M-1グランプリ2023

2023年に日本で開催された19回目のM-1グランプリ
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M-1グランプリ2023』(エムワングランプリ2023)は、吉本興業朝日放送テレビ(ABCテレビ)主催[1]漫才コンクール「M-1グランプリ」の第19回大会。ABCテレビ・テレビ朝日系列にて放送。大会スローガンは「爆笑が、爆発する。[注 1]。優勝者は令和ロマン

M-1グランプリ2023
受賞対象結成15年以内の漫才師(2人以上)
開催日2023年12月24日(敗者復活戦、決勝)
会場テレビ朝日(決勝)
日本の旗 日本
主催M-1グランプリ事務局
吉本興業
朝日放送テレビ(ABCテレビ)
司会今田耕司
上戸彩
報酬賞金1000万円他
最新受賞者令和ロマン
公式サイト公式サイト
テレビ/ラジオ放送
放送局ABCテレビ・テレビ朝日系列
放送時間2023年12月24日
18時30分 - 22時10分

概要

通算19回目の開催となった2023年大会には、プロ、アマチュア問わず8540組[注 2]がエントリー。2019年大会から5年連続で史上最多を更新した[2]

決勝戦は準決勝を勝ち上がった真空ジェシカ令和ロマンダンビラムーチョくらげモグライダーヤーレンズさや香カベポスターマユリカの9組、そして敗者復活戦を制したシシガシラを加えた10組で争われた。

12月17日、事前特番『超お宝映像で振り返る!M-1衝撃の瞬間SP』[3]にて審査員を発表。前大会から山田邦子博多大吉富澤たけし塙宣之中川家・礼二松本人志が続投、勇退を発表していた立川志らく[4]の後任として海原やすよ・ともこの海原ともこが就任することが発表された[5]。また、敗者復活戦の芸人審査員も併せて発表された(後述)。

大会の流れ

日付はいずれも2023年。

6月27日
エントリー受付開始。締切は8月31日[6]
8月1日 - 10月6日
1回戦
10月16日 - 10月19日
大阪2回戦
10月20日 - 10月27日
東京2回戦
10月29日 - 10月31日
京都・大阪3回戦
11月6日 - 11月8日
東京3回戦
11月20日
大阪準々決勝
11月21日 - 11月22日
東京準々決勝
12月7日
準決勝
12月24日
敗者復活戦
決勝[7]

予選

1回戦から準々決勝まで

1回戦は8月1日から10月6日にかけて開催。北海道、仙台、埼玉、千葉、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、沖縄に加え、新たに静岡が追加され、11都道府県での開催となった[8]。その後は東京、大阪・京都の2地区に分けて、10月16日 - 27日に2回戦、10月29日 - 31日に京都・大阪で3回戦、11月6日 - 8日に東京で3回戦、11月20日 - 22日に準々決勝が開催された。

前回大会までは、1回戦が免除となるシード権は前年の準決勝進出者に与えられていたが、本大会から準々決勝進出者にまで対象が拡大された[9]。そのため、1回戦は前年の3回戦敗退以下および不参加のコンビのみで争うことになった。

長らく予選の審査員を務めていた倉本美津留前田政二長谷川朝二の3人が本大会は審査員から外れることとなった[10]

エントリーした8540組中、3回戦に進出したのは376組。300組を超えたのは2018年大会以来で、2010年大会(341組)を上回り過去最多となった。11都道府県で開催された1回戦の全会場から3回戦以上の進出者が出た。準々決勝に進出したのは123組で、京都・大阪3回戦を通過したのは37組、東京3回戦を通過したのは86組。

準々決勝初進出組はモンスーンぐろうボニーボニーオーサカクレオパトラ、ウイスキーカノン、ハスキーポーズ、盆と正月、ジョックロック、釈迦虎、チューリップフィクサー(白桃ピーチよぴぴ、シゲカズです)、らぶらいken(らぶおじさん、今井らいぱちkento fukaya)、ヤングタウン(福島暢啓錦笑亭満堂)、人間横丁豆鉄砲ちゃんぴおんず戦慄のピーカブー、ミカボ、めっちゃ最高ズイチゴそいつどいつ、春組織、スーパーニュウニュウ、きっと君はくるさ、十九人ナユタ、マチルダ、1000(蓮見翔、園田祥太)、バンビーノ、Let Me Show You THE まごころ(友田オレ、ピボット福田)、きつね日和、やわら(鈴木バイダン、りゅうたろう)、オダウエダスタミナパンフランスピアノモシモシ、サブマごり押し(小籔千豊ムーディ勝山)、ジグザグジギー、コーツ(永田敬介、栗原泰之)、パーフェクトパワーズ(なかやまきんに君ケイン・コスギ)、いぬの40組。

話題を集めたコンビ

今大会からナイスアマチュア賞に加え、1回戦全日程を通して「小学生以下のメンバーのみで構成された組」の中から印象に残った漫才師たちへの「ナイスキッズ賞」、同じく1回戦全日程を通して方言や伝統衣装を使用したり、名物や名跡をテーマとしたり、日本全国の民俗的特色を活かした漫才で各エリアを盛り上げてくれた漫才師たちへの「ジモトスター賞」が導入されている[11]

