写真映像学科、デザイン学科を芸術表現学科、写真映像メディア学科、ビジュアルデザイン学科へ改称の上、新たに生活環境デザイン学科、ソーシャルデザイン学科を新設。
  • 2017年(平成29年)4月 工学部、情報科学部を再編し、新たに、生命科学部、理工学部、そして、西日本初となる建築都市工学部を新設[1]。また、九州造形短期大学を統合し、新たに造形短期大学部を設置[2]
  • 2018年(平成30年)4月 商学部、経営学部、国際文化学部を再編し、新たに(新)商学部、地域共創学部、(新)国際文化学部、人間科学部を新設[3]。経済学部の昼間主、夜間主コースを統合。
  • 2020年令和2年)9月 国際連合人間居住計画(ハビタット)福岡本部と包括的連帝協定を締結[4]

編成

学部・学科

文系・理学系・工学系・芸術系の9学部21学科、大学院5研究科、博士前期課程6専攻・博士後期課程5専攻で、実践的な学びを通して、次代の産業界をリードする人材を養成する。

  • 国際文化学部
    • 国際文化学科
    • 日本文化学科
  • 人間科学部
  • 経済学部
    • 経済学科
  • 商学部
    • 経営・流通学科
      • 経営管理学系
        • 企業経営コース
        • ファイナンスコース
        • 会計コース
      • 流通マーケティング学系
        • マーケティングコース
        • 国際ビジネスコース
        • 社会情報コース
  • 地域共創学部
    • 地域づくり学科
      • 地域政策・行政コース
      • 地域プロデュースコース
      • 地域教養コース
    • 観光学科
      • グローバル・ツーリズムコース
      • 地域・観光デザインコース
      • ホスピタリティ・マネジメントコース
  • 理工学部
    • 情報科学科
    • 機械工学科
    • 電気工学科
  • 生命科学部
    • 生命科学科
      • 応用化学コース
      • 生命科学コース
      • 食品科学コース
  • 建築都市工学部
    • 建築学科
    • 住居・インテリア学科
    • 都市デザイン工学科
  • 芸術学部
  • 造形短期大学部 
    • 造形芸術学科
      • グラフィックデザイン系
      • マンガ・イラスト・フィギュア系
      • ゲーム・メディアデザイン系
      • アニメーション・映像系
      • インテリア・プロダクト・雑貨系
      • 陶芸系
      • ファッション・テキスタイル系
      • アート書道系
      • 写真系
      • 絵画・立体造形系

研究科・専攻

博士前期課程および博士後期課程


キャンパス

松香台キャンパス
  • 使用学部:全学部
  • 使用研究科:全研究科
大学施設
建物名学部摘要
本館共通総務部・人事部・総合企画部・財務部
1号館経済学部

商学部地域共創学部

学部事務室、教務課、入試課、学生部(学生課・厚生課)、保健室、学生相談室、語学教育研究センター、基礎教育センター、産業経営研究所、書籍売店、レストラン
2号館国際文化学部

共通

学部事務室、臨床心理センター、男女共同参画推進室、グローバルプラザ
3号館人間科学部学部事務室、子育て支援室
7~12、22号館生命科学部

理工学部建築都市工学部

7号館

生命科学部、総合機器センター、ヒューマン・ロボティクス研究センター、医療診断技術開発センター8号館学部事務室、各学科実験室、売店、レストラン9号館各学科実験・実習室10号館各学科実験・実習室11号館各学科実験・実習室12号館学部事務室、各学科実験室、売店22号館建築都市工学部 実験・自習室

芸術学部棟

(15~20号館)

芸術学部・造形短期大学部15号館

学部事務室、美術館、芸術学部アートギャラリー、カフェ、実習室16号館芸術表現学科、造形短期大学部事務室17号館写真・映像メディア学科、ビジュアルデザイン学科、ソーシャルデザイン学科18号館芸術表現学科、生活環境デザイン学科、共同工房センター19号館芸術表現学科、生活環境デザイン学科実習室、共同工房センター20号館芸術表現学科実習室、共同工房センター

23号館共通産学連携支援室、景観研究センター、伝統みらい研究センター
造形短期大学部

工房棟

実習室
中央会館国際交流センター、総合情報基盤センター、学生食堂、文具売店、アルバム編集委員会
図書館図書館事務室、レストラン
キャリア支援センターキャリア支援センター
学友会棟学友会サークル部室
大楠アリーナ2020健康・スポーツ科学センター
屋内プール九産大スイミング
立花寮男子・女子
野球場

大学附設施設

九州産業大学 医療診断技術開発センター

【学外研究協力機関】・独立行政法人産業技術総合研究所 つくばセンター ・九州大学病院整形外科 中央形態分析室国立大学法人 九州大学

学校法人 久留米大学 ・学校法人 産業医科大学 ・国立大学法人 徳島大学日立アロカメディカル株式会社古河電気工業株式会社ハリマ化成株式会社 ・(株)オリンパスエンジニアリング ・オリンパス株式会社有限会社テック ・コンシェルジェ熊本 ・株式会社アイエスティー

九州産業大学 美術館
九州産業大学 図書館
九州産業大学造形短期大学部 図書館
九州産業大学 総合情報基盤センター
柿右衛門様式窯
九州産業大学 子育て支援室
九州産業大学 語学教育研究センター
九州産業大学  健康・スポーツ科学センター
九州産業大学 大楠アリーナ
九産大スイミングクラブ
九州産業大学 総合機器センター
九州産業大学 産業経営研究所
九州産業大学 臨床心理センター
九州産業大学 国際交流センター
九州産業大学 基礎教育センター
学術研究推進機構
九州産業大学 オープンイノベーションセンター
九州産業大学 キャリア支援センター
九州産業大学 ヒューマン・ロボティクス研究センター
九州産業大学 共同工房センター
九州産業大学 産学連携支援室
九州産業大学 景観研究センター
九州産業大学 立花寮

交通アクセス

系列校・附属学校

エリア放送

ホワイトスペースを利用する福岡県初のエリア放送地上一般放送局の免許を取得[5]し、KSUエリア放送局の名称[6]ワンセグ放送を実施してきたが、2023年(令和5年)10月に廃止[7]した。

構内に地上一般放送局1局が設置[8]されていた。

免許人局名呼出符号物理ch周波数空中線電力ERP業務区域
学校法人中村産業学園
九州産業大学
九産大エリア放送JOXZ0AA-AREA45ch665.142857MHz0.76mW2.1mW九州産業大学
キャンパス内

大学関係者と組織

大学関係者一覧

脚注

関連項目

外部リンク

東経130度26分41.5秒 / 北緯33.669833度 東経130.444861度 / 33.669833; 130.444861

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