大エジプト博物館

エジプトのギザにある博物館

大エジプト博物館(だいえじぷとはくぶつかん、: The Grand Egyptian Museum、略称GEM)は、エジプトギーザに建設中の博物館ツタンカーメンの黄金のマスクなど[1]エジプト考古学博物館の収蔵品のうち約10万点を引き継ぐ予定[2]。2020年に全館オープン予定であったが[3]2019新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、2021年に延期された。更に延期され2022年9月または11月に開館予定となったが、それも延期され2023年に延期されている[4]

大エジプト博物館
地図
施設情報
正式名称The Grand Egyptian Museum
専門分野古代エジプト
建物設計ヘネガン・ペン英語版
延床面積約90,000m2
所在地 エジプト
位置北緯29度59分40秒 東経31度7分11秒 / 北緯29.99444度 東経31.11972度 / 29.99444; 31.11972 東経31度7分11秒 / 北緯29.99444度 東経31.11972度 / 29.99444; 31.11972
外部リンクhttps://grandegyptianmuseum.org/
プロジェクト:GLAM
テンプレートを表示

2023年末現在、ツアーによるエントランス付近見学&立体動画鑑賞ツアー(英語対応)あり。1200EGP(6000円)※展示物の見学ができるわけではない。

概略

カイロのエジプト考古学博物館は1900年に35,000点を展示する設計で建設されており、手狭で老朽化していた[5]。長い間の予告のすえ、2002年にエジプト文化相が世界最大級の博物館として建設することを表明[6]ユネスコの協力と国際建築家連合(UIA)の監督の下、ギーザの三大ピラミッド地区近くに建設する博物館の国際コンペが行われ、2,200あまりの応募者からヘネガン・ペン英語版が選ばれた[7]2012年3月12日着工[1]。博物館の他にカンファレンス・センター・ビルなどの建物や景観エリアがあり、敷地全体の広さは470,974m2[8]

日本との関係

  • 総工費約630億円のうち日本が348億3,800万円を限度とする額の円借款を供与[2]
  • 国際協力機構(JICA)による技術協力
    • 文化財データベース構築支援[9]
    • 保存修復家の育成
  • 山下設計が現地に拠点を設立し、設計監修や工事監理等を実施

出典

外部リンク