松源

株式会社松源(まつげん)は、和歌山県和歌山市に本社を置くスーパーマーケット。和歌山県と大阪府泉州地域を中心に展開する。通称は「マツゲン」もしくは「スーパーマツゲン」。多数の店舗が三角屋根であるのが特徴。

株式会社松源[1]
MATSUGEN Corporation
種類株式会社
市場情報非上場
本社所在地日本の旗 日本
649-6337
和歌山県和歌山市田屋138
設立1961年(昭和36年)7月13日[1]
業種小売業
法人番号7170001003061 ウィキデータを編集
事業内容スーパーチェーン食料品を中心とした日常必需品の販売
代表者代表取締役会長 兼田 守
代表取締役社長 桑原太郎
資本金5,000万円
売上高668億9300万円
(2023年2月期)[2]
営業利益15億3600万円
(2023年2月期)[2]
経常利益17億8000万円
(2023年2月期)[2]
純利益13億4700万円
(2023年2月期)[2]
純資産66億7500万円
(2023年2月期)[2]
総資産308億5100万円
(2023年2月期)[2]
従業員数3,654名
決算期2月
主要子会社株式会社美食
外部リンクhttp://www.matugen.co.jp/
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CGCグループに加盟している。

歴史・概要

1946年(昭和21年)夏にニューギニアから復員直後の松本源蔵[3]、和歌山市小松原通5丁目で[1]松源食料品店」として[3]八百屋を開いたのが始まりである[4]。戦争中に食糧難を経験した元軍人の松本が「食を通じて人々を幸せにする」という信念が根元となっている[4]

1956年(昭和31年)9月に「有限会社松源商店」を設立して法人化し[5][6]1961年(昭和36年)7月13日[1]「松源食品株式会社」に改組した[5][6]。また、同月に鉄筋コンクリート造3階建てに店舗を増改築すると共にセルフサービス方式へ切り替え、スーパーマーケットとしての営業を開始した[5][6]

1964年(昭和39年)6月に「株式会社松源」へ商号を変更し、同年12月に和歌山市毛見浜ノ宮に浜の宮店を開設してチェーン展開を開始した[5][6]

年表

  • 1946年(昭和21年)夏[3] - ニューギニアから復員直後の松本源蔵[3]和歌山市小松原通5丁目で[1]松源食料品店」を開業[3]
  • 1956年(昭和31年)9月 - 「有限会社松源商店」を設立して法人化[5]
  • 1961年(昭和36年)
    • 7月13日[1] - 「松源食品株式会社」に改組[5][6]
    • 7月 - 鉄筋コンクリート造3階建てに店舗を増改築すると共にセルフサービス方式へ切り替え、スーパーマーケットとしての営業を開始[5][6]
  • 1964年(昭和39年)
    • 6月 - 「株式会社松源」へ商号を変更[5][6]
    • 12月 - 和歌山市毛見浜ノ宮に浜の宮店を開設してチェーン展開を開始[5][6]
  • 2000年(平成12年)9月 - マツゲンロイヤルカードを導入[広報 1]
  • 2002年(平成14年)4月 - 低温物流センターを開設[広報 1]
  • 2011年(平成23年)10月 - 本社を移転[広報 1]
  • 2012年(平成24年)11月 - CGCグループに加盟[広報 1]
  • 2019年(令和元年)11月 - ロゴマークを変更[広報 2]

店舗

過去に存在した店舗

  • 和泉市
    • のぞみ野店(西友のぞみ野店(2020年10月27日閉店)[要出典][注 1]
    • ビバモール和泉中央店(2016年11月末閉店)[広報 3]

サービス

ポイント制度

2015年12月に楽天ポイントカードの導入が決まり[広報 7]その後、従来の「マツゲンロイヤルカード」から電子マネー機能を搭載した「松源Edy-楽天ポイントカード」に移行された。[要出典]

決済方法

現金支払いのほか、クレジットカード(JCB・VISA・Master・AMERICAN EXPRESS・Diners Club・DISCOVER・UnionPay)、電子マネー(Edy・iD・QUICPay)、PiTaPa以外の主要交通系ICカード(ICOCAなど)、モバイル決済(楽天Pay・PayPay・メルペイ・LINE Pay・au PAY ※対応レジ限定)が使える。Edyのチャージ機を全店に設置しており、営業時間中はチャージも可能[広報 8]

クレジットカード会社のギフトカード(JCBおよびVJA)、自社商品券及びCGCグループ共通商品券の使用も可能である[広報 9]

買物弱者対策・買物支援事業

お買い物バス、宅配・ネットスーパー、移動販売などの買い物支援サービスに積極的に取り組んでいる。

お買い物バス

2011年より、本社に隣接する和歌山インター店でサービスを開始している。同店の周辺の地域の顧客が利用できる様、曜日ごとにルートと時刻表を決め運行している。バスの運行は同社提携のバス会社が行う。[要出典]同店で買い物をする目的であれば無料で乗車できる。また、数十分の買い物時間を計算した時刻に帰りのバスが用意されており、出発時刻が近づくと店内でお知らせのアナウンスが流れる。[要出典]