  • スタミナパン」(麻婆、トシダ タカヒデ) - 長らく1回戦、2回戦敗退で終わっていたが、本大会で準決勝進出。エントリーナンバーが6000番台のコンビとして初めて準決勝に進出した。敗者復活戦で披露したネタ「YouTuber」の内容を再現した動画が話題となった[12]
  • ナユタ」(オノハラ、ホリコシ) - 早稲田大学お笑い工房LUDOに所属する現役大学生コンビ[13]。準々決勝に進出し、「ベストアマチュア賞」を受賞[14][15]
  • 「サブマごり押し」(小籔千豊ムーディ勝山) - 吉本新喜劇元座長の小籔と、元「アイスクリーム」の勝山のコンビ。準々決勝進出[16]
  • 「パーフェクトパワーズ」(なかやまきんに君ケイン・コスギ) - 俳優のケインと、吉本興業を退所したフリー芸人のなかやまのコンビ。準々決勝進出[17]
  • 「カットミドルベイビーズ」(たいが、いおん) - ナイスアマチュア賞とナイスキッズ賞を受賞した[18]、8歳児と4歳児の実の兄妹コンビ。3回戦進出[19][20]
  • 「べじぽた」(福井俊太郎、SJ)- 2年前にラストイヤーを迎えたGAGの二人が結成したコンビ。3回戦に進出するも、本来3回戦はすべてYouTubeにて配信されるはずが、当コンビのネタが配信されなかったことで話題になった。その後、ネタは改めてYouTubeに投稿された[21]
  • 「ゆかいな議事録」(山本期日前、長島聡之) - 吉本興業所属の漫才師。3回戦で中国の政治を題材としたネタを披露し話題になった[22]
  • 「かっつーデカキン」(かっつーデカキン) - YouTuberのかっつーと、元芸人で現・YouTuberのデカキンのコンビ[23]。2回戦進出[24]
  • 「くまモン隊」(くまモン、お姉さん) - 熊本県マスコットキャラクターのくまモンと、「大阪くまモン隊」の女性のコンビ[25]。2回戦に進出し[26]、ジモトスター賞を受賞[18]
  • 「西尾市長と抹茶さん」(奥谷陽一郎、中村健) - 西尾市長の中村と、西尾茶協同組合の事務局長を務める奥谷のコンビ[27]。2回戦に進出し[28]、ジモトスター賞を受賞[18]
  • ラブリースマイリーベイビー」(ほのの、あいり) - ナイスアマチュア賞とナイスキッズ賞を受賞した女子小学生コンビ[29]。8月23日時点でナイスアマチュア賞の動画再生記録を更新する15万回以上再生を記録し[30]、コンビ名の元ネタとされる私立恵比寿中学tiktokでネタのカバーを披露するなどの反響を得て[31]、ナイスキッズ賞の上位にあたる「ベストキッズ賞」を受賞[18]。12月には100万回再生を達成したほか、これまでにナイスアマチュア賞を受賞した学生コンビのネタ動画の再生回数が数十万単位に急増するなどの影響を与えている。ほののは父親とのコンビ「デザインぱ」としてもM-1グランプリ2021でナイスアマチュア賞を受賞した経験がある[32]。2回戦進出[33]
  • 「とうはる」(木下斗聖、木下陽聖) - 松竹芸能養成所子役コースに所属する5歳の双子の兄弟によるコンビ[34]。メンバーの合計年齢(10歳)は、今大会最年少[35][36][注 3]。1回戦敗退[37]、ナイスキッズ賞受賞[18]
  • 「老害マックス」(野沢ダイブ禁止、かまぼこ体育館、としみつ、川崎誠) - モダンタイムス虹の黄昏のメンバーによる4人組。昨年に引き続き参加。実物の缶入りのチューハイを飲むボケをしようとしたところ野沢がそれをこぼし、スタッフから「出禁」を言い渡された旨のポストが話題となった[38]。1回戦敗退[39]

準決勝(予選)

12月7日に東京都のNEW PIER HALLにて開催。第18回(2022年)では準々決勝から勝ち上がるコンビが27組に絞られていたが、今大会では30組に増加[注 4]。これにTVerでの投票企画によってワイルドカード枠で進出したダブルヒガシを加え、31組が準決勝に出場した。

準決勝初進出はフースーヤぎょうぶ豪快キャプテンバッテリィズエバースシシガシラナイチンゲールダンスきしたかの鬼としみちゃむダブルヒガシ華山ドーナツ・ピーナツ20世紀、スタミナパンの13組。そのうちノーシードはフースーヤ、ぎょうぶ、ドーナツ・ピーナツ、20世紀、スタミナパンの5組。大会復活後(第11回(2015年)以降)としては初めて、女性芸人が1人も準決勝に進めなかった。

出番順はワイルドカード枠のダブルヒガシが1番手を、準決勝進出4度目のマユリカがトリを務めた[41]。この結果、真空ジェシカが3年連続、さや香が2年連続3度目、カベポスターが2年連続、モグライダーが2年ぶり2度目、令和ロマンダンビラムーチョくらげヤーレンズ、マユリカが初の決勝戦進出を果たした。

また、準決勝進出者の出番前に、ベストアマチュア賞を受賞した「ナユタ」がネタを披露したほか、ベストキッズ賞を受賞した「ラブリースマイリーベイビー」がゲストとして出演した。

