長峯誠

日本の政治家

長峯 誠(ながみね まこと、1969年昭和44年〉8月2日[1] - )は、日本政治家自由民主党所属の参議院議員(2期)。

長峯 誠
ながみね まこと
経済産業大臣政務官時に公表された肖像
生年月日 (1969-08-02) 1969年8月2日(54歳)
出生地日本の旗 宮崎県都城市
出身校早稲田大学政治経済学部政治学科
所属政党自由民主党→)
無所属→)
自由民主党(安倍派→無派閥)
親族父・長峯基(元参議院議員)
公式サイトながみね誠後援会ホームページ

選挙区宮崎県選挙区
当選回数2回
在任期間2013年7月29日 - 現職

都城市長(新制)
当選回数2回
在任期間2006年2月 - 2012年11月21日

都城市長(旧制)
当選回数1回
在任期間2004年12月 - 2005年12月

選挙区都城市選挙区
当選回数3回
在任期間1997年 - 2004年9月
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経済産業大臣政務官内閣府大臣政務官参議院外交防衛委員長財務大臣政務官都城市長等を歴任。父は元参議院議員長峯基

来歴

生い立ち

宮崎県都城市出身。都城市立妻ヶ丘中学校宮崎県立都城泉ヶ丘高等学校早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。大学時代は雄弁会に所属していた[2]1995年(平成7年)から父の長峯基参議院議員の秘書、JC宮崎ブロック事務局長を務める。

政治家として

財務大臣政務官時に公表された肖像(2017年)

1997年(平成9年)6月、宮崎県議会議員補欠選挙に自由民主党公認で出馬し、初当選。1999年(平成11年)4月、2期目の当選。2003年(平成15年)4月、3期目の当選。2004年(平成16年)9月、県議3期目の任期中に辞職。同年12月、都城市長選挙に出馬する。現職で九州最高齢市長(77歳)であった岩橋辰也を破り当選(当時全国最年少市長[要出典])。

2006年(平成18年)1月1日、都城市(旧制)が山之口町高城町山田町高崎町と合併(新設合併)する。新しい都城市が誕生し、長峯は失職。それに伴って同年2月5日に実施された市長選に無所属で出馬し、当選。2010年(平成22年)1月24日執行の市長選において2期目の当選。2012年(平成24年)11月21日、都城市長を任期中に辞職。辞職の理由は、2013年(平成25年)夏に実施予定の第23回参議院議員通常選挙宮崎県選挙区から自民党公認で出馬することによる[3]

2013年(平成25年)7月21日、第23回参議院議員通常選挙で民主党道休誠一郎を3倍以上の得票差で破り、当選。

2017年(平成29年)8月7日、第3次安倍第3次改造内閣にて財務大臣政務官に就任。

2019年令和元年)7月21日、第25回参議院議員通常選挙で再選。

2022年令和4年)8月12日、第2次岸田第1次改造内閣で、内閣府大臣政務官経済産業大臣政務官に就任。

2024年(令和6年)1月12日、自民党5派閥の政治資金パーティーの裏金問題をめぐり、2018年 - 2022年の5年間で長峯が清和政策研究会(安倍派)のパーティー券の販売ノルマを超えて集めた分116万円を派閥側からキックバックとして受け取っていたことが明らかとされた[4]

政策・主張

  • 2019年10月に予定されている消費税の10%への引き上げについて「法律に従い、引き上げるべきだ」と回答している[5]
  • 選択的夫婦別姓導入に「どちらかと言えば反対」としている[6]
  • 憲法9条改正に賛成。「自衛隊の役割や限界を明記すべき」としている[7]
  • 集団的自衛権の行使容認に賛成[7]
  • 日本の原発について、当面は必要だが将来は廃止すべきと回答[7]
  • 一方で原発の海外輸出には賛成[7]

不祥事

政治資金パーティー収入の裏金問題

2023年12月1日、朝日新聞が、自民党5派閥が開いた政治資金パーティーをめぐる問題で、安倍派が、所属議員が販売ノルマを超えて集めた分の収入を裏金として議員側にキックバックする運用を組織的に続けてきた疑いがあるとスクープした[8]。安倍派は2018~2022年に毎年1回パーティーを開き、計6億5884万円の収入を政治資金収支報告書に記載している[9]。一方、収入・支出のいずれにも記載していない裏金の総額は直近5年間で1億円を超えるとされ(のちに5億円に修正[10])、共同通信は「実際のパーティー収入は少なくとも8億円前後に膨らむ可能性がある」と報じた[11]。清和政策研究会の政治資金収支報告書の記載内容は下記のとおり[注 1]

