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東本 昌平(はるもと しょうへい、9月5日 - )は、東京都練馬区出身の漫画家・イラストレーター。
概要
デビュー作は「輪」(双葉社『週刊漫画アクション』掲載)。その後、1987年に中古バイク専門誌『ミスターバイクBG』(モーターマガジン社)にて、『キリン』の連載を開始し、1990年に終了(「POINT OF NO RETURN!」編)。同作はその後、少年画報社の漫画雑誌『ヤングキング』系列に移籍して継続され、2012年には映画化されるなど代表作となる(他に実写映画化された作品としては2008年公開の『SS』がある)。なお、2010年に一旦シリーズ終了となり[1]、同年より新たに『キリン The Happy Ridder Speedway』と改題し[2]、2016年まで連載された。おもにオートバイを題材とする作品を手掛けているが、それ以外にも自動車を題材とする作品やSF作品のほか青春物などもある。初期の作品には、大友克洋の作風の影響が見られる。
2007年には、東本昌平をメインテーマに掲げるバイク雑誌『東本昌平 RIDE』がモーターマガジン社より刊行開始された。同誌各号の巻頭に掲載された漫画作品を収録した『RIDEX』も2008年から同社にて刊行されている。2008年には、東本昌平の作品を収録する漫画別冊誌『東本昌平パーソナルマガジン ハルマン』Vol.1が少年画報社より刊行され、翌2009年にはVol.2が刊行された(同シリーズは通巻2号で終了)。同様のコンセプトを持つ選集の単行本『HALMAN 東本昌平作品集』も2010年に同社より刊行されており、2012年には『HALMAN II 東本昌平作品集』が刊行された。
俳優・声優の郷田ほづみとは同級生で「よく遊んだ。8mm映画を撮ったり芝居を作った」「知り合った頃から絵を描いてて上手かった」と、Youtubeチャンネル[3]やTwitter[4]で少年期が語られている。
作品一覧
連載作品
短編集
- HiHiHi! 東本昌平初期作品集
- HiHiHi! 東本昌平初期作品集(2004年、少年画報社、全3巻)
- HiHiHi! 第1巻、2004年10月27日発売、ISBN 978-4785924782。
- HiHiHi! 第2巻、2004年10月27日発売、ISBN 978-4785924805。
- HiHiHi! 第3巻、2004年11月26日発売、ISBN 978-4785924829。
- HiHiHi! 東本昌平初期作品集(新装版)(2006年、少年画報社、全2巻)
- HiHiHi! 第1巻(新装版)、2006年10月26日発売、ISBN 978-4-7859-2705-9。[5]
- HiHiHi! 第2巻(新装版)、2006年11月27日発売、ISBN 978-4-7859-2722-6。[6]
- RIDEX
- RIDEX(2008年 - 継続中、モーターマガジン社)※A5判
- RIDEX 1、2008年11月25日発売、ISBN 9784862790996。[7]
- RIDEX 2、2009年9月15日発売、ISBN 9784862791665。[8]
- RIDEX 3、2010年3月30日発売、ISBN 9784862792273。[9]
- RIDEX 4、2011年3月15日発売、ISBN 9784862792785。[10]
- RIDEX 5、2011年9月15日発売、ISBN 9784862792907。[11]
- RIDEX 6、2012年9月25日発売、ISBN 9784862793140。[12]
- RIDEX 7、2013年9月25日発売、ISBN 9784862793430。[13]
- RIDEX 8、2014年3月15日発売、ISBN 9784862793577。[14]
- RIDEX KAWASAKI、2014年5月30日発売、ISBN 9784862793621。[15]
- RIDEX HONDA、2014年9月30日発売、ISBN 9784862793621。[16]
- RIDEX 9、2015年2月25日発売、ISBN 9784862793843。[17]
- RIDEX 1、2014年6月1日発売、ISBN 978-4-10-125851-5。[18]
- RIDEX 2、2014年7月1日発売、ISBN 978-4-10-125852-2。[19]
- HALMAN 東本昌平作品集
その他の書籍
- ゲームブック
- イラスト集
- 東本昌平ILLUSTRATION WORKS 鉄魂 伝説の二輪名車グラフィティ(2006年、モーターマガジン社)[23]
- 東本昌平 画集 SHOWHEI HALUMOTO ILLUSTRATION WORKS(2010年、モーターマガジン社)[24]
- 東本昌平 RIDE おとなのバイク絵本 黒鉄 kurogane(2012年、モーターマガジン社)[25]
- 東本昌平 RIDE おとなのバイク絵本 紅蓮 Guren(2013年、モーターマガジン社)[26]
キャラクターデザイン
- パソコン用ゲームソフト
パッケージデザイン
- エンジンオイル
脚注
外部リンク