敗者復活戦(予選)

会場は昨年までの六本木ヒルズアリーナから、新宿住友ビル・三角広場に変更され、史上初の屋内での開催となる。12月24日、決勝戦直前の14時40分に開演し、15時から生放送。ワイルドカード枠のダブルヒガシを除く21組に出場資格が与えられ、決勝戦進出の最後の1枠を争う。

審査方法も昨年までの視聴者投票から一新され、「サバイバルラウンド」と「ファイナルサバイバルジャッジ」の2ステージ制となった。

サバイバルラウンド(観客審査)

準決勝の順位を元に、21組が7組ずつ3つのブロックに分かれ、ネタ終了ごとに勝者を決めるブロックトーナメント。各ブロックの出番順は番組内で公表される。各ブロック2組目以降のネタ終了後、会場の観客からランダムで選ばれた審査員500名の投票で暫定勝者を決定[注 5]。投票率が少なかったコンビはその時点で敗退となる。これを繰り返し、各ブロックから1組ずつ、計3組が「ファイナルサバイバルジャッジ」に進出する。

Bブロックのトム・ブラウンの披露したネタがネット上で大きな話題となった[42][43]

投票の結果、Aブロックは7組目のヘンダーソン、Bブロックは6組目のナイチンゲールダンス、Cブロックは3組目のシシガシラが勝利した。

ファイナルサバイバルジャッジ(芸人審査)

サバイバルラウンドを勝ち残った3組の中で、最も面白かったコンビを芸人審査員が投票。得票数が最も多かったコンビが、敗者復活組として決勝戦に進出する。審査は投函式で、誰がどのコンビに投票したのかは発表されない。

芸人審査員は、柴田英嗣アンタッチャブル)、野田クリスタルマヂカルラブリー)、渡辺隆(錦鯉)、山内健司かまいたち)、石田明NON STYLE)が務めた[44][注 6]

投票の結果、シシガシラが4票、ヘンダーソンが1票を獲得し、シシガシラが決勝戦に進出した。

決勝戦

ファーストラウンド

出番順を決める「笑神籤(えみくじ)」を引き演者を発表する役割には、2023 ワールド・ベースボール・クラシック にて侍ジャパンを優勝に導いた、前監督の栗山英樹読売ジャイアンツ岡本和真が招かれた。

