山口義行
山口 義行(やまぐち よしゆき、1951年5月10日 - )は、日本の経済学者。立教大学名誉教授。
やまぐち よしゆき 山口 義行 Yamaguchi Yoshiyuki | |
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生誕 | 1951年5月10日(73歳) 愛知県名古屋市 |
出身校 | 立教大学経済学部卒業 |
職業 | 経済学者 立教大学名誉教授 スモールサンエグゼクティブプロデューサー |
中小企業サポートネットワーク、スモールサン主宰。政策工房J-Way代表。
経済学者として全国各地で講演活動やメディア出演するほか、中小企業の視点にたった政策論の展開、および中小企業経営者向けの勉強会などを行っている。
人物
1974年(昭和49年)、立教大学経済学部卒業、同大学院後期課程単位取得退学。
東邦学園短期大学専任講師、名城大学商学部専任講師、立教大学経済学部助教授を経て、2001年(平成3年)より同教授、2017年より同名誉教授。
専門は金融論、特に中小企業の視点から、金融的な視点でマクロ経済を分析すること。久留間健に師事。
研究分野はインフレーション、貨幣資本の蓄積、金融肥大化、金融市場、金融不安など[1]。
2018年3月まで、外務省参与として中小企業の海外展開、関東経済産業局「新連携支援」政策の事業評価委員長として中小企業連携支援に関わる。
さらに、中小企業経営者との勉強会(スモールサン)を全国で開催するなど、自ら中小企業支援を積極的に展開している。
メディアへの出演も多くNHK総合テレビ「クローズアップ現代」、同「サキドリ!」、テレビ東京「未来世紀ジパング」など多数の番組でコメンテーターを務め、BS11の「中小企業ビジネスジャーナル」ではメインキャスターとして番組作りに関わっている。
2011年にNHK総合テレビ「クローズアップ現代」内で3000回放送を記念して行われた出演回数ベスト10ランキングでは第3位に選ばれた[2]。
民間の政策立案組織である「政策工房J-WAY」の代表として政策提言活動なども行っている。
略歴
出典[3]
学歴
- 1970年3月 愛知県立名古屋西高等学校卒業
- 1974年3月 立教大学経済学部卒業
- 1976年3月 立教大学大学院経済学研究科博士課程前期課程修了
- 1982年3月 立教大学大学院経済学研究科博士課程後期課程単位取得退学
学位
- 1976年3月 経済学修士(立教大学)
職歴
- 1986年4月 東邦学園短期大学商学科専任講師(1990年3月まで)
- 1990年4月 名城大学商学部専任講師(1993年3月まで)
- 1993年4月 立教大学経済学部助教授(2001年3月まで)
- 1995年4月 立教大学経済学部経済学科長・教務主任(1997年3月まで)
- 2001年4月 立教大学経済学部教授
- 2017年3月 立教大学経済学部を定年退職
- 2017年4月 立教大学名誉教授
学会活動
金融学会、信用理論学会、経済理論学会
社会における活動
- 経済産業省中小企業庁 中小企業憲章に関する研究会委員(2010年)
- 経済産業省中小企業庁 中小企業政策審議会企業力強化部会委員(2011年)
- 関東経済産業局 新連携支援政策事業評価委員長(2005年~2016年)
- 法務省 法曹養成フォーラム委員(2012年~2014年)
- 外務省 参与(2012年~2018年)
- スモールサン・エグゼクティブプロデューサー(現在)
出演メディア
(※放送終了番組、不定期出演含む)
テレビ
放送局 | 番組名 |
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NHK総合 | クローズアップ現代/ サキドリ!/ Bizスポ |
フジテレビ | 情報プレゼンター とくダネ! |
テレビ東京 | 日経スペシャル 未来世紀ジパング〜沸騰現場の経済学〜 |
BS11 | 中小企業ビジネスジャーナル(毎月第1水曜23時~24時) |
ラジオ
放送局 | 番組名 |
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NHKラジオ | ラジオあさいちばん「ビジネス展望」/マイあさラジオ「社会の見方・私の視点」/東京03の好きにさせるかッ!「働く大人アカデミー」 |
文化放送 | 福井謙二 グッモニ |
その他
著作
- 『社長の経済学』(カドカワ・中経出版)2014年2月22日初刊 ISBN 4046001461[4]
- 『終わりなき世界金融危機――バブルレス・エコノミーの時代』(岩波書店)2012年9月26日初刊 ISBN 4000258605[5]
- 『山口義行の“ホント”の経済』(スモールサン出版)2012年5月17日初刊 ISBN 4883619680[6]
- 『本当に日本銀行が悪いのか』(三恵社)2011年3月31日初刊 ISBN 4883618285[7]
- 『バブル・リレー―21世紀型世界恐慌をもたらしたもの』(岩波書店)2009年2月17日初刊 ISBN 4000244469[8]
- 『聞かせる技術』(河出書房新社)2008年5月22日初刊 ISBN 4309244408[9]
- 『現場に「解」あり!』(中央公論新社)2007年6月10初刊 ISBN 4120038386[10]
- 『経済再生は「現場」から始まる―市民・企業・行政の新しい関係』(中央公論新社 中公新書)2004年3月25初刊 ISBN 4121017374[11]
- 『誰のための金融再生か―不良債権処理の非常識 』(筑摩書房 ちくま新書)2002年6月20初刊 ISBN 4480059520[12]
- 『金融ビッグバンの幻想と現実』(時事通信社)1997年11月初刊 ISBN 4788797399[13]
共著
- 『ポスト不況の日本経済 停滞から再生への構図』講談社、1994年 ISBN 4061492128[14]
- 『現代経済と金融の空洞化』(有斐閣選書、共編著)1987年6月初刊 ISBN 4641180490[15]