宅配・ネットスーパー

2011年より「ゲンキ宅配便」と称する宅配・ネットスーパー事業を手掛ける。これは電話・ファックスまたはインターネットで注文、または来店時の購入した商品を、当日に宅配するサービスである[広報 10]

サービス対象地域は岩出市、紀の川市、橋本市、かつらぎ町(旧花園村を除く)、九度山町、高野町である[広報 10]

ネットスーパーと称されるが、インターネットに不慣れな顧客も容易に注文が出来る様に、電話・ファックスでの受注方法も主たる注文方法として打ち出すなど、特徴的な宅配サービスを行っている。[要出典]

移動販売

マツゲン生鮮移動スーパー

2013年11月より「マツゲン生鮮移動スーパー」と銘打った移動販売事業を手掛ける[広報 11]。冷蔵・冷凍ショーケースを備えたトラックに生鮮品・惣菜・加工食品を積載し、生鮮食料品店がない地域を中心に移動販売を行うサービスである。これは経済産業省の「買い物弱者対策支援事業」(2013年)、及び「買物環境整備促進事業」(2015年)の補助事業として[8]、2tトラック2台、軽四トラック1台の計3台が稼働している。

販売地域は和歌山県内で、2013年11月より高野町[8]、同年12月にかつらぎ町[8]、2014年1月に有田川町[8]、2014年8月に橋本市、2015年8月より美浜町、日高町、同年9月より日高川町、九度山町と、県内の各市町に拡大している[9]。これらの地域を、曜日ごとの販売コースで移動販売を行っている。

取り扱う商品は、同社店舗の商品を毎朝トラックに陳列する。販売は同社の社員が行っており、運行コースの常連客に合わせた品揃え、季節商材の提案など、同社の独自手法で事業運用をしている。[要出典]

グループ会社

  • 株式会社美食 - 松源の惣菜部門

CM

独自のCMソングが存在し、和歌山県内の民放(テレビ和歌山和歌山放送)で放送されている。[要出典]

正式な曲名及び作詞者、作曲者は不明。歌詞は主婦目線。歌は山口采希(2014年までは群馬県太田市出身の歌手、古都清乃)が担当。和歌山県出身の歌手の玉置成実読売テレビ製作日本テレビ系列の全国放送の特別番組「秘密のケンミンSHOW」の中で歌った。[要出典]

これらのCM映像や音源は同社ホームページで視聴が可能[広報 12]

旧CM

テレビ和歌山にて1973年開局時から2012年まで放送されていた[10]テレビCMは15秒と30秒バージョンがある。魚介類、農産物、生肉の映像が流され、同時に男性ナレーターが商品の鮮度や宮崎牛、会社を宣伝する。[要出典]

現行CM

2011年の地上デジタル放送移行に伴い、松源は従来のテレビCMをアナログ版からデジタル版へ作成し直ことになり、映像の取り直しと楽曲の3番までの延長を決めた[10]。この新しい歌詞は公募より選出された。 当初は3番のみを公募していたが、優秀な作品が多数投稿されたため、さらに4番まで拡張した[10]

2012年12月1日、新歌詞が公表された[10]

2013年より新CMが放送されている。1番歌詞を短縮した15秒バージョンの他、各歌詞ごとの30秒バージョンがあり、計5種類製作された。旧CMと異なり楽曲はポップ調で、映像は和歌山県内の女性によるダンスである。商品説明はない。終盤に男性のナレーションによる会社説明がある。[広報 12]

クラブ活動

社内のクラブ活動を盛んで、特に軟式野球部と相撲部は大会上位入賞の常連。各種スポーツ大会(主に学童野球)を協賛する。[要出典]

和歌山県有田市に本拠地を置く、社会人野球クラブチームマツゲン箕島硬式野球部のスポンサーをしており、同チームのユニフォームの袖には松源のロゴマークをあしらえている。

また、和歌山県体育協会が管理する人工芝グラウンド(和歌山県多目的スポーツグラウンド:和歌山県日高町)のネーミングライツ(施設命名権)パートナーとなり、同グラウンドは2007年2月から「マツゲンスポーツグラウンド」と命名されている。[要出典]

ネーミングライツ導入によって企業名を冠したスポーツ施設等が国内でも増えつつあるが、パートナー企業にとっては施設の集客力や知名度に対する広告効果を期待してのことである。野球やサッカーをはじめとしたプロスポーツチームが本拠地とする(あるいは定期的にそれらの試合が行われる)施設へのパートナーになるケースが大多数を占める中、「マツゲンスポーツグラウンド」のように主に地域のスポーツ愛好者が利用する施設におけるネーミングライツの導入は珍しい。この命名制度を利用した、地域スポーツの活性化に寄与する試みは、他社にはあまり見られない。また、2007年11月1日から10年間の契約で有田市民球場の施設命名権を購入し、同日より「マツゲン有田球場」となった。[要出典]

脚注

注釈

出典

広報資料・プレスリリースなど一次資料

関連項目

外部リンク

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