1組目:令和ロマン【648点[45] / 暫定1位 → 3位通過】
コンビで今大会の最年少ファイナリスト。少女漫画のベタな設定をテーマとしたしゃべくり漫才を披露。トップバッターとしての歴代最高得点を大幅に更新し[注 7]、松本は「審査員泣かせ。一発目でここまでウケられると[46]:1後がつけられない。80点台はないと思った」と述べ、礼二は「ここ何年かのトップで1番すごかった。ボケのくるまくんの度胸は才能」と語った。また、塙は「ラジオにも何度か来てもらったが平場も強い」と発言したが、大吉は「めちゃくちゃ面白くて新しい感じがしたが、後半の漫才のたたみ方が勿体無かった」と評した。最終的に3位に残り、第5回大会(2005年)の笑い飯以来となる、トップバッターからの最終決戦進出を果たした。
2組目:シシガシラ【627点[45] / 暫定2位 → 9位】
今大会の敗者復活組。ツッコミの浜中がボケの脇田の言葉に対してコンプライアンスを指摘しつつも、自身は脇田の薄毛を弄るしゃべくり漫才を披露[46]:2。塙は「ハゲネタだけだった。爆発力がそこまでいかなかった[46]:2」、大吉は「やりたい事はわかるがもっと面白くなりたい状態が続いていたのが爆発しなかった理由」と述べた。松本は「ツカミはめちゃくちゃ面白かった。それだけにハゲネタはやめたほうがよかったかなという[46]:2」と語ったが、これに対し浜中は「ハゲネタしか持っていない場合どうすれば」と問いかけ笑いを誘った。
3組目:さや香【659点[45] / 暫定1位 → 1位通過】
ホームステイを題材にしたしゃべくり漫才を披露。礼二は「中盤笑いの来なかった所もあったが最後盛り返した。流石さや香」と述べた。大吉は「相変わらずどんどん展開があり[46]:2最後も裏切りがありすごく面白かった」、塙は「漫才はめちゃくちゃ上手いし面白いが、ホームステイという題材が自身にはピンとこず、2人の怒りが段々面白くなった」と語った。対して松本は「令和ロマンは超えてない[46]:2かなと思ってしまった」と相対評価により点数が伸びなかったと語った。
4組目:カベポスター【635点[45] / 暫定3位 → 6位】
ボケの永見が学校で起こっていた怪奇現象を語る[46]:3しゃべくり漫才を披露。邦子は「コンビネーションがよく[46]:3安定感があった。品がいい」と述べ、礼二は「ネタは間違いないが爆発の数が少なかったのかも」と評した。またともこ、富澤、大吉は漫才の最後にツッコミの浜田が噛んだことに触れつつ評価には関係ないと明言した。松本は「4分に向いていない。6分あればどんどん面白くなった、勿体無い」と言いつつ「カベポスターの漫才は好きだが壁がぺろんと…」とやはり浜田が噛んだことに触れ笑いを誘った。
5組目:マユリカ【645点[45] / 暫定3位 → 4位】
ボケの阪本が夫、ツッコミの中谷が妻に扮し、夫婦喧嘩を題材としたコント漫才を披露。富澤は「中谷くんはトーンが高くても全部ちゃんと聞こえる。阪本くんは喋っていない時でも演技がとても上手い」と述べ、松本は「心地の良い笑いの上がっていき方。気持ちよく聞けた[46]:3」と語った。またともこは「最後に爆発的なものがあるのはすごい」と発言したが、大吉は「相当緊張していたのかなと。このネタはもっと面白くもっと爆発するんだろうなと」と評した。また邦子、松本、ともこは終始マユリカのキャッチコピーである「ずっとキモダチ[46]:3」と容姿に関する弄りが見られた。
6組目:ヤーレンズ【656点[45] / 暫定2位 → 2位通過】
ボケの楢原が大家に扮し、ツッコミの出井が引越しの挨拶を行うコント漫才を披露。ともこは「ずっとニヤニヤしていてずっと面白かった[46]:4。中に入りたかった」と述べ、松本は「ずっと面白い[46]:4。後半は笑いすぎて観客が疲れちゃった。全ボケ誰かにはハマるようにできている」と評した。礼二は「M-1によく合ったネタ。くるまくんと同じで雰囲気を持っている」と発言し、塙は「今日出たコンビの中で1番テーマがわかりやすかった」と語ったが、大吉は「令和ロマンと同じで最後が勿体無い」と述べた。
7組目:真空ジェシカ【643点[45] / 暫定5位 → 5位】
ボケの川北が「Z画館[46]:4」にガクを赴かせる大喜利形式のコント漫才を披露。大吉は「このネタはこの2人にしかできない」と述べ、塙は「もっと訳の分からないネタもやってもらいたい」と語り、ともこは「もっと奇抜なことができるのでは[46]:4と期待した」と発言した。対して松本は「笑いは遠近感」という自論を展開し、「真空ジェシカは今年ちょうど良い距離感だった。敗退か」と語った。
8組目:ダンビラムーチョ【631点[45] / 暫定7位 → 8位】
ボケの大原が副業でカラオケボックスを始め、その伴奏を大原自ら演じてみせる[46]:5という設定の音曲漫才を披露。富澤は「面白かったが1曲目にそんなに長く使わなくても良いのかな[46]:5という」、ともこは「最初が長く入り込めなかった。途中からも入りづらいタイプの漫才」と述べ、塙は「年配の方は認める芸」、松本は「俺には刺さらなかった」と語った。
9組目:くらげ【620点[45] / 暫定9位 → 10位】
ボケの杉が忘れたものに関してツッコミの渡辺が数多の候補を挙げる形式のしゃべくり漫才を披露。松本は「嫌いではないが、なぜそこまでウケなかったのか自分もわからない。少しミルクボーイを思わせたのかも[46]:5」と述べ、大吉は「劇場や営業ではウケると思うが、同じ味のボケの段積み[46]:5なので点数が伸びなかった」と語った。また塙は「どんな人たちなのか4分では伝わらなかった」、邦子は「女の子が懐かしいと思うものがたくさん出てきた。女子にはいいと思う」と発言した。
10組目:モグライダー【632点[45] / 7位】
コンビで今大会の最年長ファイナリスト。空に太陽がある限り[46]:6の一節を引用した音曲漫才を披露。ともこは「人が出る漫才が好き。時間が経つのが早く感じた」と述べ、礼二は「もっと笑いが来てもよかった。歌ネタだが2人らしく高度なことをしている」と語った。大吉は「歌ネタの宿命。歌詞と展開を観客がわかっているので如何に爆笑をとるか」と発言し、富澤は「ともしげができすぎていた[46]:6」と語ったが、松本は「待ち疲れと売れたことによる練習不足[46]:6」と述べた。

最終決戦

最終決戦はファーストラウンド1位のさや香、2位のヤーレンズ、3位の令和ロマンの3組で争われた。前回と同様、CM中にファーストラウンド上位の組からネタ順を選択することになり、その結果、令和ロマン、ヤーレンズ、さや香の順にネタを披露することとなった[注 8]

1組目:令和ロマン
髙比良が町工場を舞台としたドラマを見たと主張し、それを再現する形式のコント漫才を披露した[48]
2組目:ヤーレンズ
楢原がラーメン屋の店主に扮するコント漫才を披露した[48]
3組目:さや香
新山が四則演算の他に新たに「見せ算」が必要だと主張するしゃべくり漫才を披露した[48]

最終投票では、邦子、富澤、ともこがヤーレンズに、大吉、塙、礼二、松本が令和ロマンに投票[45]。4票を獲得した令和ロマンが19代目王者となった。

また、ファーストラウンドとは逆の結果に終わったさや香に対し、邦子が「最後のネタが良くなかった[46]:7」と発言する場面が見られた。

結果

準決勝(結果)