清和政策研究会
年月日パーティー名会場収入購入者数出典
2018年5月22日清和政策研究会との懇親の集い東京プリンスホテル2億802万円7,021人[17]
2019年5月21日清和政策研究会との懇親の集い東京プリンスホテル1億5338万円5,177人[18]
2020年9月28日清和政策研究会との懇親の集い東京プリンスホテル1億262万円3,464人[19]
2021年12月6日清和政策研究会との懇親の集い東京プリンスホテル1億2万円3,376人[20]
2022年5月17日清和政策研究会との懇親の集い東京プリンスホテル9480万円3,200人[12]
(合計)6億5884万円

パーティー券は通常1枚2万円であるため、販売枚数が推計できるが、枚数に対する購入者の比率は2018年から2022年にかけてすべて「0.675」で統一されている。日本大学名誉教授の岩井奉信は「絶対にあり得ない」とし、安倍派は政治資金収支報告書に架空の購入者数を記入したとみられる[21][22]

同年12月22日、安倍派においては、議員側の「中抜き」を含む3つのパターンで裏金づくりを行っていたことが関係者の証言により明らかとなった[23][注 2]。12月25日、安倍派では少なくとも参議院議員選挙があった2019年と2022年に開いたパーティーについて、改選となる参議院議員に販売ノルマを設けず、集めた収入を全額キックバックしていたことが報道により明らかとなった[26][注 3]

2024年1月20日、長峯は宮崎市で記者会見し、2018年 - 2022年の5年間で安倍派のパーティー券の販売ノルマを超えて集めた分116万円を派閥側からキックバックとして受け取っていたことを明らかにした[4]

所属団体・議員連盟

支援団体

関連書籍

  • 市長の夢 19人の青年市長[32]日本ドリームプロジェクト(編)『市長の夢―19人の青年市長×きむ』いろは出版、2010年9月。ISBN 978-4902097344 

脚注

注釈

出典

外部リンク

公職
先代
吉川有美
岩田和親
経済産業大臣政務官
里見隆治と共同

2022年 - 2023年
次代
吉田宣弘
石井拓
先代
山田太郎
宮路拓馬
小寺裕雄
島村大
吉川有美
穂坂泰
中曽根康隆
宗清皇一
泉田裕彦
高橋はるみ
岩田和親
内閣府大臣政務官
尾﨑正直
鈴木英敬
自見英子
中野英幸
本田顕子
里見隆治
西田昭二
柳本顕
木村次郎と共同

2022年 - 2023年
次代
土田慎
神田潤一
古賀友一郎
平沼正二郎
吉田宣弘
石井拓
加藤竜祥
国定勇人
三宅伸吾
先代
杉久武
三木亨
財務大臣政務官
今枝宗一郎と共同

2017年 - 2018年
次代
伊佐進一
渡辺美知太郎
先代
新設
宮崎県(新)都城市長
2006年 - 2012年
次代
池田宜永
先代
岩橋辰也
宮崎県(旧)都城市長
2004年 - 2005年
次代
廃止
議会
先代
北村経夫
参議院外交防衛委員長
2020年 - 2021年
次代
馬場成志
🔥 Top keywords: メインページ飯豊まりえ高橋一生石丸伸二特別:検索キダ・タロー廣瀬智紀弥助三淵嘉子川栄李奈羽賀研二葛西美空岸辺露伴は動かない秋元優里鈴村健一ユージ虎に翼山崎育三郎STARTO ENTERTAINMENT乙黒えり出口夏希窪塚愛流木田美千代緒方賢一Never young beach田村正和ニューカレドニア猿の惑星シリーズマイケル・ゴードンプロポーズ大作戦 (テレビドラマ)スロバキア麿赤兒浅野温子笠松将竜とそばかすの姫堀田賢慎ラナルド・マクドナルド伊倉愛美仲野太賀