岩尾利弘

岩尾 利弘(いわお としひろ、1987年7月20日 - )は、大分県津久見市出身の元プロ野球選手投手)。右投左打。

岩尾 利弘
基本情報
国籍日本の旗 日本
出身地大分県津久見市
生年月日 (1987-07-20) 1987年7月20日(36歳)
身長
体重
179 cm
83 kg
選手情報
投球・打席右投左打
ポジション投手
プロ入り2009年 ドラフト3位
初出場2010年8月10日
最終出場2016年8月2日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
派遣歴

経歴

プロ入り前

大分県津久見市出身。大分県立津久見高等学校時代は3年夏の大分県大会8強が最高でありこの時は山口俊がエースの柳ヶ浦高にサヨナラ負け[1]、春夏ともに甲子園出場経験はない。

別府大学に進学後、2年時にエースへ成長。2季連続の優勝に貢献した。大学選手権にも出場。3年春の決勝では古川秀一を擁する日本文理大学と対戦し、延長13回の末に敗戦。同試合では13回190球と熱投した。4年秋の地区大会でも古川と投げ合ったが、再び延長13回の末、共にサヨナラで敗れている。

2009年10月29日に行われたプロ野球ドラフト会議において埼玉西武ライオンズに3巡目で指名され、入団した[2][3]

西武時代

2010年8月10日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦でプロ入り初登板を果たす。しかし、打者5人に対し3安打2四球と一死も取れずに降板した。その後8月26日に二軍へ降格し[4]、2試合の登板に終わる。オフには、10月より台湾で開催された第17回IBAFインターコンチネンタルカップの日本代表選手として選出されている[5]

2011年は二軍で20試合登板、防御率4.90で[6]、一軍での出場は無かった。 同年シーズンオフの12月に同い年の女性と入籍した[7][8]

2013年5月14日の対東京ヤクルトスワローズ戦で先発した十亀剣の後2番手で登板すると[9]、2イニングを無失点に抑えプロ初勝利を挙げた。また、6月13日の対中日ドラゴンズ戦ではプロ初ホールドを記録した。

2014年は9月2日の対千葉ロッテマリーンズ戦でこの年初登板。13試合1.80の結果を残した。10月21日に背番号12から31へ変更が発表された[10]

2015年4月12日の対ロッテ戦から22日の北海道日本ハムファイターズ戦にかけてリリーフ4試合で9者連続三振を記録。複数試合をまたいでの記録のため参考記録扱いながら、1957年の梶本隆夫(阪急)と1958年の土橋正幸(東映)の9連続三振のプロ野球記録(当時)に並んだ[11]

2016年は2試合の登板に留まった。

2017年は一軍登板機会が無く、10月6日に戦力外通告を受け、10月17日に任意引退公示された[12][13]

引退後

2017年10月21日に打撃投手として西武に残留することが発表された[14]。2023年10月29日に打撃投手の任を終えた[15]

選手としての特徴・人物

細身ながら、最速148キロの快速球と「指が短く」無理やり広げた独特のツーシームと縦のスライダー[16]を武器とする技巧派ながら高い奪三振率も魅力である。

公称体重は68kgであるが、入団当時は実際には65kgしかなく、体格の細さを隠すため3kgサバを読んでいたという。その後各種トレーニングの成果から80kgまで増加したという[17]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2010西武200000000----132.0602000004418.004.00
201310000010011.0006412.1162101032013139.492.11
201413000010011.0007920.01504022110641.800.95
201521000010031.00014029.03401803292022216.521.79
2016200000000.---133.050200100339.002.33
NPB:5年48000030051.00030966.17623615545048456.111.69

年度別守備成績



投手












2010西武210001.000
20131012001.000
20141304001.000
20152136001.000
201620000----
通算48512001.000

記録

背番号

  • 12 (2010年 - 2014年)
  • 31 (2015年 - 2017年)
  • 03 (2018年 - 2023年)

登場曲

脚注

関連項目

外部リンク