  • コンビ名、所属事務所は出場当時、結成年の太字はラストイヤー。
  • 金背景は決勝戦進出者。
グループコンビ名所属事務所No.結成年準決勝進出歴結果
Aダブルヒガシ[注 9]吉本興業36652014年1/初進出敗退
ぎょうぶ吉本興業11972018年1/初進出敗退
きしたかのマセキ芸能社22452012年1/初進出敗退
ドーナツ・ピーナツ吉本興業46402014年1/初進出敗退
ママタルトサンミュージックプロダクション11662016年2/2年連続 2回目敗退
フースーヤ吉本興業3032016年1/初進出敗退
トム・ブラウンケイダッシュステージ37692009年3/4年ぶり 3回目敗退
Bカ/華山吉本興業45322012年1/初進出敗退
スタミナパンソ/SMA61482014年1/初進出敗退
ゴ/豪快キャプテン吉本興業13332019年1/初進出敗退
オズワルド吉本興業13212014年5/5年連続 5回目敗退
ヘンダーソン吉本興業10192008年2/2年ぶり 2回目敗退
くらげ吉本興業21092018年2/4年ぶり 2回目通過
バッテリィズ吉本興業13402017年1/初進出敗退
シン/真空ジェシカプロダクション人力舎242012年3/3年連続 3回目通過
Cナイチンゲールダンス吉本興業21572017年1/初進出敗退
オニ/鬼としみちゃむ吉本興業26202017年1/初進出敗退
レ/令和ロマン吉本興業19552018年3/2年連続 3回目通過
ニッポンの社長吉本興業59112013年4/3年ぶり 4回目敗退
ダイタク吉本興業38512009年5/2年ぶり 5回目敗退
ニ/20世紀吉本興業46482014年1/初進出敗退
エバース吉本興業17872016年1/初進出敗退
モグライダーマセキ芸能社22422009年2/2年ぶり 2回目通過
Dダンビラムーチョ吉本興業20662011年3/2年連続 3回目通過
ヤーレンズケイダッシュステージ26132011年2/2年連続 2回目通過
ロングコートダディ吉本興業42262009年5/5年連続 5回目敗退
ななまがり吉本興業22412008年2/2年連続 2回目敗退
シシガシラ吉本興業20552018年1/初進出敗退
さや香吉本興業36382014年4/3年連続 4回目通過
カベポスター吉本興業39202014年4/4年連続 4回目通過
マユリカ吉本興業26172011年4/3年連続 4回目通過

敗者復活戦(結果)

  • コンビ名、所属事務所は出場当時、結成年の太字はラストイヤー。
  • サバイバルラウンドの太字は各試合の勝者、金背景はファイナルサバイバルジャッジ進出者。
  • 成績表の金背景は決勝戦進出者。
成績コンビ名
所属事務所
No.結成年敗者復活戦
出場歴
ブロック
出番順
芸人審査
得票数
1位シシガシラ
吉本興業
20552018年1/初出場C-3番4票
2位ヘンダーソン
吉本興業
10192008年2/2年ぶり 2回目A-7番1票
3位ナイチンゲールダンス
吉本興業
21572017年1/初出場B-6番0票
観客審査
敗退
カ/華山
吉本興業
45322014年1/初出場A-1番
ぎょうぶ
吉本興業
11972018年1/初出場A-2番
ロングコートダディ
吉本興業
42262009年3/3年ぶり 3回目A-3番
ニッポンの社長
吉本興業
59112013年4/3年ぶり 4回目A-4番
ニジ/20世紀
吉本興業
46482014年1/初出場A-5番
ママタルト
サンミュージックプロダクション
11662016年2/2年連続 2回目A-6番
ゴ/豪快キャプテン
吉本興業
13332019年1/初出場B-1番
オニ/鬼としみちゃむ
吉本興業
26202017年1/初出場B-2番
スタミナパン
SMA
61482014年1/初出場B-3番
トム・ブラウン
ケイダッシュステージ
37692009年2/4年ぶり 2回目B-4番
エバース
吉本興業
17872016年1/初出場B-5番
オズワルド
吉本興業
13212014年2/2年連続 2回目B-7番
ドーナツ・ピーナツ
吉本興業
46402014年1/初出場C-1番
きしたかの
マセキ芸能社
22462012年1/初出場C-2番
ダイタク
吉本興業
38512009年5/2年ぶり 5回目C-4番
ななまがり
吉本興業
22412008年3/2年連続 3回目C-5番
バッテリィズ
吉本興業
13402017年1/初出場C-6番
フースーヤ
吉本興業
3032016年1/初出場C-7番
サバイバルラウンド Aブロック 得票率
試合暫定勝者組ネタ終了組
コンビ名得票率コンビ名得票率
第1試合カ/華山52%ぎょうぶ48%
第2試合華山13%ロングコートダディ87%
第3試合ロングコートダディ68%ニッポンの社長32%
第4試合ロングコートダディ62%ニジ/20世紀38%
第5試合ロングコートダディ48%ママタルト52%
第6試合ママタルト41%ヘンダーソン59%
サバイバルラウンド Bブロック 得票率
試合暫定勝者組ネタ終了組
コンビ名得票率コンビ名得票率
第1試合ゴ/豪快キャプテン11%オニ/鬼としみちゃむ89%
第2試合鬼としみちゃむ47%スタミナパン53%
第3試合スタミナパン47%トム・ブラウン53%
第4試合トム・ブラウン20%エバース80%
第5試合エバース33%ナイチンゲールダンス67%
第6試合ナイチンゲールダンス73%オズワルド27%
サバイバルラウンド Cブロック 得票率
試合暫定勝者組ネタ終了組
コンビ名得票率コンビ名得票率
第1試合ドーナツ・ピーナツ70%きしたかの30%
第2試合ドーナツ・ピーナツ15%シシガシラ85%
第3試合シシガシラ72%ダイタク28%
第4試合シシガシラ53%ななまがり47%
第5試合シシガシラ78%バッテリィズ22%
第6試合シシガシラ60%フースーヤ40%

