日本館 (エプコット)

アメリカのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート内のパビリオン

日本(ジャパン・パビリオン、Japan Pavilion)は、アメリカ合衆国フロリダ州ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートにあるディズニーパークエプコット」のワールド・ショーケースの一部である。パビリオンは、アメリカン・アドベンチャーモロッコ館の間に位置している。

Japan Pavilion
日本館の前で再現されている厳島神社の鳥居地図
エプコット
エリアワールド・ショーケース
座標北緯28度22分03秒 西経81度33分02秒 / 北緯28.367443度 西経81.550527度 / 28.367443; -81.550527
状態営業中
オープン1982年10月1日
主なデータ
種類テーマ・パビリオン
テーマ伝統と革新の共存する調和の国・日本
スポンサー三越

歴史

日本館は、ワールド・ショーケースのもとからのパビリオンの1つで、1970年代の終わりには計画されていた。パビリオンには、多くのアトラクションが提案されており、ショーの建物もつくられていたが、未使用のまま終わった。ミート・ザ・ワールドは、計画されていたアトラクションの1つであり、東京ディズニーランドに以前あったミート・ザ・ワールドと同じようなアトラクションであった[1]。しかし、映像に使われるであろう第二次世界大戦の描写が多くの退役軍人の反発を生むことを恐れたため、破談になった。オープン直前だったので、建物や回転台は建てられていたが、使用されずに終わった。

また、何年もイマジニアは、ディズニーランドのマッターホルン・ボブスレーに続く屋内ジェットコースターを計画していた。しかし、テーマは日本の富士山だった。富士フイルムは、1990年代初めには、スポンサーになりたかったが、エプコットのスポンサーであり富士フイルムのライバル会社でもあるコダックが、その申し出を断るよう、ディズニーを説得した。マッターホルンは、後にディズニー・アニマルキングダム・パークのエクスペディション・エベレストで設計に使用された[2][3]。他に、ゲストが新幹線を模したライドに乗り、窓(実際はスクリーン)に映る日本の景色を楽しむ、「サークル・ビジョン」というアトラクションも計画された。列車は、地方を走る列車のように揺れることも考えられた[4]

配置

日本館の塔

日本館は、を囲むパビリオンから構成される。庭の入口は、日本風のが特徴となっている。鳥居がパビリオンの前の水上に建っている。この場所は、日本の庭園でいっぱいになっている。庭の奥には、堀のある日本の城門があり、日本の文化の最先端を展示している。

アトラクションとサービス

アトラクション

  • 美術館 - 日本のアートのコレクション。
  • エージェント・P・ワールド・ショーケース・アドベンチャー(2012年6月23日 - 現在)

レストラン

  • 鉄板江戸: 以前は、「鉄板焼きダイニングルーム」と呼ばれていた。シェフは、他の鉄板焼きレストランのように、ゲストの前で、素早く料理を焼く[5]
  • 東京ダイニング: もともと、レストランは「天ぷら 菊」と「松の間ラウンジ」の2つのレストランに分かれていた。現在は天ぷらや寿司を中心としたバラエティー豊かなメニューを揃えたレストランになっている。
  • 桂グリル: 軽食を扱うレストラン。照り焼きチキンやカレーライス、うどんやラーメンを取り扱う。
  • 歌舞伎カフェ: かき氷
  • ガーデンハウス: 日本酒
  • 匠亭: 2019年8月6日にオープン。ディナーでは和牛のコースなどが楽しめる。

ショッピング

  • 三越マーシャンダイズストア: 店内は、4つのゾーン(「錦の賑わい」「禅の静寂」「時代の調和」「革新の趣」)に分かれており、衣服ジュエリー書籍漫画アニメグッズ(ポスターなど)、おもちゃのような多くの日本のアイテムを販売している。様々な商品を置くため、以前よりも拡張した。店の多くの部分は、アメリカで関心の高まっているポップカルチャー製品を売っている。

エンターテインメント

  • 祭座: 祭座では、塔の下で、日本人が太鼓を叩いている[6]
エプコットの日本館から見たショー「イルミネーションズ:リフレクションズ・オブ・アース」

出典

外部リンク