紫金山第2彗星

紫金山第2彗星(しきんさんだいにすいせい、英語: 60P/Tsuchinshan)は、紫金山天文台公転周期6.58年の周期彗星である[1]中国南京紫金山天文台で1965年1月11日に発見された。発見当時の見かけの等級は15であった[2]

紫金山第2彗星
60P/Tsuchinshan
仮符号・別名1965 A2, 1965 II, 1965c
1971 S1, 1971 X, 1971d
1978 XVI, 1978p
1985 X, 1985d
1991 E1, 1992 XII[1]
分類周期彗星
発見
発見日1965年1月11日[2]
発見場所紫金山天文台[2]
軌道要素と性質
元期:TDB 2458220.5(2015年7月17.0日)
軌道長半径 (a)3.5096 au[1]
近日点距離 (q)1.6196 au[1]
遠日点距離 (Q)5.3997 au[1]
離心率 (e)0.5385[1]
公転周期 (P)6.58 [1]
軌道傾斜角 (i)003.609 °[1]
近日点引数 (ω)216.494 °[1]
昇交点黄経 (Ω)267.661 °[1]
平均近点角 (M)173.755 °[1]
前回近日点通過2018年12月11日[3]
次回近日点通過2025年7月20日[3]
最小交差距離0.635 au(地球)[1]
0.130 au(木星)[1]
ティスラン・パラメータ (T jup)2.864[1]
物理的性質
絶対等級 (H)9.3(+コマ[1]
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同年3月4日には楕円軌道であり、公転周期は6.69年で近日点は2月9日に通過したと計算された。軌道の計算が修正された後、次に近日点を通過するのは1971年11月28日と予測された。そしてその9月19日にはカタリナ観測所の口径154cmの反射望遠鏡エリザベス・レーマーが再発見に成功した[2]。その後も1978年、1985年、1992年、1999年、2005年、2012年、2018年の回帰が観測され続けている[3]

2077年12月29日には火星に0.0685 auまで接近すると予測されている[1]

脚注

関連項目

外部リンク

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