決勝戦(結果)

得点・得票詳細の装飾の意味
金背景1位通過、優勝
銀背景2位通過
銅背景3位通過
赤文字審査員別の最高評点
青文字審査員別の最低評点
赤太文字全体の最高評点
青太文字全体の最低評点
  • 順位は最終決戦に進出したコンビは票数、それ以外のコンビはファーストラウンドの得点による順序。
  • 所属事務所は出場当時。
  • 敗者復活組はキャッチコピーが無いため、「(敗者復活組)」とする。
  • 順位や得点などをまとめた表は、矢印がついたセルをクリックすると、昇順、降順、元の順の順番で並び替えられる。
順位コンビ名
所属事務所
No.結成年決勝進出歴キャッチコピーファースト最終決戦
出番得点出番得票
1/優勝レ/令和ロマン
吉本興業
19552018年1/初進出エキセントリックルーキー1番648点1番4票
2位ヤーレンズ
ケイダッシュステージ
26132011年1/初進出ノンストップ・ウザ6番656点2番3票
3位さや香
吉本興業
36382014年3/2年連続 3回目激情リベンジ3番659点3番0票
4位マユリカ
吉本興業
26172011年1/初進出ずっとキモダチ5番645点
5位シ/真空ジェシカ
プロダクション人力舎
242012年3/3年連続 3回目アンコントロールIII7番643点
6位カベポスター
吉本興業
39202014年2/2年連続 2回目草食系ロジカルモンスター4番635点
7位モグライダー
マセキ芸能社
22422009年2/2年ぶり 2回目メジャーポンコツ10番632点
8位ダンビラムーチョ
吉本興業
20662011年1/初進出M-POP8番631点
9位シシガシラ
吉本興業
20552018年1/初進出(敗者復活組)2番627点
10位くらげ
吉本興業
21092018年1/初進出純情!ワイシャツとアロハ9番620点
ファーストラウンド得点詳細
出番順コンビ名得点計邦子大吉富澤ともこ礼二松本
1レ/令和ロマン64892919493949490
2レ/シシガシラ62787889190929188
3レ/さや香65998949593969489
4レ/カベポスター63594898889959288
5レ/マユリカ64592909692929291
6レ/ヤーレンズ65693919793969393
7レ/真空ジェシカ64390959391919192
8レ/ダンビラムーチョ63193899291908987
9レ/くらげ62089878990899086
10レ/モグライダー63287899091939191
最終決戦得票詳細
出番順コンビ名得票数邦子大吉富澤ともこ礼二松本
1レ/令和ロマン4
2レ/ヤーレンズ3
3レ/さや香0
最高評点98点
山田邦子(さや香)
最低評点86点
松本人志(くらげ)
平均点639.6点

記録

  • 今回からシード権が前年の準々決勝以上の進出者に拡大された。その影響で第9回(2009年)以来10大会ぶりにノーシードからの決勝進出者が現れなかった[注 10]
    • また、準決勝を勝ち上がったコンビがすべて準決勝経験組になったのは第10回(2010年)以来9大会ぶりで、M-1復活後(2015年以降)では初である。これにより、敗者復活戦初出場組が第11回(2015年)以降で最多となる13組となった。
  • プロダクション人力舎所属コンビ(真空ジェシカ)が3年連続で決勝進出したことで、同数であったワタナベエンターテインメントを抜いて非吉本勢で最も決勝戦出場回数が多い事務所となった(7回)。
  • ケイダッシュステージ所属コンビ(ヤーレンズ)の決勝進出は、第14回(2018年)のトム・ブラウン以来5年ぶり3組目。
  • M-1史上初めて、準決勝以降(敗者復活戦を含む)に女性芸人が1人も登場しない大会となった。
  • 2年連続でラストイヤーのコンビが決勝進出しなかった。
  • 第12回(2018年)以来5年ぶりに、前年度の最終決戦進出コンビ(さや香)が準決勝を通過した。
    • 一方で、第12回(2016年)から7組連続[注 11]で、前年度の3位コンビが準決勝までに敗退している(敗者復活での決勝進出を含む)。決勝進出を逃したのも第16回(2020年)から4年連続。
前年度の2位コンビ前年度の3位コンビ
名前最終結果名前最終結果
2016銀シャリ優勝(準決勝通過)ジャルジャル準決勝敗退
2017和牛決勝2位(準決勝通過)スーパーマラドーナ決勝4位(敗者復活戦通過)
2018和牛決勝2位(準決勝通過)ミキ決勝4位(敗者復活戦通過)
2019和牛決勝4位(敗者復活戦通過)ジャルジャル前年度がラストイヤー
2020かまいたち前年度がラストイヤーぺこぱ準決勝敗退
2021おいでやすこが不参加見取り図準決勝敗退
2022オズワルド決勝7位(敗者復活戦通過)インディアンス準々決勝敗退
2023さや香決勝3位(準決勝通過)ロングコートダディ準決勝敗退
  • 第11回(2015年)のトレンディエンジェル以来、8年ぶりに決勝戦未経験コンビが敗者復活戦を通過した(シシガシラ)。
  • M-1史上初めて、決勝戦の女性審査員が2名となった(山田邦子、海原ともこ)。
  • 2年連続で邦子の最高評点と最低評点の差が、全審査員の中で最も大きい「11点」となった。
  • モグライダーが第2回(2002年)のハリガネロック以来、実に17大会ぶり(21年ぶり)となる、ファーストラウンドの1組目と10組目を両方経験したコンビとなった。
  • 第15回(2019年)から5年連続で、初出場組が最下位で終わっている。また、今回最下位となったくらげはファーストラウンド9組目から最下位で終わった初のコンビとなった。
  • 令和ロマンがファーストラウンドでトップバッターとしての最高得点を10点以上更新する「648点」を獲得[注 7]し、第5回(2005年)の笑い飯以来、実に14大会ぶり(18年ぶり)となるトップバッターからの最終決戦進出、さらに第1回(2001年)の中川家以来となる、史上2組目のトップバッターからの優勝を成し遂げた[49]
    • ファーストラウンドのトップバッターにおいて、全審査員から90点以上の得点を獲得したのは大会史上初めてである。
    • 決勝初出場での優勝は、第15回(2019年)のミルクボーイ以来4年ぶり。
    • 大会復活後、結成10年未満での優勝は、第17回(2021年)の錦鯉以来2年ぶり3組目。
    • 第16回(2020年)から4年連続でファーストラウンドを1位で通過していないコンビ、非関西出身のコンビが優勝した。
    • 第18回(2022年)から2年連続でファーストラウンド3位通過のコンビが優勝した(第18回:ウエストランド、第19回:令和ロマン)。
    • 第13回(2017年)のとろサーモン以来、6年ぶりにNSC出身のコンビが優勝した。
    • 第16回(2020年)のマヂカルラブリー以来、3年ぶりに吉本興業所属のコンビが優勝した。
    • 最終決戦の投票で審査員6人目の礼二の票が開票された時点で、令和ロマンとヤーレンズが3票で同数となり、7人目の松本の票により優勝が決まった。7人目で優勝が決まったのは第5回(2005年)のブラックマヨネーズ以来、2組目。また、6人目の礼二まではヤーレンズ、令和ロマンと交互に開票される形となった。
    • 第14回(2018年)の霜降り明星以来5年ぶりに平成生まれ及び20代のコンビが優勝した。
    • 令和ロマンの芸歴5年8か月は、優勝者として最短芸歴である[注 12]
  • 第3回(2003年)のフットボールアワー以来、実に16大会ぶり(20年ぶり)にファーストラウンド1位通過を複数回(2年連続2回)経験したコンビ(さや香)が現れた。
    • また、さや香は「ファーストラウンド1位通過からの最終決戦敗退」を複数回(2年連続2回)経験した初のコンビとなった。 
  • 第8回(2008年)のオードリー以来、実に11大会ぶり(15年ぶり)にケイダッシュステージ所属のコンビ(ヤーレンズ)が2位となった。
  • 第10回(2010年)のパンクブーブー以来、9大会ぶり(13年ぶり)にファーストラウンド1位のコンビ(さや香)が最終決戦で票を獲得できなかった。
  • 第15回(2019年)以来4年ぶりにファーストラウンド各組の得点が10組全て異なる点数となり、同点で終えた組が現れなかった。

三連単人気ランキング

三連単順位予想キャンペーンの1番人気は「さや香・令和ロマン・真空ジェシカ」。2番人気と3番人気は番組内と公式サイトで矛盾が起きており、番組内では「令和ロマン・さや香・真空ジェシカ」、公式サイトでは「さや香・真空ジェシカ・令和ロマン」が2番人気とされている。

人気コンビ名実際
1番さや香3位
2番令和ロマン1位
3番真空ジェシカ5位
4番モグライダー7位
5番カベポスター6位
6番敗者復活(シシガシラ)9位
7番マユリカ4位
8番ヤーレンズ2位
9番ダンビラムーチョ8位
10番くらげ10位

紹介VTR

前回と同様、敗者復活組を除く決勝進出コンビ9組の紹介VTRでは、「○○(コンビ名)とは―」というテロップに、ナレーションの「2人は言う」のあとに、返答がテロップで表記された。

コンビ名○○(コンビ名)とは―
令和ロマン他人事。
さや香ほぼケンカ
カベポスターおだやかで急。
マユリカ鼻につく。
ヤーレンズおしゃべり。
真空ジェシカ状態異常。
ダンビラムーチョ明るく楽しく。
くらげ存在意義。
モグライダーどう転ぶかわからない

社会的反応

PR効果測定ツール「Qlipper」のデータによると、M-1グランプリ2023のニュース記事の総数は過去大会から大きく減少した。特に最終決戦に進出した3組の記事数が過去大会と比べて少なく、優勝者である令和ロマンの記事数はウエストランドの69.4%、錦鯉の77.7%に留まった。松本人志の週刊文春報道が12月26日から芸能ニュースの支配的話題となり、その後も2024年1月1日の能登半島地震、2日の羽田空港における衝突事故が社会的に大きな影響を与えたことで、エンタメに関するニュースが配信されにくくなったことが要因とされる[50]

大会から1か月間の記事数
記事数PV
202119,125153,271,604
202218,337198,483,880
202313,062176,623,012

一方で、優勝者の令和ロマンが慶應義塾大学お笑い道場O-keis出身であることや、ベストアマチュア賞を受賞したナユタが早稲田大学お笑い工房LUDO所属の現役大学生であったことから、大学のお笑いサークルへの注目が高まった[51]

スタッフ

  • M-1グランプリ2023事務局:神夏磯秀、武井大樹、真鍋理恵、原田恵子、佐久間浩、川原健太、中村文治、神近梨子
  • 構成:石原健次
  • 予選審査員(50音順):浅利哲也、大井洋一、スマイルメロディー、田中直人、ハスミマサオ、森、柳しゅうへい、やまだともカズ、山田泰葉、吉原洋、和田義浩
  • ナレーション:畑中ふうアラン・JSayoko Kameiパトリック・ユウ
  • 〈スタジオ技術〉
  • 〈スタジオ美術〉
  • 〈編集〉
  • 〈ABCテレビ本社 Cサブ〉
  • 〈新宿三角広場 敗者復活会場〉
  • 編成:鈴鹿相哉・田上英幸・森川亜紀・佐藤有(ABCテレビ)
  • 番組宣伝:衣川淳子・森下玲奈(ABCテレビ)
  • デジタル:石橋義史、佐々木匡哉
  • 営業:浅井龍平
  • キャスティング:田村力(ビーオネスト)
  • 協力: よしもとブロードエンタテインメント、ビープス、tv asahi create、アイネックス、デジアサ、テイクシステムズ、テルミック、 tv asahi service、テレビ朝日映像、イングス、東京オフラインセンター
  • 映像提供:テレビ西日本、フジテレビ、CONTENTS LEAGUE
  • 画像提供:
  • AD:
  • デスク:
  • AP:
  • SAP:亀松ゆき子
  • ライブラリ統括:
  • フロアディレクター:
  • 取材ディレクター:
  • ディレクター:
  • モニター演出:岡部友明
  • VTRディレクター:成瀬樹・松井彰吾(ABCテレビ)
  • VTR演出:米嶋航平
  • VTR構成:浦田拓
  • 総合演出:下山航平(ABCテレビ)
  • プロデューサー:北村誠之・芝聡・髙木真也・矢野政臣・大橋洋平(ABCテレビ)、武井大樹・真鍋理恵(吉本興業)、本岡豊基・風見昌弘(WINS WIN)、岡本真一郎
  • チーフプロデューサー:栞山哲治(ABCテレビ)、神夏磯秀(吉本興業)
  • 制作協力:H2O
  • 協力:テレビ朝日
  • 制作:ABC TV、吉本興業

配信されたコンテンツ

特記の無いものはYouTubeにて配信。なお、前回まではZホールディングス(現・LINEヤフー)が運営しているGYAO!でもM-1グランプリの一部コンテンツを配信していたが、同サービスが2023年3月で終了したため、今回からはNTTドコモが運営しているLeminoに変更することになった[52]

M-1グランプリ2023 開催記者会見
司会は川島明斎藤真美が担当。前年度王者のウエストランドや、前年度ファイナリストのロングコートダディヨネダ2000オズワルドキュウダイヤモンド、決勝戦未経験かつ前年度セミファイナリストのビスケットブラザーズななまがりママタルトシンクロニシティが出席した[注 13][6]
1回戦TOP3
1回戦通過者のうち、日ごとの上位3組を配信。
ナイスアマチュア賞
1回戦にてその日のMCが最も印象に残ったアマチュアのネタを配信。
1回戦・1位通過ネタまとめ
1回戦を1位通過したネタを前後半に分けて配信。
直撃!インタビュー
2回戦出場者のネタ直後のインタビュー。
3回戦全ネタ
3回戦で披露されたネタを全て公開。
準々決勝ネタ
準決勝進出者を除く、準々決勝で披露されたネタを公開。TVerで配信され、ワイルドカードの投票受付終了後にYouTubeでも配信された。
キラリと光るマヂカルスターを探せ! 2023
Leminoにて3回に分けて配信。1回戦の中から厳選された、個性の強いネタを披露した「マヂカルスター」に、第16回大会(2020年)王者のマヂカルラブリーがコメントする。
ナイスキッズ賞、ジモトスター賞
それぞれの賞を受賞したコンビが1回戦で披露したネタを公開。ナイスアマチュア賞との重複も含まれる。
決勝進出者発表記者会見
準決勝を通過したファイナリスト9組と、今大会で一新された敗者復活戦のルールを発表。司会はマヂカルラブリー。12月7日にTVerにて生放送で配信され、12月16日にYouTubeでも配信された。
敗者復活ネタ
敗者復活戦で披露されたネタを全て公開。
決勝ネタ
Leminoにて、決勝戦で披露されたネタを全て公開。YouTubeでは2024年1月26日にファーストラウンド全組[53]、2月1日に最終決戦3組が公開された[54]

公式関連出版物

  • 『M-1グランプリ2023 公式ガイドブック』ヨシモトブックス、ABCアーク、2023年12月13日。ASIN B0CN1KWHW3[55]

脚注

注釈

出典

外部リンク